早いもので、今年もあとわずかで終わりです。せっかくなので、けさはこの場を借りて、私の1年間の仕事を振り返ってみたいと思います。

いきなりネガティブな出だしで申し訳ないのですが、私が今年を振り返って最初に出てくる感想は「しんどかった」です。私たちのチームにとってこの1年間は、昨年から始まったリモートワークにも慣れ、いよいよ新しいサービスに本腰を入れていこうというタイミングでした。しかし、同じタイミングでメンバーの離職が続き、少ない人数で仕事を回すことを余儀なくされました。

「この難局を乗り越えるには、今まで以上にチームが結束しなければならない」。そう思って私が意識的に行ったことは、仕事が多そうなメンバーに自分から声を掛け、細かい業務を引き取ることでした。積極的にサポートに入ることでチーム内の仕事はスムーズに回り、サポートに入った相手からは感謝され、距離感も一層近くなりました。

しかし、やがて問題が起きました。私自身の本来の仕事が、今までよりも高いレベルを求められるようになってきたのです。上司から求められるレベルをなかなかクリアできず、しかも他のメンバーへのサポートは継続して行っていたので、私が仕事に割く時間は増え、反対にプライベートに割ける時間は少なくなっていきました。そのため、イライラすることが増え、せっかく距離感が近くなった他のメンバーに対しても、話しかけにくい雰囲気をつくってしまうようになりました。

しかし先日、見かねた上司が、私を食事に誘って話を聞いてくれました。私がイライラしている理由を聞いた上司は、こう言いました。「他のメンバーの仕事を積極的に手伝ってくれることには感謝している。だが、君はもう新入社員ではなく中堅社員だ。仕事を任されるだけでなく、任せることもできるようにならなければいけないよ」

私はハッとしました。私はこれまで「チームの人数が少ないから、きっと同僚や後輩も忙しいに違いない」と、彼らに仕事を振ることをせず、自分1人でこなすことばかりを考えていました。しかし、上司との会話の中でそれが誤りであることを知りました。同僚や後輩は忙しいものの、チームのサポートに入れないほどの仕事量ではありませんでした。それどころか、私が1人で仕事を引き取ることで、私自身の本来の仕事が遅れ、それを確認する上司に迷惑が掛かっていたのです。私はチームを気遣っているようで、実はチームのことが全く見えていませんでした。

ですから、来年は、仕事が多くて困っているメンバーがいたら、単に自分が引き取るのではなく、同僚や後輩も含め、誰がサポート役として適任なのかを考えられる社員になります。それには、メンバーが抱えている仕事の内容や量を正確に把握することが大前提になります。私は来年、皆さんの仕事を注意深く観察していきます。そして、中堅社員としてレベルを1段階上げ、仕事を「任され、任せる人」になります。

以上(2021年12月)

pj17082
画像:Mariko Mitsuda

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