皆さん、体調は大丈夫でしょうか。仕事が忙しいと、つい健康管理がおろそかになってしまいがちです。特に自身の健康を過信している人は気をつけてください。不規則な生活が続くと体調を崩しやすくなります。
体調を崩せば、最高のパフォーマンスは発揮できませんし、周りの人にも迷惑をかけることになってしまいます。これでは、せっかく日ごろの頑張りが、半減してしまいます。仕事をする上で、健康管理は必須条件なのです。
スポーツ選手の多くは、最高のパフォーマンスを発揮するのには「心・技・体」の充実が欠かせないといいます。少し違う意見としては、プロゴルファーの青木選手の提唱する「体・技・心」があります。
心が充実していないとよいパフォーマンス(仕事)が発揮できません。同様に体が充実していない状態、つまり健康を損っては、何もできないのです。「体・技・心」の優先順位は年齢によって変わるというのが私の持論です。20~30歳代は「心・技・体」、40歳代以上は「体・技・心」です。年齢を重ねるごとに、健康の重要度は増してくるのです。
多くの人は、健康が大切なのは分かっているし、健康を管理するためには何をやればいいかも知っているのです。問題なのは、健康管理を実践できない人が多いだけなのです。
ここにいる皆さんには、健康管理をしてもらいたいと思っています。毎日の生活を少し見直すだけでいいのです。
例えば、カリフォルニア大学のブレスロー博士が提唱した、「七つの健康習慣」です。これは以前に、「厚生白書(現在の厚生労働白書)」(当時)にも紹介されたものです。この習慣を実施している数が多いほど、病気が少なく、寿命が長くなるといわれています。
七つの健康習慣は、
1つ目は「適正な睡眠時間」
2つ目は「喫煙をしない」
3つ目は「適正体重を維持する」
4つ目は「過度の飲酒をしない」
5つ目は「定期的にかなり激しい運動をする」
6つ目は「朝食を毎日食べる」
7つ目は「間食をしない」
です。
いかがでしょう。どれも難しいものではありません。専門的な知識も、特別な道具もいりません。当たり前の生活を毎日続ける「意思」を持ち、実践するだけでよいのです。
これだけで健康的な生活が送れるのですから、ぜひ皆さんにも実践していただきたいと思います。ただ、どんなに気をつけていても体調を崩してしまうことはあります。そのときには無理をせずに、しっかりと休んでください。休むことも大事な健康管理です。
仕事をするだけでなく、充実した生活を送るにも体が資本です。健康管理に気をつけて、仕事にプライベートに最高のパフォーマンスを発揮できるようにしておきましょう。
以上(2022年9月)
op16460
画像:Mariko Mitsuda