おはようございます。皆さん、今、自分がどんな顔をしていると思いますか。少し眠たそうな顔の人や元気なさそうな顔の人がいます。はつらつとした顔や笑顔の人もいます。できれば、全員がはつらつとした顔であってほしいと思います。
皆さんは、「最近、元気そうだね」「いつも笑顔だね」と言われたことはありますか。今日は、「いい顔」についてお話ししたいと思います。
先日、知人の若手経営者と再会しました。私が初めて出会ったとき、彼は事業を始めたばかりの時期で、身なりはきちんとしているものの、どことなく頼りなさそうな印象でした。しかし、先日に再会したときは全く違い、非常にたくましく心強い印象を受けました。
そこで、私は彼の何が昔と違うのか、彼の何が変わったのかをじっと観察したところ、はっきりとそれを見つけました。それが「顔」でした。とにかく「いい顔」をしていたのです。顔立ちはなんとなく大仏様のようで、世間でいう「かっこいい」顔ではありません。しかし、「いい顔」になっていたのです。
顔はその人の暮らしぶりや性格、現在の生活を映し出す鏡です。例えば、日々何かに追われて苦労を重ね、何事も後ろ向きに考えるようになってしまった人からは笑顔が消え、一見して元気のなさそうな顔になります。
一方で、日々を元気に前向きに生きる人は、苦難に出あっても笑顔を絶やさず、何とかして乗り越えようとしています。
そのような人は、たとえ大変な時期であっても顔は明るく、たくましい印象を与えます。それが周囲には「いい顔」と感じられるのでしょう。
私は「いい顔」になるためには、前向きであること、誠実であること、健康であること、良い仕事をすること、良い人と触れ合うこと、そして少しばかりの自信をもつことが必要だと考えています。
最近は「第一印象は顔がすべて」「顔は履歴書」というような内容の書籍が出版されているようですが、「いい顔」をしている人の第一印象が良くなるのは当然でしょう。
「いい顔」は幸運や幸福を呼び寄せます。自分の周囲にも良い影響を与えることもできます。ですから、困ったときこそ「自分は今、『いい顔』をしているだろうか」と考えてみましょう。
誰でも、いつでも、その気になれば、表情だけでも「いい顔」を作ることはできます。まずは形から入りましょう。いい顔の基本は何より笑顔です。朝家を出る前、会社に着いたとき、人に会う前に、鏡をみながら、歯を出して「ニィーッ」と言いながら、笑顔を作ってください。毎日繰り返せば、私も皆さんも必ず「いい顔」になります。
私は、私自身が、そして皆さんが今日も一日「いい顔」でいられることを望んでいます。
以上(2023年1月)
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画像:Mariko Mitsuda