本書では、日本と世界の、石油や天然ガスといったエネルギー供給システムの現状を踏まえ、DX(デジタルトランスフォーメーション)を取り入れながら、効率的で効果的な制御システムをどう行うか、各国の事例を紹介しながら詳しく解説する。
カーボンニュートラルを実現するためにも、再生可能エネルギーの流通を増やすことが重要だが、それを推進するために、欧米から世界に広がりつつあるのが、再エネ電力供給での、「エネルギー価値」と「再エネ価値(環境価値)」の分離だ。今後はCO2量を取引するうえでも「グリーン電力証書」を発行し、運用する形となる。