【朝礼】今年、あなたはかわいがられ、信頼される存在でしたか？

2025年ももうすぐ終わろうとしています。今年1年間、本当にお疲れさまでした。年末年始はゆっくり休んで英気を養ってください。さて、今日は今年最後の朝礼なので、この1年間を振り返り、自己評価してもらいたいことがあります。テーマは、「この1年間、周囲からかわいがられ、信頼される存在であったか？」ということです。

例えば、上司から見てかわいい部下とは、「頑張っている部下」「一生懸命についてくる部下」「素直に教えを求めてくる部下」です。上司はそうした部下に目を掛けたくなるもので、いろいろなことを親身になって教え、チャンスも与えます。同様にお客様から見た場合、「少々の無理なら笑顔で応えてくれる相手」「こちらを考慮し、きちんと意見してくれる相手」「訪問後にお礼を言ってくる礼儀正しい相手」はかわいいものです。そうした相手には、「いつもよくしてもらっているし、新しい企画を相談してみようかな」と、やはりチャンスを与えたくなるものなのです。

大切なのは、明るいこと、素直なこと、真摯なことであり、こうした姿勢を貫いていれば、上司やお客様のほうからチャンスを与えてくれるようになります。それに応えていくと、周囲からの信頼を勝ち取ることができます。上司やお客様との関係が良好なことは、他の社員から見れば“できる社員”の証しです。また、さまざまな経験を通じて対応できるビジネスの範囲が広がれば、そこから次のチャンスにつながっていきます。

このような成長の好循環が生まれると、皆さんは他の人よりも早く、真っすぐに成長することができます。今、私が経営の立場にいられるのも、かつて上司や初めて担当したお客様に本当によくかわいがってもらえたからだと思っています。もちろん、独自に努力することは大切ですが、1人でできる経験は限られており、成長のスピードも速くありません。それならば、周囲の力を借りたほうがよいのは明白です。

ただし、上司もお客様も、かわいがる相手を選びます。そうした意味で、皆さんは選ばれた存在だったでしょうか。もしそうなら来年も、残念ながら違っていたら来年こそは、かわいがられる存在になってください。そうすれば、皆さんの可能性は大きく広がっていきます。

以上（2025年12月作成）

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画像：Mariko Mitsuda