【ポイント】
- 目標を立てても熱意が長続きしないという人は、目標の立て方に問題がある
- S(具体的)・M(測定可能)・A(達成可能)・R(関連性)・T(期限)を意識する
- 特にR(関連性)が重要、個人のスキルアップを組織の成果に結びつけよう
新年を迎え、皆さんも新たな目標を立てられたと思います。とはいえ、年初には意気込むものの、数カ月後には当初の熱意を失い、やがて目標自体を忘れてしまう、というのはよくある話です。そこで今日は、ジョージ・T・ドラン氏が提唱した目標設定の基本「SMARTの法則」を紹介します。
「S」はSpecific(具体的)。「営業力を上げる」ではなく、「新規顧客を月3件開拓する」。「スキルアップする」ではなく、「毎週5時間学習し、6月までに簿記2級を取得する」。誰が読んでも同じイメージを持てる言葉で表現することが重要です。
「M」はMeasurable(測定可能)。進捗が数値で見えなければ、今自分がどこにいるのか分かりません。「顧客訪問数」「受注率」「学習時間」など、測定できる指標を必ず設定してください。測定できなければ、改善もできません。
「A」はAchievable(達成可能)。高い目標は素晴らしいですが、初めから「不可能」と分かっている目標は、ただの願望です。現状のリソースとスキルで、努力を重ねれば届く。その絶妙なラインを見極めることが、継続の鍵です。
「R」はRelevant(関連性)。ここが最も重要です。仕事上の目標を立てる場合、その目標は会社の方針や部門の目標とつながっているでしょうか。個人のスキルアップが組織の成果に結びついて初めて、目標には「意味」が生まれます。自己満足で終わる目標では、周囲の協力も得られません。
「T」はTime-bound(期限)。「いつか」は永遠に来ません。「3月末までに」「第2四半期中に」と明確な期限を設定することで、逆算して今日すべきことが見えてきます。
私の今年の目標は、「毎月、部門の主要メンバー全員と1対1の面談を実施し、来年3月末までに従業員満足度調査のスコアを10ポイント向上させる」です。ちなみに、最も重要な「R」の部分は、会社の「人材定着率向上」という経営課題とひもづいています。皆さんもぜひ、このように目標を立ててみてください。SMARTな目標設定で、個人もチームも組織も成長する一年にしましょう。
以上(2026年1月作成)
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画像:Mariko Mitsuda