1 2年連続で賃上げする企業は87.8%!
2 賃上げを実施するか否か、何を基準に判断する?
3 賃上げする企業が求めている情報は?
4 どうやって、どの程度の賃上げをする?
5 賃上げ「しない企業」の経営者が考えていることは?
1 2年連続で賃上げする企業は87.8%!
春闘をはじめ、「賃上げ」に関する話題が今年も世間を賑わせています。そこで、昨年に引き続き、経営者315人を対象に、賃上げに関する緊急アンケートを行いました(2025年3月19日から3月27日まで)。前回のアンケート結果については、こちらをご確認ください。
今回は、「2025年度に賃上げを実施する」という企業が全体の36.5%、そのうち
「2年連続(2024年度・2025年度)」で賃上げを実施するという企業が、なんと87.8%
もいました。ちなみに、2年連続で賃上げすると答えた企業の2024年度(昨年度)の賃上げ率は、「3%以上」が最も多かったです。
2 賃上げを実施するか否か、何を基準に判断する?
ここからは、2025年度の賃上げの方針についての回答結果を紹介します。
まずは、賃上げをするか否かを判断するために重視する情報についてですが、「自社の業績」が圧倒的に多くなっています。
3 賃上げする企業が求めている情報は?
では、具体的にどれだけの企業が賃上げをするのでしょうか?
2025年度に賃上げを実施する企業は36.5%(このうち87.8%が2年連続での実施)で、2〜3年以内に実施するという企業は14.0%となっています。賃上げする企業が求めている情報は、助成金などに関する情報、社会保険料への影響に関する情報でした。少しでも賃上げの負担を軽減したいというところでしょう。
また、経営者が賃上げについて相談する相手は、顧問の税理士が最も多く、自社の取締役がこれに続きます。
賃上げを検討する際に参考となるリポートは以下の通りです。
4 どうやって、どの程度の賃上げをする?
賃上げの手法や賃上げ率はどうでしょうか。
賃金の範囲としては、「基本給のみ」が最も多く、基本給の他に手当や賞与も上げるという企業が続きます。かつては、基本給は上げず、手当や賞与を上げて対応する企業が多かったですが、2025年はそれよりも踏み込んだ賃上げを検討する企業が増えています。
具体的な賃上げ率は、「3%以上」が最も多いですが、その次は「5%以上」となっており、賃上げに対する企業の意気込みがうかがえます。
賃上げの手法については、ベースアップで実施する企業が最も多く、定期昇給が続きます。両方を行うという企業も多く、やはり賃上げに本気で取り組む企業が増えている状況を垣間見ることができます。
5 賃上げ「しない企業」の経営者が考えていることは?
これまでとは逆に、賃上げをしない企業の状況を紹介します。
なぜ、賃上げをしないのかについては、「業績の先行きが不透明だから」が圧倒的に多くなっています。前述した通り、賃上げをするか否かを判断するために最も重視される情報は「自社の業績」でした、やはり、業績が伴わない賃上げは難しいということでしょう。
どうなったら賃上げをするのかについては、これまで同様に業績が重視されていて、「業績好調が続くと確信できたとき」が圧倒的に多くなっています。
以上(2025年3月作成)
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画像:Mariko Mitsuda