書いてあること
- 主な読者:各業種の産業規模、経営指標などを知りたい経営者
- 課題:さまざまなデータを集める必要があり、時間や手間がかかる
- 解決策:事業所数や製造品出荷額等から近年の動向を把握する。経営指標で各業種の平均値を知る
1 業界動向
1)業界全体
2019年の製鋼を行わない鋼材製造業(表面処理鋼材を除く)の事業所数は376事業所(対前年比98.4%)、従業者数は4万1656人(対前年比102.3%)、製造品出荷額等は3兆3952億3100万円(対前年比100.2%)となっています。
1事業所当たりの従業者数は111人(対前年比104.0%)、現金給与総額は6億6100万円(対前年比103.9%)、原材料使用額等は67億5300万円(対前年比101.6%)、製造品出荷額等は90億3000万円(対前年比101.8%)、付加価値額は19億2800万円(対前年比96.6%)となっています。
従業者1人当たりの現金給与総額は597万円(対前年比99.9%)、製造品出荷額等は8151万円(対前年比97.9%)、付加価値額は1741万円(対前年比92.9%)となっています。
製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は74.8%(対前年比99.8%)、同付加価値額比率は21.4%(対前年比94.8%)、同現金給与総額比率は7.3%(対前年比102.0%)となっています。
2)熱間圧延業(鋼管、伸鉄を除く)
2019年の熱間圧延業(鋼管、伸鉄を除く)の事業所数は21事業所(対前年比100.0%)、従業者数は7568人(対前年比101.0%)、製造品出荷額等は8611億7700万円(対前年比96.3%)となっています。
3)冷間圧延業(鋼管、伸鉄を除く)
2019年の冷間圧延業(鋼管、伸鉄を除く)の事業所数は26事業所(対前年比100.0%)、従業者数は5788人(対前年比100.2%)、製造品出荷額等は6548億8700万円(対前年比97.4%)となっています。
4)冷間ロール成型形鋼製造業
2019年の冷間ロール成型形鋼製造業の事業所数は30事業所(対前年比93.8%)、従業者数は1178人(対前年比95.0%)、製造品出荷額等は1198億6300万円(対前年比99.8%)となっています。
5)鋼管製造業
2019年の鋼管製造業の事業所数は62事業所(対前年比100.0%)、従業者数は8173人(対前年比97.1%)、製造品出荷額等は6435億円(対前年比92.0%)となっています。
6)磨棒鋼製造業
2019年の磨棒鋼製造業の事業所数は54事業所(対前年比100.0%)、従業者数は3205人(対前年比97.7%)、製造品出荷額等は2163億5300万円(対前年比93.8%)となっています。
7)引抜鋼管製造業
2019年の引抜鋼管製造業の事業所数は36事業所(対前年比94.7%)、従業者数は2474人(対前年比95.0%)、製造品出荷額等は1035億600万円(対前年比96.9%)となっています。
8)伸線業
2019年の伸線業の事業所数は142事業所(対前年比98.6%)、従業者数は1万2817人(対前年比111.9%)、製造品出荷額等は7594億7700万円(対前年比121.2%)となっています。
2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)
経済産業省「2020年工業統計表 品目別統計表」には、製鋼を行わない鋼材製造業(表面処理鋼材を除く)関連の品目が掲載されていないため、ここに紹介することができません。
3 経営指標
以上(2022年1月)
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