【ポイント】
- 周りに遠慮して、休みを取らないようにしている人がいるかもしれない
- 不安を払拭するためには、「自分がいないと仕事が回らない」という状況を避ける
- 業務の見える化やお互いの声掛けで、柔軟で休暇を取りやすいチームを目指そう
おはようございます。夏真っ盛りのこの時期、休暇を取得してリフレッシュを考える人もいるでしょう。一方で、皆さんの中には、「今、休んでしまうと業務が滞るのではないか」「周りに迷惑が掛からないだろうか」などの不安から、周りに遠慮して休みを取らないようにしている人もいるかもしれません。
そのような不安を払拭するためには、「自分がいないと仕事が回らない」という状況をつくらないことが大切です。自分がいないと仕事が回らない状況は、一見すると自分がチームにすごく貢献しているように思えるかもしれません。しかし、それは同時に、チームが特定の個人に依存している状態ともいえます。これは健全な状態ではありませんし、自分自身が「いざというときに周囲のサポートを当てにできない」という気持ちになってしまいます。
こうした状況に陥らないためには、日ごろから自分が担当している業務の進捗を、他の人でも理解できるようにしておくことがあります。例えば、プロジェクト管理ツールなどで自分の仕事の進捗を他の人でも見えるようにするといった方法があります。また、ルーティーン業務や複雑な業務は、手順書を用意して他の人にもできる状態にするとよいでしょう。これによってチーム全体の多能工化が進み、予期せぬ事態にも柔軟に対応しやすくなります。
併せて、周囲のメンバーが「誰かが休んでも、迷惑は掛からない」と安心できるような雰囲気づくりも肝心です。「〇〇さん、この件で困っていることはないですか?」「何か手伝えることはありますか?」など、普段から周囲の状況に気を配り、声を掛け合うことで、お互いに助け合える関係性ができあがります。
いかがでしょうか? 休暇の取得は個人のプライベートの充実だけでなく、業務効率やパフォーマンス維持のためにも重要です。日ごろから業務の見える化やお互いの声掛けで、柔軟で休暇を取りやすいチームを目指しましょう!
以上(2025年8月作成)
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画像:Mariko Mitsuda