本書は、1981年にホンダに入社した浅木泰昭氏が、自身の技術者人生を振り返り、人材育成やリーダーの在り方について語っている。上司に文句を言う生意気な若造だった20代、変わり者の活躍で危機を乗り越えた経験、F1で世界一を達成した知見などから、F1参戦によって「危機に役に立つ人材」を育てられるという持論を展開する。
扱いにくい変わり者や、「俺ならできるかもしれない」という変な自信をつかんだ人間を育てておくことが、危機に備えることにつながるという。

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