けさは、もうすぐ新年度を迎えるにあたって、皆さんに改めて伝えたいことがあります。それは、

毎日多くの時間を費やすのだから、「仕事」を、もっと楽しめるようにしよう

ということです。

私は、日々の生活の中で仕事を最も優先してほしいと言っているわけではありませんし、「仕事におけるやりがいを見つけるべきだ」と無理に押し付けるつもりもありません。ただ、皆さんが毎日多くの時間を仕事に費やしていることは事実ですので、どうせなら、イヤイヤ取り組むより、楽しく取り組んでほしいと思うのです。もちろん、その大前提として、私は皆さんが楽しく仕事ができる会社にするよう努めることを約束します。

その上で、どうすれば「楽しい」と思えるようになるでしょうか。「楽しいと思える」を、「やっていてよかったと思える」「もっと頑張ろうと思える」「夢中になれる」「前向きに取り組める」などに置き換えると分かりやすいでしょう。これも人それぞれですが、私は、仕事が楽しいと感じる秘訣は、大きく次の3つに分けられるのではないかと考えています。

1つ目は「結果を出したとき」です。これは分かりやすいでしょう。達成感が得られるからです。営業であれば成約を取ってくる、目標の売り上げを達成するなどがあります。営業以外でも、仕事を効率化するなど「前年度よりこれができた」という結果を出せれば、達成感が味わえるでしょう。

2つ目は「ありがとうと言ってもらえたとき」です。これは理屈抜きにうれしく、「もっと頑張ろう」と思える原動力になります。一番うれしいのは、自分たちの商品やサービスを使ってくれているクライアントからの「ありがとう」でしょう。その他、協力ベンダーや業務委託先、上司や先輩、部下や後輩など、関わっている人たちから「ありがとう」と言ってもらえるのは励みになります。私は社会人になって最初に入った会社で、社長に「早く直属の上司から『ありがとう。君がいてくれてよかった』と言ってもらえるようになりましょう。まずはそれが第一歩です」と言われたことがいまだに忘れられません。働き方やコミュニケーションの取り方が変わっても、クライアントや一緒に仕事をする社内外の仲間からの感謝は、何物にも代え難い「楽しい」の源泉ではないでしょうか。

そして、3つ目に挙げたいのは、「仲間と苦楽を分かち合えたとき」です。仕事なので、笑って前向きに取り組める日だけではありません。つらい日、緊張感でピリピリする日も多々あります。それでも、社内外の仲間と話し、共有し、励まし合うことで前に進めることも多い。私はこれまでの経験から、そう思っています。

「結果を出す」「ありがとうと言ってもらえる」「仲間と苦楽を分かち合う」。新年度、この3つを意識してみてください。皆さんの仕事を、今よりも楽しいものにしていきましょう!

以上(2022年3月)

pj17092
画像:Mariko Mitsuda

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