できるビジネスパーソンは、朝からはつらつとしています。人は目覚めてから頭が働くようになるまでには時間がかかるものですが、できるビジネスパーソンは、出社後すぐに頭をフル回転させられるよう体調をコントロールしています。皆さんはどうですか。今すぐフル回転できますか。

朝、目覚めた途端に元気はつらつという人はまずいません。朝はいつもなんとなくぼんやりとしているという人のほうが圧倒的に多いと思います。ですが、中には元気はつらつで出社してくるビジネスパーソンがいるのも事実です。そうした人は朝目覚めてから出社するまでの間に、心身をぼんやりモードからはつらつモードに切り替えているのです。

私の知人に、朝、起きたらベッドの上で、目覚めのストレッチをする人がいます。体が軽くなり、すっきりと目が覚めるといいます。この知人は、ベッドから出るときには、既にはつらつモードになっているというから驚きです。

多くの人は、顔を洗う、歯磨きをする、朝食を食べる、通勤時間を利用するなどして、出社するまでの間に、心身をぼんやりモードからはつらつモードに切り替えていることでしょう。

皆さんの中に、出社してからぼんやりモードを徐々にはつらつモードに切り替えるという人がいるかもしれませんが、これでは困ります。午前中は試運転の時間ではないのです。

私は皆さんに、朝からはつらつと仕事をしてもらいたいと思っています。

それには、どうすればよいでしょうか。答えは、早起きです。例えば、いつもより1時間ほど少し早めに起きて、ストレッチで体を動かすとか、散歩をするなどして、体をしっかりと目覚めさせます。シャワーを浴びるのも効果があるようです。体が目覚めれば、頭もすっきりと目覚めます。

朝食をしっかり食べるのはもちろんですが、朝食に果物を加えてみるのもよいでしょう。「朝の果物は金」ともいわれるように、朝食で果物を食べることは体によいとされています。

そして、時間に余裕を持って出社してください。始業前に一息つく時間があれば、始業と同時に全力で仕事に取り組めます。例えば、始業時間の15~30分前に出社し、コーヒーを飲みながらメールのチェックなどをして過ごせば、始業後すぐに仕事に取りかかることができます。朝の時間を有効に活用して、できるビジネスパーソンを目指してください。

朝からはつらつと仕事をするためには、「早く寝る」「早く起きる」「家を出る前にしっかりと活動できるモードにする」「余裕を持って出社する」「会社で一息つく時間を持つようにする」ことです。そして最も大切なポイントは「これらを続ける(習慣にする)」ことです。

今日、そして明日から、毎日はつらつと仕事に取り組みましょう。

以上(2023年1月)

op16497
画像:Mariko Mitsuda

Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です