1 徳島から日本を変える起業家たち

徳島から、日本を変える。

そんな無謀とも思える挑戦を、本気で掲げている起業家支援団体があります。
その名も徳島イノベーションベース、通称『TIB』。

TIBは、行政・金融・メディア・教育機関など、地域の中核を担う組織が一体となって“本気の起業家”を応援する、全国でも類を見ないプラットフォームです。

設立は2020年。

以来、全国へと広がりを見せる「xIB」の原点として、徳島の地から数多くの挑戦者たちを支えてきました。

※TIBの詳細は、前回の記事をご覧ください。


この連載では、そんなTIBに集う起業家たちにフォーカス。

彼らが描くビジョンや挑戦、TIBで得た学びや仲間、そして未来への想いをインタビュー形式でお届けします。

前回登場したのは、TIB第5期運営委員長・尾崎大さん。

その尾崎さんが次のバトンを託したのは——ひとざい104株式会社 代表取締役・岡本昌幸さん。

徳島発・変革者たちのリアルな声に、どうぞご注目ください。

2 事業について

私が経営している「ひとざい投資104株式会社」では、現在いくつかの事業を展開しています。

メインは、ファイナンシャル・プランニング(FP)や法人向けの財務サポート。

ひとざい投資104

それに加えて、歯のホワイトニング事業、そして子ども向けのアントレプレナーシップ教育も。

さらに最近は、ありがとう代行やSES(システムエンジニア派遣)を通じたDX支援といった新しい取り組みにもチャレンジしています。

もともと私は証券会社の出身で、資産運用が得意分野。

今は、個人のお客様に向けて、「お金に関するライフプラン」の相談を顧問契約という形で受けています。たとえば、子どもの教育費、将来の住宅購入、年収アップのためのキャリア設計、相続の悩みなど、人生にまつわるお金の相談ごとを幅広くサポートしています。

お客様の中には会社経営者やお医者さんといった法人の方も多くいらっしゃいます。その方々の会社全体の資金の流れや財務の見直しをお手伝いするようになったのが、法人財務支援の始まりでした。

また、経営者だけでなく、その会社に勤める従業員の方々のファイナンシャル・プランニングも行っています。従業員の方々にとっても、「今後の生活設計」や「貯蓄・投資の仕方」といったお金の悩みは尽きません。そうした“日常のお金の相談相手”として、会社単位で契約いただくケースも増えています。

3 経歴や事業を始めるきっかけ

最初に就職したのは証券会社でした。中途入社で、当時26歳。

まったくのゼロからお客さまを開拓していく営業の仕事でしたが、信頼を得て、資産運用の提案がうまくいったときの手応えが嬉しくて、夢中で取り組んでいました。

ただ、30代に入る頃から少しずつ違和感を感じはじめました。

リーマンショック直後、大量の早期退職があったんです。特に私より5〜10歳上、まさに会社の中核を担うはずだった層がごっそり抜けてしまって。その影響で、数年後には、同年代か少し下の世代が、支店長クラスに一気に昇進していきました。

現場では若手ばかりが残り、ベテランが少ない。そんな状態でも、会社からは当然「数字を上げろ」という指示が飛んできます。でも、経験の浅い若手にその数字を背負わせるのは、あまりに酷。実際、横で苦しんでいる同僚の姿を何度も見てきました。

そんな中、私は徳島の地で営業専門としてやってきた分、それなりにお客さまもいて、数字を作ること自体はできました。だけど、それって「お客さまのため」じゃないんですよね。

ある時から、“数字”を出すために、自分が得てきた“信頼”を切り売りしているような感覚になってきて、それがすごく嫌だったんです。

そんなある日、ふと頭をよぎったのが──
「この仕事を、子どもに胸を張って見せられるだろうか?」ということ。

「このままじゃ、汚いお金で子どもを育てているみたいだ」──
そう思うようになったんです。

そしてもうひとつ。

経済や金融の知識を持っているからこそ見える将来への不安。
このまま進んでいけば、自分の子どもが大きくなる頃には、日本の社会は今以上に厳しい状況になっているかもしれない。もちろん、自分の子どもにだけ経済やお金の知識を教えることはできるけど、結局は「環境」がすべてです。

だったら、自分の持っている知識を、子どもの未来をよくするために使えないか。

徳島が、日本が、世界が…なんて大きなことは言えないけれど、せめて“自分の子どものまわり”くらいは変えてやりたい。

辞めたいという“後ろ向きな気持ち”から始まった想いが、子どもが生まれたことで“前向きな決意”に変わっていきました。

4 なぜ他業種へチャレンジを?

独立してすぐに直面したのは、“値段が決められない”という悩みでした。

証券会社にいた頃は、「この商品を売ってください」「売れたらこれだけフィーが入ります」と、すべての値段が決まっていました。

独立してすぐに直面したのは、“値段が決められない”という悩みでした。

「このサービスって、いくらで出すのが正解なんだろう?」
「お金をいただく価値って、自分にあるのかな?」

そんなモヤモヤを抱えていた時、鈴江社長(グリーンエナジー&カンパニー株式会社 代表取締役)とのメンタリングの中で、こんな一言をいただきました。

「だったら、“あるもの”を買って売ればいいじゃん」

その瞬間、視界が開けたような感覚がありました。

鈴江社長と岡本さん

自分でゼロから商品をつくることにこだわらなくてもいい。すでにノウハウが確立され、実績のある仕組みを活用して、まずは事業を成長させる。それだって立派な選択肢のひとつなんだと気づかされました。

実際、世の中にはフランチャイズで成り立っている成功例がたくさんあります。オートバックス、ほっともっと、auショップなど、知名度のある事業の多くがFCモデルで展開されています。

私自身もいくつかのフランチャイズを比較し、自社の理念に合うと感じた2つを選びました。

そのひとつが、今展開している「歯のホワイトニング事業」です。フランチャイジーとして、すでに実績のある仕組みを導入し、事業をスピーディに立ち上げました。

セルフホワイトニングサロン

そして、現在行っているもうひとつの事業が、子ども向けの起業教育(アントレプレナーシップ教育)です。

子ども向けアントレプレナーシップ教育

こちらも考え方は同じで、ゼロからプログラムをつくるのではなく、すでに成果の出ている仕組みを活用させてもらう形でスタートしました。

「これからの時代を生きる子どもたちに、“経済”や“起業”の視点をどう伝えていくか」というテーマは、私自身が独立するうえで強く感じていた課題でもあります。

だからこそ、自分の中にある“想い”を、すでに体系化されたプログラムに乗せることで、より多くの子どもたちに届けていけると考えました。

また、鈴江社長からはこんな考え方も教わりました。

「縦軸に“信頼”、横軸に“お金”があるとする。多くの人は“信頼を積んでからお金を得よう”とするけど、まずはお金を稼ぐことが、結果的に信頼を得る一番の近道なんだ

やりたいことをやるには、まず稼げる仕組みを持つこと。その土台があるからこそ、挑戦の幅も広がっていく。

そうやって、今の私の“他業種へのチャレンジ”は形になってきました。

5 徳島で起業した理由は?

「なぜ徳島で起業したんですか?」ってよく聞かれるんですが、正直なところ、“徳島に強くこだわっていた”わけではありません。

私がやっている仕事は、基本的に場所に縛られません。今はオンラインで東京や大阪のお客さまとやりとりするのも当たり前になってきていますし、極端な話、どこに住んでいても成立する仕事です。

そういう意味では、「じゃあ東京でやればいいじゃないか」と言われることもあるんですが、逆に“徳島でやらない理由もない”んですよね。

特段の理由がないなら、住み慣れたこの土地で、家族と一緒に、自分のペースでやっていけばいい。それくらいの感覚で、自然と徳島に拠点を置いています。

もちろん、今後の展開次第で拠点が増えたり、動き方が変わったりすることはあるかもしれません。でも今のところは、“徳島であること”に特別な意味を持たせるより、まずは自分にとって無理なく続けられる環境で力を発揮する、それが一番だと思っています。

6 徳島との関わりや、徳島でのビジネスに可能性を感じた点

正直、「徳島でやってよかった!」と強く実感したことがあるかというと、そこまでではありません。ただ、私が徳島で生まれ育った人間だからこそ、見えている課題や感覚は確かにあると思っています。

どんな考え方でこれまで選択してきたのか。どんな価値観を持っているのか。そういう“人間的な部分”を理解しないと、本質的なサポートはできません。

だからこそ、その土地の空気や文化を肌で感じてきた人間にしかわからないことって、確実にあると思うんです。

私自身が徳島で生まれ育ったからこそ、徳島に根ざしたお客さまの考え方や価値観に自然と寄り添える。そういう安心感は、お金というセンシティブなテーマを扱ううえでとても大きな意味を持っています。

もちろん、東京をはじめ県外のお客さまとも多く関わっています。

でも「徳島にいるからこそ相談しやすい」と言ってもらえることもあって、距離があるからこそ“構えずに話せる”というメリットもあるんだなと感じています。

地元だから特別、というよりは──地元だから“伝わること”がある。
それが、私が徳島でビジネスをする上での強みになっているのかもしれません。

7 徳島イノベーションベースに参加・所属したきっかけ

TIBに入会したのは、2021年3月です。きっかけをくれたのは、尾崎大さんでした。

尾崎さん

当時、私は証券会社に勤めていたんですが、「もう辞めよう」と決めたのがその年の2月半ば。そこから約1ヶ月後の3月末には、退職していました。かなりスピーディな決断だったと思います。

退職を決めたタイミングで、最初に相談したのが尾崎さんでした。

証券会社時代からのお付き合いで、もう15年近くになります。もともとはお客さまとして出会った関係でしたが、公私ともに仲良くさせてもらっていて、いざというときに頼りたくなる存在でした。

「辞めようと思ってるんだけど…」と話すと、尾崎さんは
「だったら、TIBっていうのがあるから一度来てみたら?」と声をかけてくれたんです。

当時は、FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格もあったので、「これで独立してやっていこうかな」と考えていて、尾崎さんも同じ資格を持っていたことから、「何か一緒にできることはないかな?」という気持ちで相談した部分もありました。

そのご縁が、今につながっています。

起業のスタートラインに立ったばかりの自分にとって、TIBという場所は「道しるべ」のような存在になりました。

TIBに入会したのは、2021年3月の月例会に参加したその日でした。

実際に月例会に参加してみて、正直なところよくわからなかったんです。

会場の熱気はすごかったし、「とんでもない場に来たな」とは思いました。でも、自分がその中でどうなるのか、何を得られるのか、その時点で具体的なイメージは全く湧いていませんでした。

ただ、私には昔から一つ、“自分の中で大事にしている考え方”があります。

それは、「チャンスは人が運んでくる」ということ。

そして、運んできてもらったチャンスは、とりあえず一回全部受け入れる。

自分に必要じゃないこと、できないことって、そもそも周りの人は言ってこないと思っていて。私のことを理解してくれている人が言ってくれることには、きっと意味がある。だったら、乗っかってみよう。今回もまさにそのパターンでした。

尾崎さんは、友人であり、ライバルでもあり、信頼できる存在です。そんな彼が勧めてくれたんだから、きっと自分にとってプラスになるはずだ、と。

何かサポートが欲しかったとか、こうなりたいと思っていたというよりも、「信頼する人の言葉を信じて、まずは飛び込んでみよう」

それが、TIBに入会した一番の動機でした。

8 徳島イノベーションベースのプログラムや活動で1番印象に残っていることは?

印象に残っていることは…ありすぎて選べません(笑)。

でも、自分の中での1番のチャレンジは「メンタリングを受ける」と決めたことです。

正直、それまでは「私なんかがメンタリングを受けていいんだろうか?」と思っていました。

TIBに入った当初は、売上ゼロ。周りには、年商100億を超える経営者や、ものすごい実績のある方々がいて「私はただのFPで、経営者とも言えない立場だし…」と、どこか引け目を感じていたんです。

実際、TIBに入ったのも、運営やフォーラムに参加するようになったのも、自分から手を挙げたことは一度もありません。

すべて、人に声をかけてもらって参加してきました。
たとえば、フォーラム。

第3期フォーラムが立ち上がる時、アサインされるはずだった方の予定が合わなくなって「運営の中でまだフォーラムに入ってないの、岡本さんだけですね…」という流れに。

そこで、「じゃあ、私が入りましょうか?」と、参加が決まりました。

第3期フォーラムのメンバー

TIBにも運営にもフォーラムにも入ってはいても、どこか自分ごとじゃないというか…ずっと自分のことを“起業家”というより“投資家”のような目線で見ていたんですよね。

周りを俯瞰して、「この人に投資したらどう伸びるかな」みたいな。「私はあくまで支える側」という感覚でした。

でも、フォーラムに入って「もしかしたら、私も“起業家”って名乗っていいのかもしれない」と少しずつ変わってきました。そしてフォーラム参加から1年半くらい経った頃「メンタリング、受けてみようかな」と初めて自分から思ったんです。

これが、TIBに入ってから初めての“自分発の挑戦”でした。

メンタリング初回(2023年)の面談で、その想いを鈴江社長にお話ししたら、こんな言葉をいただきました。

「岡本さんさ、退職してから世界を放浪する旅に2年くらい出たらよかったよ。 自分を見つめ直す時間が2年あるかどうかで、事業の成功率は大きく変わる。 岡本さんにとっては、それがTIBでの2年間だったんだね。」

その言葉を聞いて、ハッとしました。

ああ、私はこの2年間、みんなのおかげで“準備期間”をもらっていたんだ。

だったら、ここからは走らないといけない。やっとスタートラインに立てたんだ、と。

そこからはとにかく、「メンタリングを受けるに値する状態になろう」という思いで走り続けました。

申し込んだのは1月。それから5月のメンタリング開始までの間に、やれることは全部やろうと決めて、いろんな仕込みや内省を重ねました。

「課題は何か?」「自分にできること・できないことは何か?」全部整理して、メンタリングでは“学ぶだけ”の状態にして臨もうと決めていたんです。

メンタリング中の目標は、「まず月商70万円」。「そこまでいかなきゃ、そもそも話にならない」と思って、自分で数字の目標を引き上げました。

結果として、5月〜7月の3ヶ月で一気に業績が伸び、前年比600%を達成。そしてその翌年、TIBのグロース・オブ・ザ・イヤーを受賞することができました。

やっと、「やる気になれた」と思えた出来事でした。

9 徳島イノベーションベースに所属して、苦労したことや課題はありましたか?

苦労というか、ずっとTIBの運営に関わらせてもらっている中で、最近よく考えることがあります。

それは、「私、そろそろ引いたほうがいいんじゃないか?」ということです。

TIBには、次々と新しい人が入ってきていて、どんどん新しい考え方や視点が入ってくることがこの場の強さだと思っているので、それを止めてしまってはいけないな、と。

TIB第6期運営委員会

もちろん、私自身は運営にいることで毎回たくさんの学びがあります。だからこそ「まだいたいな」とも思うし、続けさせてもらえているのはありがたいとも思っています。

でも一方で、「岡本さんが言ってること=TIBの正解」「これがTIBの歴史なんだ」と受け取られてしまうことがもしあるなら、それはちょっと違うなと思っていて。

TIBには、“藤田さん”という強い軸がちゃんと存在している。だからこそ、いろんな人が入ってきてもブレないし、多様性が成り立つ場所になっているんだと思います。

だったら、私のようにずっと関わってきた人間が一歩引いて、次の人にバトンを渡していくことも、ひとつの役割なのかもしれない。

そんなことを考えるようになりました。

10 今後の展望について

正直に言うと、「明確にこうしたい」というプランは、あまり持っていません。そう言うと少し矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、数字の目標はちゃんとあります。

たとえば今季の売上目標は、前年の310〜320%を見込んでいて、現時点でほぼ固まりつつあります。来年以降も、「6年連続で前年比200%達成」という目標は掲げています。

ただ、それを“どうやって”達成するかには、あまりこだわりはありません。

というのも、私がやっているのは「これを売る」「これを広げる」といったプロダクトありきの事業ではなく、 “課題解決(ソリューション)を提供すること”だからです。

関わる人にとってベストな形で、課題が解決され、最終的に「可処分所得が増える」こと。それが、私が一貫して大事にしているテーマです。

私の会社のコンセプトは、 「関わるすべての人の可処分所得を増やす」こと。

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その方法は一つじゃありません。

  • 資産運用で増やす
  • スキルを磨いて収入を増やす
  • 無駄な出費を減らす
  • 見た目の印象を変えて選ばれやすくなる(ホワイトニングには、そんな効果があるというデータもあります)
  • 起業して新しいキャリアをつくる
  • 感謝の気持ちを伝える仕組みが、関係性を良くしてビジネスにつながる
  • デジタル化によって業務効率を上げる
  • ──全部「可処分所得を増やす」手段です。

    だから、それがFPでも、ホワイトニングでも、起業教育でも、ありがとう代行でも、SESでもいい。極論を言えば、私の会社のサービスでなくても構わない。私を頼ってくれた人が、何かしらの形で課題を解決できれば、それが一番いいと思っています。

    そういう意味で、私は“顧問”というより、村の“長老”みたいな存在になれたらいいなと思ってるんです。

    「困ったら、あの人に聞いたらなんとかしてくれるよ」
    「自分で解決できなくても、誰かにちゃんとつないでくれるよ」

    そんなふうに思ってもらえる存在に。

    その中で、自分が得意なことは自分でやるし、向いていないことまで無理に手を広げるつもりはありません。

    無理に自分で抱えず、人を頼って、人を信じて、結果として一緒に課題を解決できる仕組みを育てていけたらと思っています。

    それが、これからの私の目指す姿です。

    11 これから徳島イノベーションベースに参加しようと考えている方へ、アドバイス

    もし今、「なんかもやもやしてるな」「このままでいいのかな」って思っているなら、とりあえず一回やってみたらどうですか?

    別に、合わなかったらやめてもいい。やってみてダメだったら、それはそれでいい経験です。 死ぬわけじゃないんだから。

    TIBは、あくまで“ひとつのソリューション”にすぎません。TIBでしか解決できないことがあるわけじゃないけど、TIBで解決できることはたくさんあると思います。

    合う・合わないもあるし、入っただけでは何も変わらない。でも、もやっとしてる気持ちがあるなら、まずは“動く”ことからじゃないかなと。

    それがたまたまTIBだった、くらいの軽い気持ちで来てもらえたらいいんじゃないかと思います。

    12 徳島イノベーションベースへの想いと、今後の期待

    TIBって、経営者でも、学生でも、どんな立場の人でも「ちょっと変わりたい」「今のままじゃイヤだな」って思ってるときに、 “とりあえず行ってみたら?”って言われる場所になったらいいなと思っています。

    第3期フォーラム

    TIBに来たからって、全部が解決するわけじゃないかもしれない。でも、TIBの中には人がいて、ネットワークがあって、いろんな“解決のヒント”が転がっている。

    場合によっては、TIBじゃなくても、メンバーや他地域のIB、金融機関、メディアの力を借りて解決できることもある。

    いろんな人、こと、ものがここに集まってきて、そこから自然とチャンスが生まれて、誰かの変化のきっかけになる。
    TIBがそんな“村の長老”的な存在になっていけばいいなと思っています。

    13 次回のインタビューは…

    次にバトンを渡したいのは、川辺めぐみさんです。

    川辺めぐみさん

    川辺さんのすごいところは、行動力と、自分が思ったことを素直に言葉にして出せるところ。
    たとえば誰かを誘うときも、まったくやらしさがなくて、すごく自然。「これ、いいと思うからシェアしたい!」っていう純粋さがあるんです。

    そして、人のために本気で頑張れる人。今までやったことがないことにも、怖がらずにチャレンジできる。本当に尊敬しています。

    私は持っていないものをたくさん持っている人です。だから、もし「何か新しいことに挑戦したい」「一歩踏み出したい」って思っている人がいたら、ぜひ川辺さんの話を聞いて、背中を押してもらってください。

    PROFILE
    岡本 昌幸(ひとざい投資104株式会社 代表取締役)
    徳島県名東郡佐那河内村(徳島県唯一の村)出身。現在は徳島市在住。
    双子の女の子のパパでもある。元大手証券会社勤務。
    日本株系ユーチューバー『株学』としても活動経験あり。金融機関従業員向け研修講師。
    カルチャーセンター徳島講師。国立大学でオンライン講義経験あり。
    『徳島から日本を変える起業家たち〜TIBリレーインタビュー〜vol.3』株式会社Grace・代表取締役の川辺めぐみ氏へのインタビューの更新もお楽しみに!
    TIBのWEBサイト、SNSより更新のお知らせをご覧いただけます。
    〈リンク〉
    ・WEBサイト:https://tibase.jp/

    ・Facebook:https://www.facebook.com/TokushimaInnovationBase

    ・Instagram:https://www.instagram.com/tib_tokushima/

    以上(2025年9月作成)

    画像:TIB