2023年の水産食料品製造業は、事業所数・出荷額ともに前年をやや下回る一方、現金給与総額や従業者1人当たり給与は増加しております。原材料費比率は約70.7%と高く、付加価値率は低下傾向にあります。分野別では海藻加工品や冷凍食品が増収となる一方で、品目間の差が広がっております。コスト高や需給変動への対応、生産効率の向上が引き続き重要な課題となっております。
1 業界動向
1)業界全体
2023年の水産食料品製造業の事業所数は4857事業所(対前年比98.7%)、従業者数は13万1494人(対前年比98.5%)、製造品出荷額等は3兆7839億8800万円(対前年比98.3%)となっています。
1事業所当たりの従業者数は27人(対前年比99.8%)、現金給与総額は8000万円(対前年比101.9%)、原材料使用額等は5億5100万円(対前年比100.2%)、製造品出荷額等は7億7900万円(対前年比99.6%)、付加価値額は2億700万円(対前年比97.8%)となっています。
従業者1人当たりの現金給与総額は295万円(対前年比102.1%)、製造品出荷額等は2878万円(対前年比99.8%)、付加価値額は764万円(対前年比98.0%)となっています。
製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は70.7%(対前年比100.6%)、同付加価値額比率は26.5%(対前年比98.2%)、同現金給与総額比率は10.3%(対前年比102.3%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2)水産缶詰・瓶詰製造業
2023年の水産缶詰・瓶詰製造業の事業所数は113事業所(対前年比99.1%)、従業者数は4500人(対前年比100.3%)、製造品出荷額等は1兆119億2600万円(対前年比101.0%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3)海藻加工業
2023年の海藻加工業の事業所数は685事業所(対前年比99.6%)、従業者数は1万6103人(対前年比100.4%)、製造品出荷額等は3848億5500万円(対前年比103.0%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
4)水産練製品製造業
2023年の水産練製品製造業の事業所数は518事業所(対前年比99.2%)、従業者数は1万9802人(対前年比96.7%)、製造品出荷額等は4113億8800万円(対前年比98.4%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
5)塩干・塩蔵品製造業
2023年の塩干・塩蔵品製造業の事業所数は535事業所(対前年比99.1%)、従業者数は1万2093人(対前年比97.2%)、製造品出荷額等は2752億2000万円(対前年比98.7%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
6)冷凍水産物製造業
2023年の冷凍水産物製造業の事業所数は621事業所(対前年比99.5%)、従業者数は1万8357人(対前年比102.0%)、製造品出荷額等は8130億8600万円(対前年比101.2%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
7)冷凍水産食品製造業
2023年の冷凍水産食品製造業の事業所数は576事業所(対前年比96.2%)、従業者数は1万7598人(対前年比98.6%)、製造品出荷額等は7265億5500万円(対前年比97.6%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
8)その他の水産食料品製造業
2023年のその他の水産食料品製造業の事業所数は1809事業所(対前年比98.7%)、従業者数は4万3041人(対前年比97.5%)、製造品出荷額等は1兆609億6000万円(対前年比94.7%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)
品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)は次の通りです。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3 経営指標

(出所:日本政策金融公庫「小企業の経営指標2024」)
(注1)( )内は、調査対象企業数です。
(注2)受取利息を加味できないなど調査項目に限界があるため、「黒字かつ自己資本プラス企業」でも損益分岐点比率が100%を超える場合があります。
以上(2026年3月更新)
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画像:Mariko Mitsuda











































