2023年の畜産食料品製造業は、事業所数が2687事業所(前年比90.0%)、従業者は16万8471人(96.7%)、製造品出荷額は7兆7310億円(88.6%)と全体はやや縮小しています。一方で原材料費比率は72.9%、付加価値額比率は23.3%と利益率が圧迫されており、部分肉・冷凍肉や一部の乳製品は増収となる品目もあるものの品目間で明暗が分かれています。コスト高や需給変動への対応、中小事業者の収益改善と生産性向上が喫緊の課題です。
1 業界動向
1)業界全体
2023年の畜産食料品製造業の事業所数は2687事業所(対前年比90.0%)、従業者数は16万8471人(対前年比96.7%)、製造品出荷額等は7兆7310億3900万円(対前年比88.6%)となっています。
1事業所当たりの従業者数は63人(対前年比107.4%)、現金給与総額は2億1400万円(対前年比99.1%)、原材料使用額等は20億9900万円(対前年比94.9%)、製造品出荷額等は28億7700万円(対前年比98.4%)、付加価値額は6億6900万円(対前年比108.7%)となっています。
従業者1人当たりの現金給与総額は341万円(対前年比92.3%)、製造品出荷額等は4589万円(対前年比91.6%)、付加価値額は1067万円(対前年比101.2%)となっています。
製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は72.9%(対前年比96.4%)、同付加価値額比率は23.3%(対前年比110.4%)、同現金給与総額比率は7.4%(対前年比100.7%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2)部分肉・冷凍肉製造業
2023年の部分肉・冷凍肉製造業の事業所数は908事業所(対前年比100.4%)、従業者数は4万7185人(対前年比102.6%)、製造品出荷額等は2兆3055億2000万円(対前年比106.7%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3)肉加工品製造業
2023年の肉加工品製造業の事業所数は519事業所(対前年比100.0%)、従業者数は3万6399人(対前年比98.8%)、製造品出荷額等は1兆1149億1800万円(対前年比97.9%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
4)処理牛乳・乳飲料製造業
2023年の処理牛乳・乳飲料製造業の事業所数は233事業所(対前年比99.6%)、従業者数は1万7546人(対前年比104.8%)、製造品出荷額等は1兆3537億7800万円(対前年比103.3%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
5)乳製品製造業(処理牛乳、乳飲料を除く)
2023年の乳製品製造業(処理牛乳、乳飲料を除く)の事業所数は313事業所(対前年比99.4%)、従業者数は2万3396人(対前年比98.2%)、製造品出荷額等は1兆5488億3000万円(対前年比105.7%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
6)その他の畜産食料品製造業
2023年のその他の畜産食料品製造業の事業所数は714事業所(対前年比99.4%)、従業者数は4万3945人(対前年比99.7%)、製造品出荷額等は1兆4079億9400万円(対前年比106.3%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)
品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)は次の通りです。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3 経営指標

(出所:日本政策金融公庫「小企業の経営指標2024」)
(注1)( )内は、調査対象企業数です。
(注2)受取利息を加味できないなど調査項目に限界があるため、「黒字かつ自己資本プラス企業」でも損益分岐点比率が100%を超える場合があります。
以上(2026年3月更新)
pj55000
画像:Mariko Mitsuda





































