独立行政法人情報処理推進機構から「情報セキュリティ10大脅威2024」が公表されました。このうち「組織」向け脅威を見ると、外部からの攻撃によるもののほか、内部不正や不注意による情報漏えいなど、社内起因の脅威も垣間見られます。本稿では、社内起因の脅威のうち、内部不正にフォーカスを当て、現況と対策をお伝えするとともに、それを担保する規程の例をご紹介いたします。
情報セキュリティを担保するために
独立行政法人情報処理推進機構から「情報セキュリティ10大脅威2024」が公表されました。このうち「組織」向け脅威を見ると、外部からの攻撃によるもののほか、内部不正や不注意による情報漏えいなど、社内起因の脅威も垣間見られます。
本稿では、社内起因の脅威のうち、内部不正にフォーカスを当て、現況と対策をお伝えするとともに、それを担保する規程の例をご紹介いたします。
1 内部不正による情報漏えいの現況と対応について
東京商工リサーチの調査によると、2023年の「個人情報漏えい・紛失事故」の件数は175件(前年比6.0%増)となっており、3年連続で最多件数を更新しました。そのなかで、情報の不正利用や持ち出しにより情報漏えいした「不正持ち出し・盗難」は24件(構成比13.7%)で、前年の5件から約5倍に増加しています。
情報のデータ化が進み、大量な情報であっても瞬時に操作できるようになりました。そのようなことから、企業における重要な情報は厳格に管理する必要性が高まっています。その管理や脅威への対策としては、次のようなことを実施することが考えられます。

2 情報保護に関する規程について
前出のような対策については、漠然と運用するだけでなく、対策を担保する措置が必要です。例えば、企業と労働者とで情報保護に関する覚書を取り交わす、就業規則の服務規律に記載する、別途、情報取り扱いのルールについてのガイドライン等を作成して通知することなどが有効です。
次に、参考として経済産業省が公開している秘密情報管理に関する就業規則「服務規律」への規定例をご案内いたします。

3 さいごに
企業の経営資源として、「ヒト」「モノ」「カネ」に「情報」が加わってから長らく経ちますが、ICT化の進展も相まって「情報」の価値が年々高まっています。
今一度、自社の情報資産について目を向けながら、保護体制について見直してみてはいかがでしょうか?
※本内容は2024年2月14日時点での内容です。
(監修 社会保険労務士法人 中企団総研)
sj09106
画像:photo-ac
一流の経営者は健康管理も手を抜かない
書いてあること
- 主な読者:自分の健康に自身があって、不摂生をしがちな経営者
- 課題:多忙であり、自身の健康維持を後回しにしがち
- 解決策:いつ健康を損ねるか分からないことを自覚し、簡単な健康管理から始める
1 日ごろから心がけたい7つの健康管理術
経営者が健康でハツラツとしていることは、経営者自身だけではなく、周囲にも良い影響を与えます。活力ある経営者の姿は社員に安心を与えます。また、取引先などは、
経営者の活力を「会社の活気」ととらえる
ので、元気な経営者が経営する会社に一目置くことになります。
ですから、「自分は健康だから大丈夫」と不摂生をせずに、自分の健康に注意しましょう。まずは、すぐに取り組める7つの健康管理術を紹介します。
1)しっかり寝る
かつては「睡眠時間の短さ」を自慢する人もいましたが、今はそのような時代ではありません。睡眠が心身の健康に与える重要な役割が解明されているからです。経営者は、多忙で、生活が不規則になりがちですが、しっかり睡眠を取るように時間を確保しましょう。
2)栄養バランスの取れた食事をする
経営者は会食が多く、栄養バランスの取れた食事をするのが難しいこともあります。そこで、毎回の食事の量を控えめにしたり、サラダやフルーツを多く摂取して、外食で不足しがちなビタミンやミネラルの補給に努めたりするなどの工夫が大切です。また、「食事を取るタイミング」「食事の中身(カロリー)」を、アプリで記録するのも効果的です。
3)お酒をあえて飲まないスタイル
ここ数年で、お酒を飲めるけれど、量を控えたり、あえて飲まなかったりする人が増えてきていることをご存じですか。そうしたライフスタイルを「ソバーキュリアス」と呼びます。会食でも、お酒を控えめにしたり、飲まなかったりすることで、思考もクリアになって会話に集中できるというメリットもあります。
4)趣味などで気分転換を図る
気分転換は効率化や新しいアイデアの発想につながります。ゴルフなど仕事上の付き合いにつながるスポーツの他、仕事から完全に切り離した趣味を楽しむのもよいでしょう。交友関係が広がり、思わぬところで仕事の関係につながることもあります。
5)気持ちを明るく保つ
経営者がストレス過多の状態になることを防ぐためには、日ごろから心に余裕を持ち、前向きな気持ちを維持しましょう。日常生活で笑いを増やすように努めたり、一歩引いて道を譲るように心がけたりすることで、心に自然と余裕が生まれてくるものです。
6)定期的にスポーツをする
ジムに通ったり、ジョギングをしたりするなど、身体を積極的に動かしましょう。毎日30分程度歩くなど軽い運動も健康に良いです。運動のための時間をつくるのが難しい場合は、「職場ではエレベーターではなく、階段を使うようにする」など、ちょっとした工夫をしてみましょう。
7)健康診断を受ける
健康管理を行うために、健康診断を受けたり、人間ドックを利用したりするとよいでしょう。また、経営者が率先して健康診断を受ける姿勢を見せることで、社員の健康管理への意識を向上させ、企業全体の受診率を上げる効果も見込めます。
2 「万が一」への備え
健康を損ねてしまった場合の対策も欠かせません。最も深刻な事態として想定されるのが、経営者の死亡です。万が一、経営者が死亡してしまった場合、金融機関からの借入金の返済・金利引き上げなどの要請、あるいは取引先からの買掛金や未払金の回収などの要請を受けるなど、企業は資金面の問題に直面する可能性があります。
また、交通事故やスポーツ中の転倒、心筋梗塞や脳梗塞、がんなどによって、入院が長期化したり、障害が残ったりして長い間働けなくなってしまうケースもあります。
こうした場合の資金面の対策としては、生命保険や損害保険を活用する企業が多いようです。仮に、そのような資金面の対策を講じていない場合は、早急に対策を検討する必要があります。
また、既に対策を講じている企業でも、事業の規模や内容は変化するため、自社の状況を踏まえた上で、保障金額などを定期的に見直しましょう。
3 経営者の「自覚」が大切
大切なことは、経営者本人が健康の維持に関心を持つことです。何の根拠も無いのに「自分だけは病気をしない」と考えがちですが、こうした意識が、健康管理に対する自覚の欠如につながり、結果として疾病や疾患などを招くことがあります。
経営者の健康管理に関する最大のポイントは、「人間である以上、いつ健康を損ねるか分からない」ということを改めて認識することです。同時に、経営者が健康を損ねた場合の影響がどれほど大きいものかについても認識しなければなりません。
以上(2024年3月更新)
pj60107
画像:unsplash
「睡眠不足」の経済損失は18兆円? 快眠のための8つのポイントを紹介!
書いてあること
- 主な読者:睡眠不足などの睡眠に関連した悩みを持つビジネスパーソン
- 課題:睡眠不足を解消したい、良い睡眠を取って健康になりたい
- 解決策:睡眠サイクルを崩さないなど、快眠のための8つのポイントを紹介
1 睡眠不足による経済損失は年間18兆円
「健康経営」が注目される昨今ですが、中でも重要視されている分野の1つが「睡眠」です。睡眠は、人が生きる上で欠かせないものであり、
- 疲労がたまった脳や体を休め、心身のバランスを取る
- 成長ホルモンを分泌し、体の成長を促す、体の免疫力を高める、精神を安定させる
などの役割があります。ですが、日本では成人の5人に1人が睡眠の悩みを抱えているとされる他、睡眠不足による生産性の低下などにより、年間18兆円の経済損失との試算もあります。
この記事では、産業医監修のもと、
睡眠不足がもたらすリスク、昼寝の効能、快眠のための8つのポイントなど
をまとめました。健康経営には取り組んでいるけど、「睡眠についてはあまり考えたことがなかった」という人は、ぜひこのコンテンツをご確認ください。
2 睡眠不足がもたらすリスク
1)睡眠不足が企業にもたらす悪影響
睡眠不足の経験がある人は多いと思います。睡眠不足は脳の働きを鈍らせ、身体能力を低下させることが分かっています。病気が悪化したり、事故やミスをしがちになったりするなどは典型例です。
厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」では、
- 人間が十分に覚醒して作業を行うことができるのは起床後12~13時間が限界
- 起床後15時間以上では酒気帯び運転と同じ程度の作業能率まで低下する
とした研究結果を紹介しています(なお、「睡眠指針2014」は2023年12月に改訂され、「健康づくりのための睡眠ガイド2023」となりました)。
また、睡眠不足が連日続くと作業能率はさらに低下し、もし睡眠不足が6~7日間続いた場合、その後3日間は十分な睡眠時間を確保しても、日中の作業能率は十分に回復しないようです。ですから、毎日十分な睡眠時間を確保することが重要なのです。
2)ストレスチェックの義務化で関心が高まる睡眠
従業員50人以上の事業所には、ストレスチェックの実施が義務付けられています(従業員50人未満の事業所は努力義務)。これは、うつ病などメンタルヘルス不調を未然防止するための制度ですが、標準とされる57の質問には「よく眠れない」という項目が含まれています。
不眠症状とうつ病は密接に関連しているため、ストレスチェックと併せて、従業員の睡眠状態にも気を配ることは、メンタルヘルス不調の未然防止策としても重要でしょう。
3 昼寝の効能
朝早くから活動を続けている人間の脳は、覚醒してから5~6時間もたつと疲労が蓄積されていきます。特に13~15時前後の時間帯は、昼食を取ったのと相まって、疲労や眠気を強く感じることも多いでしょう。昼食後の数時間は生産性や判断力が低下し、ミスや集中力の低下(ボーッとする、あくびをするなど)が目立ちます。
このときにコーヒーを飲んだり体を動かしたりして、午後の仕事に備える人も多いと思いますが、睡眠不足を自覚しているなら、
ごく短時間(15~20分)の昼寝は効果的
です。短時間であれば、昼寝は脳を活性化させ、判断力や集中力を回復させます。ミスの減少、生産性の向上、事故予防、心身の健康増進なども期待できます。ただし、昼寝が20分を超えると深い睡眠に入ってしまい、かえって覚醒に時間がかかる場合があるので注意しましょう。
なお、会社によっては、昼寝(シエスタ)休憩を設けていたり、仮眠が取れるスペースなどがあったりするところもあります。
4 快眠のための8つのポイント
1)規則正しい生活を送る
- 毎日同じ時刻に眠り、決まった時間に起きると、体内に睡眠のリズムがつくられ、不眠解消につながる
- 休日もそのリズムを崩さない
- 睡眠のリズムが狂っている場合は、太陽の光を浴びるとよい
2)朝食をしっかり食べる
- 朝食は覚醒後のエネルギーとして利用されるため、しっかり摂取する。朝食を抜くと、その分のエネルギーを体内で補完しなくてはならないため、体に負担がかかってしまう
- 食事を3度きちんと取ると、睡眠リズムが回復し、健康的な生活サイクルがつくられる
3)寝る前にぬるめのお風呂にゆっくり漬かる
- ぬるめのお風呂に20~30分ほどゆっくり漬かることで、心臓に負担をかけることなく体を温め、心身共にリラックスした状態をつくる
- 市販の入浴剤や防水機能が付いた音楽プレーヤーなどを活用することで、リラックス効果を高める
4)適度な運動をする
- 適度な運動は熟睡を促す効果がある
- 過剰な運動は心身を活発にするため、寝る前には控える
5)昼寝をする
- 昼寝は午後の活動を活性化させる効能があり、夜の熟睡につながる
- 時間帯は13~15時が望ましい。あまり遅い時間に昼寝をすると夜に眠れなくなる
- 睡眠時間は15~20分くらいを目安にすること。1時間以上寝ると、逆に疲労がたまってしまう
6)お茶やコーヒーの量を減らす(カフェインを減らす)
- カフェインには覚醒作用があるので、寝る前に摂取すると不眠の原因になる
- カフェインを摂取し過ぎると、頭痛やめまい、胃腸障害などを引き起こすことがあるので注意する
7)睡眠環境(枕、ベッド、照明、音楽など)を改善する
- 頭の位置や首の角度を考慮した枕、適度な硬さのベッド、柔らかく周辺を照らす間接照明、リラックスを促す音楽など、睡眠環境を自分の嗜好や体に合うように工夫する
8)寝ることを意識し過ぎない
- 「寝ないと体が持たない」「たっぷりと睡眠を取らないと病気になる」などと強く意識し過ぎてしまうとそれが自己暗示となり、かえって寝られなくなるので、横になったら寝ることを意識せず、音楽を聴いたり、体の力を抜いたりするなどしてリラックスするとよい
これらの方法は、人によっては効果を発揮しなかったり、逆に眠りを妨げる恐れもあったりするので、自分に合った方法を見つけ、快眠につなげていくとよいでしょう。
5 寝酒は逆効果
寝付けないときに寝酒を飲むという人もいるでしょう。実際、アルコールには眠りを誘う作用があり、寝付きは良くなりますが、その一方で、眠りが浅くなってしまうことがあります。
浅い眠りとは、すなわち睡眠の質の低下です。例えば、二日酔いの朝など寝付いたのは遅い時間なのに、なぜか目が覚めてしまうことがありますが、これはアルコールによる覚醒作用です。「寝付けないから寝酒」というのは、実は逆効果なのです。
6 睡眠薬は必ず医師の判断で
最後に、睡眠薬(睡眠導入剤)を飲むときの注意点を紹介します。睡眠不足が続くと生産性や判断力が鈍るため、ビジネスパーソンの中には睡眠薬を使用されている方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし、睡眠薬は使用法を誤ると、心臓や血管に負担がかかったり、依存症に陥ったりするリスクがありますので、使用の際は医師に相談し、正しい服用を心掛けなくてはなりません。自己判断で服用量を増やしたり、アルコールと一緒に服用したりしないよう注意しましょう。
以上(2024年3月更新)
(監修 株式会社フェアワーク 吉田健一)
pj60108
画像:unsplash
ChatGPT×経営者186人アンケート! どんなふうにChatGPTを使っていますか?
書いてあること
- 主な読者:ChatGPT初心者。または、まだ使っていない経営者やビジネスパーソン
- 課題:そもそもどうやって使えるの? 他の人のChatGPTの使い方を知りたい
- 解決策:経営者の60%以上は「使用経験あり」もしくは「今後、使いたい」。アンケート結果から、実際の用途、効果などを知り、とにかくChatGPTに触れてみよう
1 他の人のまねでいい。まずはChatGPTに触れてみよう!
「使い方が分からないから」。2024年1月に行った経営者アンケートで、「ChatGPTを使用したことはなく、使用したいとも思わない」と回答した1人にその理由を尋ねたときの答えです。この人のように、使い方が分からないからChatGPTを使っていない人は多いのです。
この記事で「ChatGPTの使用経験について」のアンケート結果をご紹介しますので、他の経営者の使い方や感じている効果などを参考に、ChatGPTを使ってみてください。すでに使っている方は自分の現状とアンケート結果を見比べるのもいいでしょう。
新しいものかつ、誰でも簡単に触れられるのが今のChatGPTです。まず、一度、触れてみましょう。ちなみに「うれしい気持ちの画像をつくってください」とChatGPTに指示したものが次の画像です。こんなふうにChatGPTとやり取りすることもできるのです。

2 ChatGPTの使用に関する経営者186人アンケート
1)ChatGPTの使用経験について
ChatGPTの使用経験は次の通りです。「使用したことがある」と「使用したことはないが、使用したい」を合わせると、実に66.7%もの経営者が使ったことがある、もしくは使いたいということになります。
なお、「使用したことはなく、使用したいとも思わない」と回答した人の理由は、「使い方が分からないから」の他は、「使うタイミングがないから」などがありました。

2)ChatGPTの活用方法について
ChatGPTの活用方法(どのような業務に使っているか、もしくは使いたいか)は次の通りです。一番多いのは「文書作成(例:報告書、提案書)」で、次に「マーケティング(例:コンテンツ作成、SNS管理、アイデア出し)」が続きます。「その他」の回答としては、コーディング、プログラム作成といったものもありました。
一番多かった「文書作成(例:報告書、提案書)」に使った(使いたい)理由としては、「文章のたたき台づくりに使って、文書作成を省力化できるから」「書類づくりをスピードアップできるから」という回答がありました。

3)ChatGPTの効果について
ChatGPTの効果(業務における変化)は次の通りです。一番多いのは「効率化、時短」で、次に「新しい視点」が続きます。
「効率化」は分かりやすいとして、「新しい視点」についてどういうことか尋ねたところ、「質問の返答の中には、今まで自分たちが考えていなかった内容が含まれることがある」「人の行動に対する新しい視点を与えてくれたり、やりたかったエクセルでの画像取り込みコードを生成してくれたりした」といった回答がありました。

4)ChatGPTでやっていることについて
ChatGPTを使うときに実施していること(工夫などを含む)については次の通りです。一番多いのは「わからない、特にない」ですが、その次には「質問の仕方や回答を社内で色々試して情報をシェアしている」「文章だけでなく、エクセルの集計にもChatGPTを活用している」が続きます。
「質問の仕方や返答を社内で色々試して情報をシェアしている」と回答した人に、その理由を尋ねたところ、「どんな質問をしたらどのような回答が来るか、まだよくわかっていないところがあるので、なるべく社内で共有して、無駄な質問や的外れな質問をしないようにするため」「色々試して情報をシェアすることで、より良い活用方法を見いだそうとしているため」といったものがありました。

5)ChatGPTの難しいところについて
ChatGPTの難しいところについては次の通りです。一番多いのは「情報の信ぴょう性、鮮度がわからない」で、次に「こちらの意図がなかなかうまく伝わらない」が続きます。「その他」の回答としては、「無料版なのでデータが古い」といったものもありました。
情報の信ぴょう性、鮮度は無料・有料、バージョンなどによっても印象が変わりそうです。一方、「こちらの意図がなかなかうまく伝わらない」というのは、AIとのやり取りだからこその難しさと考えられます。そこで、そう回答した人に理由を尋ねたところ、「質問についての返答が、的外れなことがあったため」「入力にコツがあるようなのですが、自分がそれをよく知らないからだと思う」といったものがありました。

6)ChatGPTの今後の用途について
ChatGPTの今後の用途については次の通りです。一番多いのは「文章などコンテンツ作成の効率化」で、次に「社内の知識共有、マニュアル作成」「新しい商品やサービスのアイデア出し」が続きます。
「その他」の回答としては、「コーディングチェック」「プログラム作成」「対話的な反応」といったものもありました。

7)ChatGPTを使わない理由について
最後に、ChatGPTについて「使用したことはなく、使用したいとも思わない」と回答した33.3%の人に尋ねた、ChatGPTを使わない理由については次の通りです。一番多いのは「よく知らないから」で、次に「自社では使う必要がないから」「使う機会がないから」が続きます。
「その他」の回答としては、「人の道に反するから」「使用することによる弊害や、セキュリティーの保証が不明確」といったものもありました。
いずれにしても、使ってみたことがない方は、「一度、試しに使ってみる」ことで分かってくることがあるかもしれません。

以上(2024年3月作成)
pj70126
画像:Arnav Pratap Singh-Adobe Stock
なぜ人は「肩こり」になるのか? 職場でできる解消法と併せて紹介
書いてあること
- 主な読者:肩こりに悩むビジネスパーソン
- 課題:そもそも、なぜ肩こりになるのか? どうすれば改善できるのか?
- 解決策:主な原因は「筋肉の過度な緊張」。机や椅子の高さなどオフィス環境の改善を図ったり、こりをほぐすマッサージなどを行ったりすることで改善できる
1 軽く見てはいけない「肩こり」
ずしりと何かが乗っかるような不快感に、鈍い痛み……。「肩こり」はいつの時代も、多くのビジネスパーソンを悩ませます。有訴者率の上位5症状(2022年)を見ても、男女ともに、肩こりは「腰痛」に次いで第2位にランクインしています(厚生労働省「令和4年国民生活基礎調査」)。

「肩こりや腰痛がもたらす経済損失は約3兆円」と試算した研究結果もあるほどで、会社の生産性を考える上でも、実は肩こりはとても重要な問題です。
「肩こりはあって当たり前、一生付き合うもの」と考えている人が多いでしょうが、
実は「オフィス環境」「マッサージやストレッチ」「生活習慣」を少し見直すだけで、肩こりを和らげられる可能性
があります。産業医監修のもと、肩こり解消のポイントをまとめましたので、気になる人はぜひこのコンテンツをご確認ください。
2 なぜ、肩こりになるの?
肩こりの主な原因は、「筋肉の過度な緊張」です。
人間は、首の骨を支柱として重い頭や腕を支えていて、その周りの首や肩の筋肉には常に大きな負担がかかっています。これらの筋肉が過度に緊張すると、血行不良が生じて酸素や栄養分が末端まで行き届かなくなり、筋肉は酸欠状態になります。
そして、酸欠状態でエネルギーを発生させると、乳酸などの老廃物が生み出されます。
血行が悪いと、老廃物は十分に排せつされず筋肉内に蓄積され、それが神経を刺激することで痛みや不快感が発生します。これが「肩こり」の正体
です。筋肉が過度に緊張する理由は、主に3つあります。
1)姿勢
人間の背骨は横から見ると緩やかなS字形に湾曲していて、全身のバランスを取ることにより、重心が偏らないようになっています。ですが、不自然な姿勢を取り続けると、全身のバランスが崩れてしまい、一部の筋肉が過度に緊張して、肩こりが起こります。うつぶせや腕枕などの不自然な姿勢で寝ている場合なども、肩こりになりやすいです。
2)運動不足
運動不足が続くと、筋肉の柔軟性が低下して次第に硬くなり、血管が圧迫されて血行が悪くなります。全身の筋力が弱ることにより、首や肩の筋肉に大きな負担がかかり、肩こりが起こります。
3)ストレス
ストレスがたまると、自律神経のうちの交感神経が刺激され、筋肉が緊張して血管が収縮し、肩こりが起こります。ストレスの原因は、多忙や人間関係、性格などさまざまですが、急激な環境の変化(「部署異動や転勤」など)があったときなどは、特に注意が必要です。
以上が、筋肉が過度に緊張する理由ですが、この他に、
内臓疾患(狭心症などの心疾患、肝炎・胆のう炎など)の症状で、肩こりが起こるケース
もあります。ですから、「頭痛や目まいなどを伴う」「肩以外の部分にも痛みがある」といった場合は、できるだけ早く医師に相談することをお勧めします。
3 オフィス環境を整えよう
デスクワークで長時間同じ姿勢を取ったり、パソコンを使用したりすることが多い職種では、特に肩こりに悩む人が多くいます。ここでは、肩こり対策としてのオフィス環境の改善法を紹介します。
1)机や椅子
机や椅子の高さが自分に合っていないと、首や肩、腕に力が入りすぎて肩こりが起こりやすくなるため、デスクワークでは机や椅子の高さの調節が重要になります。
理想的な椅子の高さは、座ったときに「膝と腰の角度が90度」になるのがよいといわれます。また、机の高さは椅子に座った際に「肘と同じくらい」が理想です。
2)デスクワークの姿勢
パソコンで作業をしていると、気付かないうちにディスプレーに近づいてしまうことがありますが、そのような場合、下を向く時間が長くなり、首の筋肉を過度に使ってしまいます。また、考え事をしているときなどは、足を組んだり、頬杖をついたりしがちですが、こうした姿勢も、首や背中の一部の筋肉に大きな負担がかかります。
デスクワークの姿勢は、
- ディスプレーから40センチメートル以上目を離す
- 視線を水平よりも少し下くらいに保つ
のが理想です。背筋をしっかりと伸ばして座り、体重は左右均等に配分するよう意識しましょう。また、机の周りが暗いと前かがみの姿勢になりやすく、これも肩こりの原因になります。ですから、スタンドライトなどを利用して十分な明るさを確保するようにしましょう。
なお、長時間パソコンに向かっていると、疲れ目による肩こりが起こりやすくなります。適宜休憩を取り、遠くの景色を眺めたり目薬を差したりして、目を休めることを心掛けましょう。
4 その場でできる簡単なマッサージやストレッチ
こり固まった筋肉をほぐすには、マッサージやストレッチを行うとよいです。首筋や肩の筋肉をもむ、軽くたたく、さらには肩こりに効くツボを指圧すると効果的です。ただ、その日の体調などによりマッサージやストレッチが逆効果になる恐れもあるので、自己判断はせず、医師・専門家の指示に従い、自分に合ったものを取り入れましょう。
1)マッサージ
人間の体には、内臓の働きや血行に大きく関係するツボ(経絡)があり、これらのツボを指圧することによって血行が良くなります。肩こりに効くツボは次の通りです。

- 風池(ふうち):後頭部、髪の毛の生え際のくぼんだ部分
- 天柱(てんちゅう):後頭部、髪の毛の生え際にある太い2本の筋肉の外側の部分
- 肩井(けんせい):肩のほぼ中央。肩先の中心点と首の付け根を結んだ真ん中部分
- 肩髃(けんぐう):肩の前側にある腕との境目のくぼんだ部分
- 曲垣(きょくえん):肩甲骨の内端のすぐ上にあるくぼんだ部分
- 膏肓(こうこう):背骨の中心部分から指4本分外側に行った部分
これらのツボを、親指・人さし指・中指などで、体の中心に向かって押し込むように、ゆっくりと指圧します。その際、一定のリズムで繰り返し指圧して刺激を与えるとよいでしょう。なお、首・肩周り以外にも、次のような肩こりに効くとされるツボがあります。
- 曲池(きょくち):肘を曲げた際にできるしわの外側の部分
- 手三里(てさんり):肘を曲げるとできるしわから、指3本分手首寄りの親指側の部分
- 外関(がいかん):手首の中央から指3本分肘寄りの部分
- 合谷(ごうこく):手の甲。親指と人さし指の付け根の骨に近い部分
- 頸頂点(けいちょうてん):人さし指と中指の付け根の間の部分
2)ストレッチ
筋肉をゆっくりと引っ張ったり伸ばしたりするストレッチも、肩こり解消に有効です。 ストレッチの基本は、首と肩の筋肉をほぐすことです。
- 両手の指を組んで大きく背伸びをする
- 手を伸ばして後ろで交差させて、ゆっくりと前屈する
- 30秒ほど時間をかけて、首を大きくゆっくりと回す
などをしてみましょう。
なお、ストレッチを行う際は、深く息を吸い込んで、吐き出すようにすることで、さらに血行が良くなります。腹式呼吸(おなかを膨らませながら息を吸い、おなかをへこませながら息を吐く呼吸法)を取り入れると、より効果的です。
5 生活習慣(食生活、歩き方や立ち方、服装など)に注目
肩こりの症状は、日ごろの生活習慣でも、ある程度改善されます。日常生活の中での見直しのポイントを紹介します。
1)食生活
肩こりの主な原因は筋肉の過度な緊張による疲労や血行不良なので、「筋肉の疲労を解消する」「血行を良くする」などの効果がある食べ物を取るのも効果的です。肩こりに効くとされる主な栄養素は次の通りです。

これらの栄養素が含まれる食べ物をバランスよく取ることが重要です。なお、表中の栄養素は食事の他、サプリメントで補ってもよいでしょう。
2)歩き方や立ち方
歩くときは背筋を伸ばして顎を引き、腕を歩く速度に合わせて軽く振るようにすると、正しい姿勢を保つことができます。通勤途中の電車などでも、「かばんなどを持つ手を時々左右で替える」「片側だけに体重をかけない」など、体のバランスを取ることを意識しましょう。
寝るときも、枕のサイズや柔らかさなど、自分に合ったものを選ぶなどして、バランスの良い姿勢で眠ることが大切です。
3)服装など
重い洋服は肩こりにつながりやすくなります。特に、冬場は厚着をすることが多いため、コートなどの防寒具はなるべく軽めのものを選びましょう。
また、靴選びも肩こり対策として重要です。足に合わない靴やヒールの高い靴を履いていると、歩き方に無理が生じて全身のバランスが崩れてしまい、一部の筋肉に負担をかけることになります。靴を買う際には、店で専門家の意見を聞きながら、自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。
4)運動
運動不足は筋肉の硬化による血行不良を招きます。「休憩時間に簡単な体操をする」「エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を利用する」「休日にウオーキングや水泳など、全身を動かすスポーツをする」など、日常から意識して運動を行うことが重要です。
5)ストレス対策
ストレスは、仕事や日ごろの生活の中で少しずつ蓄積され、やがて大きくなると肩こりを引き起こします。「小まめにストレッチをする」「一日のうちでゆっくりできる時間を持つ」「趣味に没頭する」などで、ストレス解消を心掛けましょう。
6)その他
肩こりは血行不良によって起こるため、こっている部分を温めて血行を良くすることが解消につながります。例えば、「入浴時に温かいシャワーを当てて刺激する」「乾いたタオルをのせ、その上から温めた蒸しタオルを当てる」「ドライヤーの温風やカイロを当てる」などの方法が効果的です。
以上(2024年3月更新)
(監修 株式会社フェアワーク 吉田健一)
pj60126
画像:photo-ac
画像:pixta
忙しい経営者のダイエットは無理をせず、“コツコツ”がポイント
書いてあること
- 主な読者:健康管理の一環としてダイエットを考えている経営者
- 課題:忙しくて運動をする時間が取れないし、会食が多くてダイエットが難しい
- 解決策:隙間時間を活用した運動や、緩やかな糖質制限ダイエットなどに取り組む
1 あなたの健康管理は万全ですか?
「体が資本。ビジネスをする上で、健康が第一」です。
言われなくても分かっていることですが、経営者は「多忙でなかなか運動をする時間が取れない」「会食に行く頻度が高い」といったケースが多く、ダイエットがしにくい環境に置かれています。
とはいえ、経営のかじ取りをする経営者の身に、何か起きてからでは手遅れです。最近、体重が気になるという人は、できるだけ早い時期からダイエットに努め、健康な体をつくっていくことが大切です。この記事では、忙しい経営者がダイエットを成功させるポイントと、具体的なダイエット方法を紹介します。
2 ダイエットを成功させるポイント
1)無理をせず、“コツコツ型”で進める
ダイエットの目標は、健康な体を手に入れることであり、無理をして体を壊してしまっては本末転倒です。短期間で大きな成果を上げようとするのではなく、時間をかけて少しずつ減量にチャレンジしましょう。
大幅な減量を目指す場合も、いきなり過大な目標を立てるのではなく、まずは無理のない範囲で設定してください。それを達成できたら、改めて次の目標を設定するといったように、“コツコツ型”のダイエットがお勧めです。
なお、健康面で不安がある場合は、必ず医師に相談してからダイエットに取り組みましょう。
2)「隙間時間」をうまく使う
ダイエットに取り組む際は、毎日同じ時間に食事や運動をするなど、生活リズムを整えることが大切です。また、朝は体内の血糖値が低い関係で比較的脂肪が燃焼しやすいため、午前中の運動はダイエットに効果的といわれています。
ただ、午前中はメールの確認や打ち合わせ、業務指示などで特に忙しい経営者も多いでしょう。そうした場合は、無理に午前中に運動しようとせず、業務の合間や帰宅後のプライベートな時間など、自分の生活時間に合わせて、小まめにダイエットに取り組むとよいでしょう。
3)ダイエット(運動)仲間と一緒に取り組む
1人でダイエットを続けるのはなかなか大変ですが、仲間がいると、モチベーションが上がって取り組みやすくなることもあります。例えば、週に1度ランニングをする仲間などがいれば、「自分も頑張ろう」と張り合いが生まれます。
4)自分の現状をしっかりと把握する
ダイエットに取り組む場合、食事の摂取カロリー量や運動量の参考とするために、BMIなど自分の体に関するデータを把握しましょう。

また、ダイエット中は毎食の摂取カロリーを記録しておきましょう。そうすると、例えば「1日に必要なエネルギーは2200キロカロリーなのに、今日の摂取カロリーは2800キロカロリーだった。600キロカロリーオーバーだから、明日からはもう少し食事量を調整しよう」といった具合に、自分の状況に合わせてダイエットの方針を決められます。
毎食の摂取カロリーを記録するのが難しい場合は、手帳にその日に食べたものをメモしておき、後でまとめて計算すればよいでしょう。
3 日々の食生活を見直す
1)糖質制限ダイエットを試してみる
糖質制限ダイエットは、パンや甘いものなどの糖質の摂取量を抑えるダイエット法です。制限する糖質量によって異なりますが、外食でも対応しやすく、前述したような細かいカロリー計算をしなくても、ある程度成果が出やすく、ダイエットの定番としてよく知られています。
手軽に取り組む場合は、朝食のパンを低糖質の商品に置き換える、朝食と昼食は通常通り食べて夕食のみおかずだけでご飯を抜くなど、糖質の高いメニューをあらかじめ把握しておき、無理のない範囲で糖質の摂取を控えるとよいでしょう。
2)かむ回数を増やして食事の量をコントロールする
かむ回数が増えると、満腹中枢や摂食中枢が刺激され、脳が満腹だと感じるため、食事の量を減らしても満腹感を得やすくなります。また、がんや虫歯・歯周病の予防、全身の体力向上にも効果があるといわれています。
日本歯科衛生士会「よく噛んで食べるための7カ条」を意識するとよいでしょう。
- 一口30回、噛んで食べる
- 右で10回、左で10回、両方で10回、噛んで食べる
- 飲み込もうと思ったら、あと10回噛む
- 食べ物の形がなくなるまで、よく噛む
- 先の食べ物を飲み込んだら、次のものを口に入れる
- 口に食べ物が入っている間は、水分を摂らない
- 一口食べたら、箸を置く
3)低カロリーで満腹感を得る
カロリーを抑えたものを多く食べて満腹感を得る方法もあります。例えば、白米に刻んだしらたき(こんにゃく)を混ぜて、かさを増やすなどの方法もお勧めです。
また、野菜サラダを多く食べた後に肉などのメイン料理に手を付けるなど、食べる順番も工夫しましょう。一般的に、最初に野菜をよくかんで食べると満腹感が高まり、炭水化物などの過剰摂取を防げるといわれています。さらに、野菜に入っている食物繊維は、血糖値の上昇を抑える効果があり、糖尿病の予防にもつながります。
4)夜遅くに食べない
ダイエットをする場合、夜遅くの食事は避けましょう。なぜなら、エネルギーが消費されにくく、余ったエネルギーが体脂肪として蓄積され、肥満の原因になります。また、翌朝は食欲がなくなり朝食が食べられなくなることで生活リズムにも悪影響が出ます。
ただし、忙しい経営者はどうしても食事が夜遅くになってしまうこともあるでしょう。そのような場合、できるだけ低脂肪で消化の良いものを食べるようにしましょう。野菜などを多く取り、お肉や揚げ物などは少なめにするのがお勧めです。
4 運動によって代謝しやすい体をつくる
1)運動をする際の参考
運動をして消費カロリーを増やすことは、ダイエットの基本です。運動で消費されるカロリーはそれほど多くないものの、筋肉がついて基礎代謝が上がれば、太りにくい体質に近づきます。
継続的に取り組む運動の例は次の通りです。なお、性別や体重を選択して、簡単に運動の消費カロリーを調べることができるウェブサイトやスマートフォン用のアプリなどがあるため、運動をする際の消費カロリーの参考にしてみるとよいでしょう。
2)ウオーキング(散歩)に取り組む
昼食後のウオーキングを日課にするなど、小まめに歩くようにしましょう。歩くことは運動の基本であり、生活に手軽に取り入れられます。また、ウオーキングは、外の風に当たり体を動かすことで、気分をリフレッシュできます。行き詰まったときなどに思考を整える効果も期待できるでしょう。
3)ランニングやマラソンに取り組む
ランニングやマラソンに取り組むことも検討しましょう。ランニングやマラソンは体力をつけられるため、ハードに働きたい経営者にはお勧めです。
ただし、いきなりランニングやマラソンに取り組むのは、普段運動をしていない人にはハードルが高いかもしれません。そのため、例えば、東京マラソンへの参加を最終目標として、最初は短い距離から始めて少しずつ走行距離を延ばしていくなど、楽しみを見つけながら取り組むことがポイントになります。
4)筋トレに取り組む
ダイエットには筋トレもお勧めです。筋トレで筋肉量を増やして基礎代謝を上げれば、カロリーを消費しやすい体をつくれます。
筋トレというと、ジムにある器具を使っての本格的なトレーニングを想像する人も多いかもしれませんが、筋トレは自宅でも可能です。
腕立て伏せや腹筋、スクワットなどの自重トレーニングでも十分に筋肉をつけられます。忙しくてジムに通う時間が取れない経営者は、自宅などでの自重トレーニングを検討してみてください。
5)プロの手を借りるのも手
忙しい経営者は、限られた時間で効率的に運動をして、成果を上げたいと思う人も多いのではないでしょうか。こうした場合、トレーナーの力を借りるのも1つの方法です。体への負担を軽減させながら、自分に合ったトレーニングメニューを提案してもらえます。
最近は、トレーナーがマンツーマンで指導をしてくれる「パーソナルトレーニング」も増えているので、ぜひ利用を検討してみてください。
以上(2024年3月更新)
pj60203
画像:photo-ac
【朝礼】管理職の皆さん、もっと闘ってください
おはようございます。今日は、特に管理職の皆さんに伝えたいメッセージがあります。それは、「もっと闘ってください」です。
今どきはすぐに「何とかハラスメント」と言われたり、SNSに投稿されたりするので、とにかく“空気”を読み、波風を立てないことが良しとされがちです。そうなると、物事に異を唱えたり、主張すべきことを主張しなかったり、指導を怖がったりして、「闘わない管理職」が出てきます。
これは由々しき事態です。私は管理職の皆さんに、声を大にして伝えます。おかしいと思うことには、堂々と異を唱えてください。主張すべきところは、相手がどこの誰であろうと、真正面からきちんと主張してください。部下やメンバーが間違っていて正す必要があるなら、しっかりと厳しく指導をしてください。管理職の皆さんには、その権利がありますし、もっと言えば、そうする義務があるのです。
昔、私は、社外の人と契約を結ぶとき、主張すべきことを主張せず、大失敗したことがあります。大企業との初取引で、売り上げが欲しいと焦った私は、相手にとって有利な条件の契約を、ほぼ相手の要求通りの内容で通してしまったのです。契約は締結できましたが、後になってから、金額的にも納期的にも、こちら側が一方的に無理をしなければならなくなり、部下にも大変な思いをさせ、結局、たった1年でこちらから契約解消を申し出ることになってしまいました。
この大失敗で、私は「相手がどこの誰であろうと、こちら側の主張すべきことは、しっかり主張して闘うことが、部下や会社、そして相手、顧客をも守ることなのだ」と実感しました。
闘うのは、社内でも同じです。管理職の皆さん、上長や、たとえ社長の私であろうとも、おかしいと思うなら、指摘して闘ってください。部下に対してもそうです。嫌われること、波風が立つことを恐れていたら、指導はできません。時には厳しい指導も必要です。それで部下や周りから何か言われるようなら、そのときは私が管理職の皆さんを守ります。
ただし、「闘うこと」と「争うこと」とは違います。相手を打ち負かそうと批判したり、傷つけたり、自分勝手に主張したりするのは闘いではなく争いです。闘いはより良い結果を導くためのものですが、争いは何も生み出しません。むしろ、相手を打ち負かそうという思いが強くなることで、本当にハラスメントになってしまうケースもあります。私は「闘うこと」は応援しますが、「争うこと」には厳しく対処します。何のために闘うのかを見失わないようにしてください。
異を唱えたり、主張したり、厳しく指導したりするのは、正直に言って、面倒で手間のかかることでもあります。「闘う」とは、「面倒で手間のかかることから逃げ出そうとする自分と闘う」ことに他なりません。管理職の皆さん。もう一度言います。逃げずに、しっかり闘ってください。
以上(2024年3月作成)
pj17175
画像:Mariko Mitsuda
【規程・文例集】「ストレスチェック制度実施規程」のひな型
書いてあること
- 主な読者:ストレスチェック制度を実施するための規程のひな型が欲しい経営者
- 課題:具体的に何を定めればよいかが分からない。健康診断と似たような運用でいいの?
- 解決策:実施者、受検結果などの扱いが健康診断と異なるので、明確にルールを定める
1 健康診断とのルールの違いに注意する
ストレスチェック制度とは、
社員が所定の質問に答えて自身のストレス状態を把握する「ストレスチェック」や、高ストレス者に対する「医師による面接指導」などの一連の施策のこと
です。社員数が常時50人以上の会社は、年1回以上、ストレスチェックを実施しなければなりません(社員数が常時50人未満の会社は努力義務)。
ストレスチェック制度を実施するには、制度の実施者や受検結果の取り扱いなどについて、就業規則(ストレスチェック制度実施規程など)で定める必要があります。問題は、
ストレスチェック制度と健康診断のルールを混同している会社が少なくないこと
です。どちらも社員の健康状態をチェックするための制度ですが、両者は似て非なるものです。

「健康診断と混同している部分があるかもしれない……」という人は、次章で専門家が監修したストレスチェック制度実施規程のひな型を紹介していますので、自社の就業規則と照らし合わせながら確認してみましょう。
2 ストレスチェック制度実施規程のひな型
以降で紹介するひな型は一般的な事項をまとめたものであり、個々の企業によって定めるべき内容が異なってきます。実際にこうした規程を作成する際は、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
【ストレスチェック制度実施規程のひな型】
第1章 総則
第1条(目的)
本規程は、株式会社○○○○(以下「会社」)が、労働安全衛生法第66条の10の規定に基づく「心理的な負担の程度を把握するための検査等」(以下「ストレスチェック制度」)を実施するに当たり、その実施方法等を定めるものである。本規程に定めのない事項は、労働安全衛生法その他の関係法令によるものとする。
第2条(定義)
本規程において使用する語句の定義は次の各号に定める通りである。
- ストレスチェック:
ストレスに関する質問票に従業員が記入し(またはITシステムに入力し)、それを集計・分析することで、従業員が自らのストレスの状態を調べる検査。 - ストレスチェック制度:
ストレスチェックの結果を踏まえた医師による面接指導や集団分析等、一連の施策の総称。 - 衛生委員会:
労働安全衛生法第18条に定められている組織で、従業員の健康障害を防止するための基本となるべき対策などを調査審議する。 - 衛生管理者:
労働安全衛生法第12条に定められている者で、従業員の安全または衛生のための教育の実施など、衛生にかかわる技術的事項を管理する者。 - 産業医:
労働安全衛生法第13条に定められている者で、従業員の健康管理および、健康診断や面接指導等、作業環境の維持管理、健康教育などの項目について医学に関する専門的知識を必要とする業務を行う医師。 - 集団分析:
ストレスチェックの結果を、個人が特定されない一定の規模で分析すること。
第3条(適用範囲)
1)ストレスチェック制度の適用範囲は、次の各号のいずれにも該当する従業員である。
- 会社と期間の定めのない労働契約を交わしている従業員。次のいずれかに該当する期間の定めのある労働契約を交わしている従業員を含む。
a.労働契約の契約期間が1年以上の従業員
b.契約更新により1年以上使用される予定の従業員
c.1年以上継続して使用されている従業員
- 1週間の労働時間が、当該事業場の同種の業務に従事する通常の従業員の所定労働時間の4分の3以上の従業員。
2)会社は、原則として人材派遣会社等から当社に派遣されている派遣労働者をストレスチェック制度の適用対象としない。
第4条(趣旨等の周知)
会社は、次の各号に定める内容を社内掲示板に掲示する他、本規程を配布する等の方法により、ストレスチェック制度の趣旨等を従業員に周知する。
- ストレスチェック制度は、従業員自身のストレスへの気付きおよびその対処の支援並びに職場環境の改善を通じて、メンタルヘルス不調となることを未然に防止する一次予防を目的とするものであり、メンタルヘルス不調者の発見を一義的な目的とはしないものである。
- 従業員にストレスチェックの受検義務はない。ただし、専門医療機関に通院中等の特別な事情がない限り、受検することが望ましい。
- ストレスチェックの結果は直接本人に通知され、本人の同意なく会社が結果を入手することはない。従って、ストレスチェックを受検するときは、正直に回答することが重要である。
- 本人がストレスチェックの結果を会社に提供することに同意した場合や、医師による面接指導を申し出た場合、会社はそれらによって得た情報を本人の健康管理のために限って使用する。
- 本規程第37条に定める事項。
第2章 ストレスチェック制度の実施体制
第5条(ストレスチェック制度担当者)
1)ストレスチェック制度担当者(以下「担当者」)は、ストレスチェック制度の実施計画の策定や計画に基づく実施の管理等の実務を行う。
2)担当者は人事労務課の従業員および衛生管理者とし、その氏名は社内掲示板に掲示する等の方法により従業員に周知する。
3)人事異動等により担当者の変更があった場合は、その都度、同様の方法により従業員に周知する。本規程第6条のストレスチェックの実施者、第7条のストレスチェックの実施事務従事者、第8条の面接指導の実施者についても同様の扱いとする。
第6条(ストレスチェックの実施者)
1)ストレスチェックの実施者(以下「実施者」)は、実際にストレスチェックを行う他、ストレスチェック制度の実施計画の策定などにも積極的に協力する。
2)実施者は会社の産業医および保健師の2名とし、産業医を実施代表者、保健師を共同実施者とする。
第7条(ストレスチェックの実施事務従事者)
1)ストレスチェックの実施事務従事者(以下「実施事務従事者」)は、実施者の指示のもとストレスチェックの日程調整、従業員等への連絡、調査票の配布と回収、結果のデータ入力等の各種事務処理を担当する。
2)実施事務従事者は人事労務課の従業員および衛生管理者とするが、人事に関する権限を有する者は実施事務従事者になることはできない。
第8条(面接指導の実施者)
ストレスチェックの結果に基づく面接指導の実施者は会社の産業医とする。
第3章 ストレスチェック制度の実施方法
第1節 ストレスチェック
第9条(ストレスチェックの実施時期)
ストレスチェックは1年以内ごとに1回実施するものとし、実施時期は業務の状況を勘案して部門ごとに設定する。
第10条(対象者)
1)適用対象となる従業員は、専門医療機関に通院中等の特別な事情がない限り、実施時期にストレスチェックを受検するように努めなければならない。
2)ストレスチェック受検の意思があるものの、出張等の業務上の都合により、ストレスチェックの実施期間にストレスチェックを受検することができなかった従業員は、会社が別途指定する実施時期にストレスチェックを受検するものとする。
3)ストレスチェックの実施時期の全期間に休職しており、休職期間が1カ月以上の従業員については、ストレスチェックの対象外とする。
第11条(受検の勧奨)
会社は、従業員の受検状況を把握し、未受検の従業員に対して、実施事務従事者または各職場の管理者を通じて受検の勧奨を行うことがある。
第12条(調査票および方法)
1)ストレスチェックは、厚生労働省「職業性ストレス簡易調査票(57項目)」を用いて行う。
2)ストレスチェックは、社内LANを用いてオンラインで実施する。社内LANが利用できない従業員は、紙媒体で実施する。
第13条(ストレスの程度の評価方法・高ストレス者の選定方法)
1)ストレスチェックの個人結果の評価は、厚生労働省「労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル」(以下「マニュアル」)に示されている素点換算表を用いて換算し、その結果をレーダーチャートに示すことにより行う。
2)高ストレス者の選定は、マニュアルに示されている「評価基準の例(その1)」に準拠し、以下のいずれかに該当する者を高ストレス者とする。
- 「心身のストレス反応」(29項目)の合計点数が77点以上である者。
- 「仕事のストレス要因」(17項目)および「周囲のサポート」(9項目)を合算した合計点数が76点以上であって、かつ「心身のストレス反応」(29項目)の合計点数が63点以上の者。
第14条(ストレスチェックの結果の通知方法)
ストレスチェックの個人結果の通知は、「実施者または実施者の指示を受けた実施事務従事者」(以下「ストレスチェックの結果通知者」)が実施者名で行う。通知方法は、原則として各従業員に電子メールを送信することで行うが、電子メールが利用できない従業員および電子メールを希望しない従業員に対しては封筒に封入し、紙媒体で通知する。
第15条(セルフケア)
従業員は、ストレスチェックの結果および結果に記載された実施者の助言・指導に基づき、ストレスを軽減するためのセルフケアを適切に行うように努めなければならない。
第16条(会社への結果提供に関する同意の取得方法)
実施者は、ストレスチェックの結果を従業員に通知する際、その内容を会社に提供することについて同意するか否かの意思確認を行う。従業員が同意する場合は、従業員は結果通知の電子メールに添付または封筒に同封された「同意書」(省略。以下、同様)に入力または記入し、発信者宛てに送付するものとする。同意書の提出が確認された場合、ストレスチェックの結果通知者は、実施者の指示により、ストレスチェックの結果の写しおよび「同意書」の写しを人事労務課に提供する。
第17条(ストレスチェック受検時の賃金の取り扱い等)
1)ストレスチェックの受検に要する時間は業務時間として取り扱う。
2)従業員は、業務時間中にストレスチェックを受検するものとし、管理者は従業員がストレスチェックを受検する時間を確保できるように配慮しなければならない。
第2節 医師による面接指導
第18条(面接指導の申出の方法)
1)ストレスチェックの結果、医師による面接指導を受ける必要があると判定された従業員が医師の面接指導を希望する場合、結果通知の電子メールに添付または封筒に同封された「面接指導申出書」(省略。以下、同様)に入力または記入し、結果通知の電子メールあるいは封筒を受け取ってから30日以内に、発信者宛てに送付するものとする。
2)医師による面接指導を受ける必要があると判定された従業員から、結果通知後20日以内に「面接指導申出書」の提出がなされない場合は、ストレスチェックの結果通知者は、実施者の指示により、実施者名で電子メールまたは電話により申出の勧奨および最終的な意思確認を行う。この際、第三者にその従業員が面接指導の対象者であることが知られないよう配慮する。
3)医師による面接指導を受ける必要があると判定された従業員以外の従業員から、面接指導の申出を受けた場合、会社はこれを拒むことができる。
第19条(面接指導の実施方法)
1)面接指導の実施日時および場所は、面接指導の実施者または面接指導の実施者の指示を受けた実施事務従事者が、該当する従業員およびその管理者に電子メールまたは電話により通知する。この際、第三者にその従業員が面接指導の対象者であることが知られないよう配慮する。なお、面接指導の実施日時は、「面接指導申出書」が提出されてから、30日以内に設定する。
2)通知を受けた従業員は、指定された日時に面接指導を受けるものとし、管理者は従業員が指定された日時に面接指導を受けることができるよう配慮しなければならない。
第20条(面接指導結果に基づく医師の意見聴取方法)
会社は、面接指導が終了してから30日以内に、「面接指導結果報告書兼意見書」(省略。以下、同様)により、面接指導の実施者から結果の報告および意見の提出を受ける。
第21条(面接指導結果を踏まえた措置の実施方法)
1)面接指導の実施者から、面接指導の結果を踏まえた就業上の措置が必要であるとの意見書が提出され、これに基づいて会社が人事異動を含めた就業上の措置を実施する場合、人事労務課の担当者が該当する従業員に就業上の措置の内容およびその理由等を説明する。なお、前記説明を行う際は面接指導の実施者も同席するものとする。
2)従業員は、正当な理由がない限り、会社が指示する就業上の措置に従わなければならない。
第22条(面接指導を受けるのに要する時間の賃金の取り扱い)
面接指導を受けるのに要する時間は業務時間として取り扱う。
第3節 集団ごとの集計・分析
第23条(集計・分析の対象集団)
ストレスチェックの結果の「集団ごとの集計・分析」(以下「集団分析」)は、原則として、課ごとの単位で行う。ただし、10人未満の課については、他の課と合算する等して個人が特定されない規模で行う。
第24条(集計・分析の方法)
集団分析は、マニュアルに示されている仕事のストレス判定図を用いて行う。
第25条(集計・分析結果の利用方法)
1)ストレスチェックの結果通知者は、実施者の指示により、人事労務課に集団分析の結果(個人のストレスチェックの結果が特定されないもの)を提供する。
2)会社は、集団分析の結果に基づき、必要に応じて、職場環境の改善のための措置、管理者に対する研修を行う。従業員は、会社が行う職場環境の改善のための措置の実施に協力しなければならない。
第4章 記録の保存
第26条(ストレスチェックの結果の記録の保存担当者)
ストレスチェックの結果の記録の保存担当者は、実施事務従事者である衛生管理者とする。
第27条(ストレスチェックの結果の記録の保存期間・保存場所)
ストレスチェックの結果の記録は、会社のサーバーまたは金庫内に5年間保存する。
第28条(ストレスチェックの結果の記録の保存に関するセキュリティーの確保)
保存担当者は、会社のサーバーまたは金庫内に保管されているストレスチェックの結果が第三者に閲覧されることがないよう、パスワードの設定等、必要な管理を徹底しなければならない。
第29条(会社に提供されたストレスチェックの結果・面接指導結果の保存方法)
1)人事労務課は、従業員の同意を得て会社に提供されたストレスチェックの結果の写しおよび「同意書」の写し、ストレスチェックの結果通知者から提供された集団分析の結果、「面接指導結果報告書兼意見書」を、社内の金庫に5年間保存する。
2)人事労務課は、第三者に社内に保管されている前項の資料が閲覧されることがないよう、必要な管理を徹底しなければならない。
第5章 ストレスチェック制度に関する情報管理
第30条(ストレスチェックの結果の共有範囲)
従業員の同意を得て会社に提供されたストレスチェックの結果の写しは、人事労務課内のみで保有する。
第31条(面接指導結果の共有範囲)
「面接指導結果報告書兼意見書」は、人事労務課内のみで保有する。そのうち就業上の措置の内容等、職務遂行上必要な情報に限定して、該当する従業員の管理者に提供する。
第32条(集団分析結果の共有範囲)
1)実施者から提供された集団分析の結果は、人事労務課内で保有するとともに、課ごとの結果については当該課の管理者に提供する。
2)会社は、集団分析の結果とそれに基づいて実施した措置の内容を、衛生委員会に報告する。
第33条(健康情報の取り扱いの範囲)
ストレスチェック制度に関して取り扱われる従業員の健康情報のうち、診断名、検査値等の生データや詳細な医学的情報は実施者が取り扱うものとする。人事労務課に関連情報を提供する際は、適切に加工しなければならない。
第6章 情報開示、訂正、追加および削除と苦情処理
第34条(情報開示等の手続き)
従業員は、ストレスチェック制度に関して情報の開示等を求める際には、「ストレスチェック制度の情報開示請求」(省略)を人事労務課に提出するものとする。
第35条(苦情申し立ての手続き)
従業員は、ストレスチェック制度に関する情報の開示等について苦情の申し立てを行う際には、「ストレスチェック制度の苦情申立書」(省略)を人事労務課に提出するものとする。
第36条(守秘義務)
従業員からの情報開示や苦情申し立てに対応した人事労務課の従業員は、それらの職務を通じて知り得た従業員の秘密を第三者に漏らしてはならない。
第7章 不利益な取り扱いの防止
第37条(会社が行わない行為)
会社は、ストレスチェック制度に関して次の行為を行わない。
- 医師による面接指導の申出を行った従業員に対して、申出を行ったことを理由として、その従業員に不利益となる取り扱いを行うこと。
- 従業員の同意を得て会社に提供されたストレスチェックの結果を理由として、その従業員に不利益となる取り扱いを行うこと。
- ストレスチェックを受検しないことを理由として、その従業員に不利益となる取り扱いを行うこと。
- ストレスチェックの結果を会社に提供することに同意しないことを理由として、その従業員に不利益となる取り扱いを行うこと。
- 医師による面接指導が必要とされたにもかかわらず、その申出を行わないことを理由として、その従業員に不利益となる取り扱いを行うこと。
- 就業上の措置を行うに当たって、面接指導の実施者から意見を聴取する等、労働安全衛生法および労働安全衛生規則に定められた手順を踏まずに、その従業員に不利益となる取り扱いを行うこと。
- 面接指導の結果に基づく就業上の措置を行うに当たって、面接指導の実施者の意見と内容・程度が著しく異なるなど必要と認められる範囲内となっていないものや、従業員の実情が考慮されていないものなど、労働安全衛生法その他の法令に定められた要件を満たさない内容で、その従業員に不利益となる取り扱いを行うこと。
- 面接指導の結果に基づく就業上の措置として、次に掲げる措置を行うこと。
a.解雇すること。
b.期間を定めて雇用される従業員について契約の更新をしないこと。
c.退職勧奨を行うこと。
d.不当な動機・目的をもってなされたと判断されるような配置転換や職位(役職)の変更を命じること。
e.その他の労働契約法等の労働関係法令に違反する措置を講じること。
第8章 雑則
第38条(改廃)
本規程の改廃は、衛生委員会において調査審議を行い、その結果に基づいて変更を行うものとする。
附則
本規程は、○年○月○日より実施する。
以上(2024年3月更新)
(監修 社会保険労務士 志賀碧)
pj00162
画像:ESB Professional-shutterstock
常勝将軍ナポレオンに学ぶ「戦うリーダー」の心構えを表す一言とは?
リーダーとは、希望を配る人のことである
ナポレオン・ボナパルトは、18~19世紀に活躍したフランスの軍人です。少年の頃から本来数年かけて卒業する士官学校を11カ月で卒業するなど非凡な才能を持っていたナポレオンは、軍人になった後、1793年にフランス革命に反対する反乱軍を24歳の若さで鎮圧し、英雄としてその名を轟(とどろ)かせます。そして、その後も数々の戦いに勝利し、「常勝将軍」と呼ばれるほど国民の人気を集め、やがてフランス第一帝政の皇帝に即位して強大な軍事政権をつくります。
冒頭の言葉は、そんなナポレオンのリーダー論を表す名言として有名です。ナポレオンは、軍事作戦を練る頭脳も、自分や軍にとっての好機を見極める観察眼も優れていましたが、ここぞというタイミングで味方を鼓舞する才能が特に抜きん出ていました。
例えば、1796年にフランス軍とオーストリア軍がアッダ川という川を挟んで対峙(たいじ)した際は、指揮官であるナポレオンが、自ら軍旗を掲げて敵軍に突撃し、味方の兵を勢い付かせてオーストリア軍を打ち破りました。
また、あの有名な「吾輩(わがはい)の辞書に、不可能の文字はない」という言葉も、1800年にイタリアに侵攻したオーストリア軍の虚を突くため、難所のアルプス越えを敢行したときに発したという説があります。
ナポレオンは、ただ配下に命令を下すのではなく、まず自分が率先して勇気を示すことで味方を動かすタイプの指揮官だったようです。
ナポレオンが皇帝になったのは、1804年のこと。もともと王政への不満からフランス革命を起こした国民が、彼を皇帝として受け入れたのは不思議な気もしますが、それもまた、自ら危険な前線に立って背中を見せ、味方を勝利に導くナポレオンの姿が国民の心を捉えた証しなのでしょう。
ここ一番で周りに勇気を示し、苦境を突破していく力。これは、今の経営者にも求められる資質です。会社が苦しいとき、ただ社員に「苦しいのはみんな同じだから我慢しよう」と言う経営者と、「私が引っ張るから共に苦境を乗り越えよう」と言う経営者、どちらが魅力的かは明らかです。
一方で、リーダーだからといって肩肘を張りすぎないこともまた大切です。何度もフランスを勝利に導いたナポレオンですが、1812年のロシア遠征で大敗を喫すると、とたんに力を失い、皇帝の座を追われます。「無敗の英雄」のイメージが彼の政権の支えになっていたために、それが崩れると支持を失ってしまったのです。
経営者は、常に英雄である必要はありません。いざというとき強いリーダーシップで会社を引っ張る心構えさえあれば、普段は信頼できる部下に任せてゆったり構えているぐらいがちょうどよいのかもしれません。
出典:「新約ナポレオンボナパルト。『吾輩の辞書に、不可能の文字はない』名言で知る皇帝の栄光と失脚。10分で読めるシリーズ」(shogo.p.sato、まんがびと、2014年12月)
以上(2024年2月作成)
pj17617
画像:ckybe-Adobe Stock