【業種別データ】たばこ製造業の動向

書いてあること

  • 主な読者:各業種の産業規模、経営指標などを知りたい経営者
  • 課題:さまざまなデータを集める必要があり、時間や手間がかかる
  • 解決策:事業所数や製造品出荷額等から近年の動向を把握する。経営指標で各業種の平均値を知る

1 業界動向

1)業界全体

2019年のたばこ製造業の事業所数は6事業所(対前年比100.0%)、従業者数は1433人(対前年比85.2%)、製造品出荷額等は1兆8999億8000万円(対前年比93.1%)となっています。

1事業所当たりの従業者数は239人(対前年比85.2%)、現金給与総額は21億3100万円(対前年比95.1%)、原材料使用額等は355億6400万円(対前年比91.2%)、製造品出荷額等は3166億6300万円(対前年比93.1%)、付加価値額は537億3400万円(対前年比84.3%)となっています。

従業者1人当たりの現金給与総額は892万円(対前年比111.6%)、製造品出荷額等は13億2588万円(対前年比109.2%)、付加価値額は2億2498万円(対前年比98.9%)となっています。

製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は11.2%(対前年比98.0%)、同付加価値額比率は17.0%(対前年比90.5%)、同現金給与総額比率は0.7%(対前年比102.2%)となっています。

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2)たばこ製造業(葉たばこ処理業を除く)

2019年のたばこ製造業(葉たばこ処理業を除く)の事業所数は4事業所(対前年比100.0%)、従業者数は1304人(対前年比88.3%)となっています。表中の「-」は該当数値が秘匿とされたものです。

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3)葉たばこ処理業

2019年の葉たばこ処理業の事業所数は2事業所(対前年比100.0%)、従業者数は129人(対前年比62.9%)となっています。表中の「-」は該当数値が秘匿とされたものです。

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2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)

たばこは福島県、栃木県、東京都、静岡県、京都府、福岡県から出荷され、葉たばこ(処理したものに限る)は岩手県、茨城県、栃木県、静岡県、熊本県から出荷されていますが、その出荷金額は秘匿とされています。

3 経営指標

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以上(2021年12月)

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【業種別データ】光学機械器具・レンズ製造業の動向

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1 業界動向

1)業界全体

2019年の光学機械器具・レンズ製造業の事業所数は406事業所(対前年比95.8%)、従業者数は2万2775人(対前年比90.6%)、製造品出荷額等は4866億8900万円(対前年比73.8%)となっています。

1事業所当たりの従業者数は56人(対前年比94.6%)、現金給与総額は2億6100万円(対前年比95.2%)、原材料使用額等は6億6500万円(対前年比70.1%)、製造品出荷額等は11億9900万円(対前年比77.0%)、付加価値額は4億8500万円(対前年比89.8%)となっています。

従業者1人当たりの現金給与総額は465万円(対前年比100.7%)、製造品出荷額等は2137万円(対前年比81.4%)、付加価値額は864万円(対前年比95.0%)となっています。

製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は55.4%(対前年比91.0%)、同付加価値額比率は40.4%(対前年比116.6%)、同現金給与総額比率は21.8%(対前年比123.6%)となっています。

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2)顕微鏡・望遠鏡等製造業

2019年の顕微鏡・望遠鏡等製造業の事業所数は62事業所(対前年比106.9%)、従業者数は3508人(対前年比108.3%)、製造品出荷額等は768億9700万円(対前年比106.4%)となっています。

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3)写真機・映画用機械・同附属品製造業

2019年の写真機・映画用機械・同附属品製造業の事業所数は115事業所(対前年比92.0%)、従業者数は3702人(対前年比93.2%)、製造品出荷額等は569億1800万円(対前年比80.7%)となっています。

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4)光学機械用レンズ・プリズム製造業

2019年の光学機械用レンズ・プリズム製造業の事業所数は229事業所(対前年比95.0%)、従業者数は1万5565人(対前年比86.8%)、製造品出荷額等は3528億7400万円(対前年比68.2%)となっています。

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2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)

品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)は次の通りです。

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3 経営指標

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以上(2021年1月)

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【業種別データ】がん具・運動用具製造業の動向

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1 業界動向

1)業界全体

2019年のがん具・運動用具製造業の事業所数は868事業所(対前年比96.4%)、従業者数は2万275人(対前年比98.9%)、製造品出荷額等は4157億4400万円(対前年比97.7%)となっています。

1事業所当たりの従業者数は23人(対前年比102.5%)、現金給与総額は8300万円(対前年比104.1%)、原材料使用額等は2億5000万円(対前年比102.8%)、製造品出荷額等は4億7900万円(対前年比101.3%)、付加価値額は2億1000万円(対前年比101.3%)となっています。

従業者1人当たりの現金給与総額は357万円(対前年比101.6%)、製造品出荷額等は2051万円(対前年比98.8%)、付加価値額は900万円(対前年比98.9%)となっています。

製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は52.1%(対前年比101.5%)、同付加価値額比率は43.9%(対前年比100.1%)、同現金給与総額比率は17.4%(対前年比102.8%)となっています。

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2)娯楽用具・がん具製造業(人形を除く)

2019年の娯楽用具・がん具製造業(人形を除く)の事業所数は273事業所(対前年比94.8%)、従業者数は5620人(対前年比101.8%)、製造品出荷額等は1195億6800万円(対前年比98.6%)となっています。

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3)人形製造業

2019年の人形製造業の事業所数は154事業所(対前年比95.7%)、従業者数は1771人(対前年比96.6%)、製造品出荷額等は205億8200万円(対前年比94.4%)となっています。

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4)運動用具製造業

2019年の運動用具製造業の事業所数は441事業所(対前年比97.8%)、従業者数は1万2884人(対前年比98.0%)、製造品出荷額等は2755億9400万円(対前年比97.5%)となっています。

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2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)

品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)は次の通りです。

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3 経営指標

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以上(2022年1月)

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画像:alfa27-Adobe Stock

【業種別データ】計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具・理化学機械器具製造業の動向

書いてあること

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1 業界動向

1)業界全体

2019年の計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具・理化学機械器具製造業の事業所数は1395事業所(対前年比98.9%)、従業者数は6万1219人(対前年比99.6%)、製造品出荷額等は1兆8087億4400万円(対前年比98.6%)となっています。

1事業所当たりの従業者数は44人(対前年比100.7%)、現金給与総額は2億2000万円(対前年比99.9%)、原材料使用額等は6億9100万円(対前年比97.5%)、製造品出荷額等は12億9700万円(対前年比99.7%)、付加価値額は5億5500万円(対前年比100.3%)となっています。

従業者1人当たりの現金給与総額は500万円(対前年比99.2%)、製造品出荷額等は2955万円(対前年比99.0%)、付加価値額は1264万円(対前年比99.6%)となっています。

製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は53.3%(対前年比97.8%)、同付加価値額比率は42.8%(対前年比100.6%)、同現金給与総額比率は16.9%(対前年比100.2%)となっています。

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2)体積計製造業

2019年の体積計製造業の事業所数は87事業所(対前年比103.6%)、従業者数は5772人(対前年比105.6%)、製造品出荷額等は1999億4800万円(対前年比104.9%)となっています。

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3)はかり製造業

2019年のはかり製造業の事業所数は71事業所(対前年比92.2%)、従業者数は4073人(対前年比81.2%)、製造品出荷額等は1460億1600万円(対前年比80.8%)となっています。

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4)圧力計・流量計・液面計等製造業

2019年の圧力計・流量計・液面計等製造業の事業所数は195事業所(対前年比102.1%)、従業者数は6990人(対前年比113.5%)、製造品出荷額等は1668億8400万円(対前年比119.0%)となっています。

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5)精密測定器製造業

2019年の精密測定器製造業の事業所数は234事業所(対前年比95.9%)、従業者数は9076人(対前年比100.1%)、製造品出荷額等は2312億8800万円(対前年比95.6%)となっています。

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6)分析機器製造業

2019年の分析機器製造業の事業所数は98事業所(対前年比98.0%)、従業者数は7206人(対前年比103.0%)、製造品出荷額等は2092億4800万円(対前年比100.3%)となっています。

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7)試験機製造業

2019年の試験機製造業の事業所数は142事業所(対前年比92.2%)、従業者数は4120人(対前年比87.3%)、製造品出荷額等は1415億9300万円(対前年比95.8%)となっています。

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8)測量機械器具製造業

2019年の測量機械器具製造業の事業所数は30事業所(対前年比96.8%)、従業者数は1627人(対前年比63.0%)、製造品出荷額等は385億2900万円(対前年比41.2%)となっています。

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9)理化学機械器具製造業

2019年の理化学機械器具製造業の事業所数は149事業所(対前年比103.5%)、従業者数は5402人(対前年比102.7%)、製造品出荷額等は1343億2200万円(対前年比108.1%)となっています。

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10)その他の計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具・理化学機械器具製造業

2019年のその他の計量器・測定器・分析機器・試験機・測量機械器具・理化学機械器具製造業の事業所数は389事業所(対前年比100.8%)、従業者数は1万6953人(対前年比104.5%)、製造品出荷額等は5409億1600万円(対前年比106.5%)となっています。

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2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)

品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)は次の通りです。

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3 経営指標

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以上(2022年1月)

pj55101
画像:pixabay

【業種別データ】ニット生地製造業の動向

書いてあること

  • 主な読者:各業種の産業規模、経営指標などを知りたい経営者
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1 業界動向

1)業界全体

2019年のニット生地製造業の事業所数は257事業所(対前年比100.8%)、従業者数は4422人(対前年比101.7%)、製造品出荷額等は860億800万円(対前年比93.8%)となっています。

1事業所当たりの従業者数は17人(対前年比100.9%)、現金給与総額は5800万円(対前年比101.8%)、原材料使用額等は2億1100万円(対前年比94.4%)、製造品出荷額等は3億3500万円(対前年比93.1%)、付加価値額は1億1100万円(対前年比91.6%)となっています。

従業者1人当たりの現金給与総額は337万円(対前年比101.0%)、製造品出荷額等は1945万円(対前年比92.3%)、付加価値額は646万円(対前年比90.9%)となっています。

製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は63.1%(対前年比101.4%)、同付加価値額比率は33.2%(対前年比98.4%)、同現金給与総額比率は17.3%(対前年比109.4%)となっています。

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2)丸編ニット生地製造業

2019年の丸編ニット生地製造業の事業所数は162事業所(対前年比101.3%)、従業者数は2539人(対前年比101.6%)、製造品出荷額等は528億400万円(対前年比94.3%)となっています。

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3)たて編ニット生地製造業

2019年のたて編ニット生地製造業の事業所数は61事業所(対前年比100.0%)、従業者数は1600人(対前年比103.1%)、製造品出荷額等は308億8500万円(対前年比93.6%)となっています。

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4)横編ニット生地製造業

2019年の横編ニット生地製造業の事業所数は34事業所(対前年比100.0%)、従業者数は283人(対前年比94.3%)、製造品出荷額等は23億1800万円(対前年比88.3%)となっています。

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2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)

品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)は次の通りです。

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3 経営指標

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以上(2021年12月)

pj55017
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【業種別データ】石油製品・石炭製品製造業の動向

書いてあること

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1 業界動向

1)業界全体

2019年の石油製品・石炭製品製造業の事業所数は915事業所(対前年比100.3%)、従業者数は2万7000人(対前年比103.4%)、製造品出荷額等は13兆8443億5000万円(対前年比92.2%)となっています。

1事業所当たりの従業者数は30人(対前年比103.0%)、現金給与総額は1億9200万円(対前年比100.1%)、原材料使用額等は115億2000万円(対前年比92.2%)、製造品出荷額等は151億3000万円(対前年比91.9%)、付加価値額は10億2400万円(対前年比74.2%)となっています。

従業者1人当たりの現金給与総額は651万円(対前年比97.1%)、製造品出荷額等は5億1275万円(対前年比89.2%)、付加価値額は3469万円(対前年比72.0%)となっています。

製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は76.1%(対前年比100.3%)、同付加価値額比率は6.8%(対前年比80.8%)、同現金給与総額比率は1.3%(対前年比108.9%)となっています。

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2)石油精製業

2019年の石油精製業の事業所数は29事業所(対前年比100.0%)、従業者数は1万2238人(対前年比104.2%)、製造品出荷額等は12兆6174億4800万円(対前年比91.9%)となっています。

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3)潤滑油・グリース製造業(石油精製業によらないもの)

2019年の潤滑油・グリース製造業(石油精製業によらないもの)の事業所数は96事業所(対前年比103.2%)、従業者数は3368人(対前年比104.2%)、製造品出荷額等は3463億6500万円(対前年比101.3%)となっています。

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4)コークス製造業

2019年のコークス製造業の事業所数は6事業所(対前年比100.0%)、従業者数は1774人(対前年比101.7%)、製造品出荷額等は3318億6100万円(対前年比90.5%)となっています。

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5)舗装材料製造業

2019年の舗装材料製造業の事業所数は683事業所(対前年比100.1%)、従業者数は7039人(対前年比102.3%)、製造品出荷額等は4600億8500万円(対前年比99.2%)となっています。

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6)その他の石油製品・石炭製品製造業

2019年のその他の石油製品・石炭製品製造業の事業所数は101事業所(対前年比99.0%)、従業者数は2581人(対前年比102.5%)、製造品出荷額等は885億9100万円(対前年比73.2%)となっています。

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2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)

品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)は次の通りです。

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3 経営指標

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以上(2021年12月)

pj55045
画像:WATCH_MEDIA_HOUSE-Adobe Stock

【朝礼】会社の社長に、私はなる!

突然ですが、今日この場をお借りして、私は宣言させていただきます。

私は、この会社の社長になることを目指します!

薄いリアクション、ありがとうございます。「何をばかなことを」「また冗談を言っている」とあきれていらっしゃる上司の方や諸先輩も多いと思いますが、私は本気も本気です。とにかく、私がどうして社長を目指すことにしたのか、その理由について説明させてください。

私はこれまで、自分なりに一生懸命に仕事をしてきたつもりでした。今では中堅と呼ばれるような立場になり、会社に対してそれなりに貢献できるようになったと、ひそかに自負していました。

ところが先日、ある先輩から「君は中堅社員としての自覚が足りない」とのご指摘を受けました。私としては非常に心外だったのですが、話をお聞きするうちに、確かに自分の自覚が足りなかったことに気付かされました。

私が足りなかったものは、「会社を支える」という考え方です。私は今まで、自分にできることを精いっぱいやって会社に貢献してきました。ですが、それは「自分にできるか、できないか」が基準であって、「会社に支えてもらっている」ことを前提にした考え方でした。先輩から、「中堅社員として『会社を支える』一員になったからには、『会社にとって必要か、そうでないか』という基準で仕事を選ぶべきだ」と諭されたのです。

私は、「会社を支える」とはどういうことか、自分なりに考えました。会社を支えている一番の存在は誰かといえば、社長です。

私は今まで、社長というのは「会社で一番偉くて、自分の思い通りに会社や社員を動かせる」という、いわば“特権”を持った人だと思っていました。ですが、「会社を支える」ことを基準に考えると、社長というのは「会社の将来に対して最も責任を持ち、会社を最も支えている」人なのだと理解しました。

そこで私は、会社を支える一番の存在、つまり社長を目指そう、と考えるようになったのです。もちろん、今の私にはすぐに社長になれるほど、会社を支えられる力はありません。ですが、少なくとも自分が社長になったつもりで、そして将来は社長になるつもりで、「この会社には何が足りないのか」「そのために私に何ができるのか」を考えて、仕事に取り組んでいきたいと思います。

ここで皆さんに、特に私よりも若い人たちにご提案したいのですが、皆さんも、私と一緒にこの会社の社長になることを目指しませんか? もし、この会社の全員が社長になることを目指して、会社にとって必要なことは何かを考えながら仕事に取り組むようになれば、この会社はもっとすごい会社になると思います。

でも、20年後に社長になるのは、私です! 会社を支える一番の存在になれるように、これからも精進したいと思います。

以上(2021年11月)

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画像:Mariko Mitsuda

【朝礼】お客さまの前でこそ部下を褒めよう

先日、クラシックコンサートに行ったときのことです。演奏後の指揮者の姿がとても印象に残りましたので、その話を、部下を持つ管理職の皆さんに、ぜひお伝えしたいと思います。

それは、カーテンコールでの出来事でした。演奏が終わり、一度退場した指揮者は観客の大きな拍手喝采に応え、再び舞台に登場しました。そしてその指揮者は、自らも拍手をしながら楽器の間を縫うようにして奏者一人ひとりに歩み寄り、「この人を称賛してください」と言わんばかりに、観客にアピールしたのです。

私は、それほどクラシックコンサートに行き慣れているわけではありませんが、これまで見た指揮者はカーテンコールのとき、指揮台のあたりから特に素晴らしい演奏をした奏者のいる位置を手で指して、彼らに拍手を送るよう観客に促すだけでした。しかし、今回の指揮者は、一人ひとりにわざわざ歩み寄って観客に拍手を求めたのです。笑顔で歩み寄る指揮者を、奏者も皆、満面の笑みで迎え、時には手を取り合っていたのがとても印象的でした。

この指揮者の行動は、素晴らしい演奏をしてくれた奏者に対する感謝の気持ちが自然に表れた結果だったのでしょう。私はこうした指揮者の姿に感動すると同時に、あることに思い至りました。

それは、「指揮者が奏者に対して最大限の感謝を伝えたいのであれば、その場所は、観客の前をおいて他にない」ということです。

長時間の演奏を終えた奏者の目の前で、指揮者が「あなたがいてくれたから演奏が成功した」と感謝し、さらに観客が称賛してくれる。奏者が感じる達成感と自信は、舞台袖に戻った後や打ち上げでは、決して味わえないものでしょう。

私は、日ごろから感謝の気持ちを表すことの大切さを社内で伝えており、特に管理職の皆さんは、率先して部下に「ありがとう」と言ってくれています。とても良いことだと思う一方で、部下が簡単なルーティン業務を行っただけで何度も「ありがとう」と言うのは、逆に部下に失礼だとも感じています。それでは「ありがとう」の価値が薄れてしまうと思うのです。

管理職から部下への「ありがとう」は、感謝の気持ちを伝えるためだけのものではありません。部下が自信を持ち、自分の力で前に進めるようになるための「エール」でもあるのです。

管理職の皆さん、先ほどの指揮者のように、ぜひお客さまの前で、部下に感謝の気持ちを表し、褒めてください。プレゼンを成功させた部下がいたら、お客さまの前で、「彼は御社に喜んでいただけるよう、一生懸命に準備をしていました」などと頑張りを伝えるのもいいでしょう。

部下がここぞという舞台で成功したときこそ、日ごろの感謝を最大限に伝えるチャンスです。皆さんの一言が自信につながり、部下は、大きな一歩を踏み出せるようになるのです。

以上(2021年11月)

op16970
画像:Mariko Mitsuda

【業種別データ】サービス用・娯楽用機械器具製造業の動向

書いてあること

  • 主な読者:各業種の産業規模、経営指標などを知りたい経営者
  • 課題:さまざまなデータを集める必要があり、時間や手間がかかる
  • 解決策:事業所数や製造品出荷額等から近年の動向を把握する。経営指標で各業種の平均値を知る

1 業界動向

1)業界全体

2019年のサービス用・娯楽用機械器具製造業の事業所数は589事業所(対前年比99.7%)、従業者数は2万5363人(対前年比99.9%)、製造品出荷額等は1兆3904億1000万円(対前年比104.2%)となっています。

1事業所当たりの従業者数は43人(対前年比100.2%)、現金給与総額は1億9600万円(対前年比103.7%)、原材料使用額等は13億500万円(対前年比103.0%)、製造品出荷額等は23億6100万円(対前年比104.6%)、付加価値額は9億4500万円(対前年比109.0%)となっています。

従業者1人当たりの現金給与総額は456万円(対前年比103.5%)、製造品出荷額等は5482万円(対前年比104.4%)、付加価値額は2194万円(対前年比108.8%)となっています。

製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は55.3%(対前年比98.5%)、同付加価値額比率は40.0%(対前年比104.2%)、同現金給与総額比率は8.3%(対前年比99.1%)となっています。

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2)サービス用機械器具製造業

2019年のサービス用機械器具製造業の事業所数は162事業所(対前年比107.3%)、従業者数は5647人(対前年比104.5%)、製造品出荷額等は1713億4100万円(対前年比102.9%)となっています。

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3)娯楽用機械製造業

2019年の娯楽用機械製造業の事業所数は271事業所(対前年比96.4%)、従業者数は1万287人(対前年比91.2%)、製造品出荷額等は8920億800万円(対前年比98.1%)となっています。

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4)自動販売機製造業

2019年の自動販売機製造業の事業所数は78事業所(対前年比92.9%)、従業者数は4642人(対前年比97.5%)、製造品出荷額等は1534億3300万円(対前年比113.4%)となっています。

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5)その他のサービス用・娯楽用機械器具製造業

2019年のその他のサービス用・娯楽用機械器具製造業の事業所数は78事業所(対前年比104.0%)、従業者数は4787人(対前年比121.3%)、製造品出荷額等は1736億2800万円(対前年比141.8%)となっています。

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2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)

品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)は次の通りです。

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3 経営指標

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以上(2022年1月)

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画像:pixabay

【業種別データ】有機化学工業製品製造業の動向

書いてあること

  • 主な読者:各業種の産業規模、経営指標などを知りたい経営者
  • 課題:さまざまなデータを集める必要があり、時間や手間がかかる
  • 解決策:事業所数や製造品出荷額等から近年の動向を把握する。経営指標で各業種の平均値を知る

1 業界動向

1)業界全体

2019年の有機化学工業製品製造業の事業所数は773事業所(対前年比102.0%)、従業者数は9万9283人(対前年比101.6%)、製造品出荷額等は10兆1738億8100万円(対前年比93.2%)となっています。

1事業所当たりの従業者数は128人(対前年比99.7%)、現金給与総額は8億4000万円(対前年比98.9%)、原材料使用額等は89億7100万円(対前年比88.7%)、製造品出荷額等は131億6200万円(対前年比91.3%)、付加価値額は35億9600万円(対前年比94.1%)となっています。

従業者1人当たりの現金給与総額は654万円(対前年比99.2%)、製造品出荷額等は1億247万円(対前年比91.7%)、付加価値額は2800万円(対前年比94.4%)となっています。

製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は68.2%(対前年比97.1%)、同付加価値額比率は27.3%(対前年比103.0%)、同現金給与総額比率は6.4%(対前年比108.3%)となっています。

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2)石油化学系基礎製品製造業(一貫して生産される誘導品を含む)

2019年の石油化学系基礎製品製造業(一貫して生産される誘導品を含む)の事業所数は10事業所(対前年比111.1%)、従業者数は5513人(対前年比116.9%)、製造品出荷額等は1兆9800億9100万円(対前年比100.3%)となっています。

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3)脂肪族系中間物製造業(脂肪族系溶剤を含む)

2019年の脂肪族系中間物製造業(脂肪族系溶剤を含む)の事業所数は61事業所(対前年比95.3%)、従業者数は1万1508人(対前年比91.6%)、製造品出荷額等は1兆3996億600万円(対前年比76.9%)となっています。

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4)発酵工業

2019年の発酵工業の事業所数は16事業所(対前年比106.7%)、従業者数は658人(対前年比107.5%)、製造品出荷額等は650億9000万円(対前年比110.0%)となっています。

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5)環式中間物・合成染料・有機顔料製造業

2019年の環式中間物・合成染料・有機顔料製造業の事業所数は137事業所(対前年比103.8%)、従業者数は1万3802人(対前年比89.8%)、製造品出荷額等は1兆3298億5600万円(対前年比82.1%)となっています。

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6)プラスチック製造業

2019年のプラスチック製造業の事業所数は252事業所(対前年比103.3%)、従業者数は3万5020人(対前年比105.4%)、製造品出荷額等は3兆3603億4300万円(対前年比96.3%)となっています。

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7)合成ゴム製造業

2019年の合成ゴム製造業の事業所数は17事業所(対前年比100.0%)、従業者数は6791人(対前年比104.5%)、製造品出荷額等は5107億1700万円(対前年比95.2%)となっています。

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8)その他の有機化学工業製品製造業

2019年のその他の有機化学工業製品製造業の事業所数は280事業所(対前年比101.1%)、従業者数は2万5991人(対前年比105.2%)、製造品出荷額等は1兆5281億7800万円(対前年比107.3%)となっています。

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2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)

 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2019年実績)は次の通りです。

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3 経営指標

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以上(2021年12月)

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