自動車・同附属品製造業は、2023年に製造品出荷額等が71.6兆円(前年比114.0%)と大きく伸び、業界全体として回復基調が鮮明です。特に自動車製造業と自動車部分品・附属品製造業が増加をけん引しました。一方で、原材料使用額等の比率は高く、コスト上昇の影響を受けやすい構造は続いています。雇用は概ね横ばいで、今後も生産・供給の安定化が課題です。
1 業界動向
1)業界全体
2023年の自動車・同附属品製造業の事業所数は7568事業所(対前年比100.0%)、従業者数は88万8204人(対前年比100.6%)、製造品出荷額等は71兆5990億8700万円(対前年比114.0%)
となっています。
1事業所当たりの従業者数は117人(対前年比100.6%)、現金給与総額は7億1600万円(対前年比103.6%)、原材料使用額等は70億4100万円(対前年比114.2%)、製造品出荷額等は94億6100万円(対前年比114.0%)、付加価値額は23億400万円(対前年比115.0%)となっています。
従業者1人当たりの現金給与総額は610万円(対前年比103.0%)、製造品出荷額等は8061万円(対前年比113.3%)、付加価値額は1963万円(対前年比114.3%)となっています。
製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は74.4%(対前年比100.2%)、同付加価値額比率は24.4%(対前年比100.9%)、同現金給与総額比率は7.6%(対前年比90.9%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2)自動車製造業(二輪自動車を含む)
2023年の自動車製造業(二輪自動車を含む)の事業所数は103事業所(対前年比102.0%)、従業者数は20万4532人(対前年比107.6%)、製造品出荷額等は29兆6199億4200万円(対前年比118.6%)となっています。
1事業所当たりの従業者数は1986人(対前年比105.5%)、現金給与総額は143億9000万円(対前年比111.2%)、原材料使用額等は2283億7500万円(対前年比118.5%)、製品出荷額等は2875億7200万円(対前年比116.2%)、付加価値額は614億4900万円(対前年比111.4%)となっています。
従業者1人当たりの現金給与総額は725万円(対前年比105.4%)、製品出荷額等は1億4482万円(対前年比110.2%)、付加価値額は3094万円(対前年比105.7%)となっています。
製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は79.4%(対前年比101.9%)、同付加価値額比率は21.4%(対前年比95.9%)、同現金給与総額比率は5.0%(対前年比95.6%)となっています。詳しくは、下表を参照してください。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3)自動車車体・附随車製造業
2023年の自動車車体・附随車製造業の事業所数は273事業所(対前年比99.3%)、従業者数は2万4763人(対前年比100.4%)、製造品出荷額等は9608億600万円(対前年比115.5%)となっています。
1事業所当たりの従業者数は91人(対前年比101.2%)、現金給与総額は4億5800万円(対前年比102.6%)、原材料使用額等は23億6500万円(対前年比114.6%)、製品出荷額等は35億1900万円(対前年比116.4%)、付加価値額は10億600万円(対前年比121.5%)となっています。
従業者1人当たりの現金給与総額は505万円(対前年比101.4%)、製品出荷額等は3880万円(対前年比115.0%)、付加価値額は1109万円(対前年比120.1%)となっています。
製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は67.2%(対前年比98.5%)、同付加価値額比率は28.6%(対前年比104.4%)、同現金給与総額比率は13.0%(対前年比88.2%)となっています。詳しくは、下表を参照してください。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
4)自動車部分品・附属品製造業
2023年の自動車部分品・附属品製造業の事業所数は7192事業所(対前年比100.0%)、従業者数は65万8909人(対前年比98.6%)、製造品出荷額等は41兆183億3900万円(対前年比110.9%)
となっています。
1事業所当たりの従業者数は92人(対前年比98.6%)、現金給与総額は5億3000万円(対前年比100.3%)、原材料使用額等は40億4800万円(対前年比109.4%)、製品出荷額等は57億300万円(対前年比110.9%)、付加価値額は15億600万円(対前年比115.7%)となっています。
従業者1人当たりの現金給与総額は579万円(対前年比101.7%)、製品出荷額等は6225万円(対前年比112.5%)、付加価値額は1644万円(対前年比117.3%)となっています。
製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は71.0%(対前年比98.6%)、同付加価値額比率は26.4%(対前年比104.3%)、同現金給与総額比率は9.3%(対前年比90.4%)となっています。
詳しくは、下表を参照してください。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)
品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)は次の通りです。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3 経営指標

(出所:日本政策金融公庫「小企業の経営指標2024」)
(注1)( )内は、調査対象企業数です。
(注2)受取利息を加味できないなど調査項目に限界があるため、「黒字かつ自己資本プラス企業」でも損益分岐点比率が100%を超える場合があります。
以上(2026年3月更新)
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画像:Mariko Mitsuda































