2023年の造作材・合板・建築用組立材料製造業は、事業所数は微増した一方で、製造品出荷額が全体で前年比91.8%と減少し、業界全体として縮小傾向が見られます。原材料費比率は上昇しており、コスト負担が利益を圧迫する構造が続いています。特に合板製造業は出荷額が前年比76.2%と大幅減となった一方、パーティクルボードや床板製造業では出荷額が大きく伸びるなど、品目別で明暗が分かれています。従業者1人当たりの付加価値額は減少し、生産性の低下が課題となっています。総じて、需要減退や原材料高騰の影響を受けつつも、製品分野によっては底堅い需要が残る状況といえます。
1 業界動向
1)業界全体
2023年の造作材・合板・建築用組立材料製造業の事業所数は1761事業所(対前年比100.2%)、従業者数は4万4315人(対前年比99.0%)、製造品出荷額等は2兆2208億5300万円(対前年比91.8%)となっています。
1事業所当たりの従業者数は25人(対前年比98.8%)、現金給与総額は1億500万円(対前年比99.5%)、原材料使用額等は8億5900万円(対前年比91.8%)、製造品出荷額等は12億6100万円(対前年比91.7%)、付加価値額は3億4400万円(対前年比86.8%)となっています。
従業者1人当たりの現金給与総額は419万円(対前年比100.7%)、製造品出荷額等は5012万円(対前年比92.7%)、付加価値額は1366万円(対前年比87.8%)となっています。
製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は68.1%(対前年比100.2%)、同付加価値額比率は27.3%(対前年比94.7%)、同現金給与総額比率は8.4%(対前年比108.5%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2)造作材製造業(建具を除く)
2023年の造作材製造業(建具を除く)の事業所数は397事業所(対前年比101.8%)、従業者数は6909人(対前年比98.7%)、製造品出荷額等は2136億6000万円(対前年比95.9%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3)合板製造業
2023年の合板製造業の事業所数は319事業所(対前年比96.4%)、従業者数は7268人(対前年比89.8%)、製造品出荷額等は3779億2500万円(対前年比76.2%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
4)集成材製造業
2023年の集成材製造業の事業所数は191事業所(対前年比98.5%)、従業者数は5379人(対前年比97.0%)、製造品出荷額等は2303億1200万円(対前年比86.7%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
5)建築用木製組立材料製造業
2023年の建築用木製組立材料製造業の事業所数は634事業所(対前年比100.6%)、従業者数は1万8500人(対前年比102.0%)、製造品出荷額等は1兆388億8600万円(対前年比91.5%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
6)パーティクルボード製造業
2023年のパーティクルボード製造業の事業所数は25事業所(対前年比108.7%)、従業者数は1131人(対前年比111.1%)、製造品出荷額等は636億400万円(対前年比127.4%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
7)繊維板製造業
2023年の繊維板製造業の事業所数は20事業所(対前年比90.9%)、従業者数は1260人(対前年比93.1%)、製造品出荷額等は629億6700万円(対前年比92.6%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
8)銘木製造業
2023年の銘木製造業の事業所数は51事業所(対前年比100.0%)、従業者数は240人(対前年比105.3%)、製造品出荷額等は45億5700万円(対前年比107.1%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
9)床板製造業
2023年の床板製造業の事業所数は124事業所(対前年比106.0%)、従業者数は3628人(対前年比107.0%)、製造品出荷額等は2289億4100万円(対前年比129.7%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)
品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)は次の通りです。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3 経営指標

(出所:日本政策金融公庫「小企業の経営指標2024」)
(注1)( )内は、調査対象企業数です。
(注2)受取利息を加味できないなど調査項目に限界があるため、「黒字かつ自己資本プラス企業」でも損益分岐点比率が100%を超える場合があります。
以上(2026年3月更新)
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画像:Mariko Mitsuda



















































