中小企業等を支援する国や自治体の補助金・助成金事業では、雇用・人材開発・IT補助・コロナ支援など幅広いジャンルの支援があります。
本レポートでは、おすすめの補助金・助成金について支援の内容や対象条件、申請方法等についてわかりやすく紹介します。
<公募期間>2024年3月14日(木)~2024年12月6日(金)まで
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中小企業等を支援する国や自治体の補助金・助成金事業では、雇用・人材開発・IT補助・コロナ支援など幅広いジャンルの支援があります。
本レポートでは、おすすめの補助金・助成金について支援の内容や対象条件、申請方法等についてわかりやすく紹介します。
<公募期間>2024年3月14日(木)~2024年12月6日(金)まで
周年記念をきっかけに、編さんする社史は、
会社が生まれた背景や、歴史の節目にある大きな出来事をまとめた冊子
です。
社員が自社の創業から現在に至るまでの苦労や過去の教訓、理念、ビジョンなどを体系的に知ることができる貴重な資料といえるでしょう。
こうした社史には「分厚い書籍」のようなイメージがありますが、最近は読みやすさやデザインを重視したものも増えています。そのため、社史を編さんすると、次のような機能や効果が期待できます。

社史編さんは、社内で「社史編さん室」などのチームや委員会を結成して、有志のメンバーが進めるケースが一般的です。
一方、社史の編さんに必要な情報を担当者だけで集めるのは難しいため、現役社員やOB・OGへインタビューをしたり、資料提供の協力を仰いだりします。このやり取りを通じて、部署や役職を越えたコミュニケーションが生まれるため、社史編さんは会社の結束力を高めるきっかけになります。
また、完成した社史を社員が読むことで企業理念や過去の教訓などを共有できるため、組織としての一体感が強まり、企業文化を継承していくことにもつながります。
この記事では、最近の社史の形態や編さんの流れ、社史の活用方法などを紹介します。自社の歩みを社内外の関係者と共有し、採用活動にも使える社史の編さんを検討してみてはいかがでしょうか?
発行形態によって詳細は異なりますが、書籍の社史は、次のような構成が考えられます。
書籍の本文より前に置かれる部分を指します。目次や代表者挨拶、祝辞などが入ります。
書籍の本文が始まる前に入る写真などをいいます。会社の現在の写真、歴史が伝わる写真、サービスや製品の写真などが入ります。
社史の中心部分で、発行目的や社史編さん後の活用方法によって重視する内容が変わります。
社史の編さんをサポートする幾つかの会社へのヒアリングによると、
とのことです。
社内資料、自社に関連する統計資料・業界資料、変遷図などが入ります。
書籍の本文より後に置かれる部分を指します。編集後記や索引、発行者などが入ります。
社史と言うと、百科事典のような分厚い書籍を想像するかもしれませんが、昨今では、想定する読み手や活用シーンに応じたさまざまな形態での編さんが可能です。
例えば、より短時間で会社の変遷を伝えたい場合には、書籍に比べて比較的短期間で編さんできる動画型やウェブサイト型の社史を編さんするという方法もあります。また、社歴を詳細に記録した「本格的社史」だけでなく、創業期の苦労話など重要な部分のみを読みやすくリライトした「普及版」を併せて編さんする場合もあります。
社史を誰に読んでもらいたいか、編さんした社史をどのように活用したいのかで適した発行形態が異なるので、次の図表を基に、読み手と活用シーンを検討しましょう。

なお、発行形態について、社史の編さんをサポートする幾つかの会社へのヒアリングによると、
とのことです。
発行形態によって編さん過程や工程は異なりますが、ここでは書籍の社史を編さんすることを想定して手順の一例を紹介します。

社史の完成までにかかる期間は、社史の発行形態や求めるレベルによっても異なりますが、最短でも1年程度と長期になる場合が多いため、入念な準備が欠かせません。
一般的に、情報収集は文書としてまとめられた資料やデータに当たるのと、関係者へのインタビューの2通りの方法に分けられます。
例えば、社内関係では次のような資料があります。
社内、社外を問わず、人は会社の出来事の主役かつ、大きな情報源になります。
インタビューの際には聞きたい内容が分かるよう、あらかじめ関連資料を対象者に渡すなどしてインタビューの目的をはっきりさせておくことが大切です。
例えば、インタビュー対象には次のような人物が挙げられます。
また、情報を収集するときには
近くの情報から遠くの情報へ、社内から社外に広げていく
ことを意識すると、情報収集がしやすくなるでしょう。

同社では、2020年に開業110周年を迎えるにあたって、記念誌の編さんに取り組みました。
社内報やニュースリリース、経営に関する会議を資料に基に編さんしていますが、事業展開の背景や意義を書くことで将来的にも立ち返って参照できるような資料にしていることをポイントにしています。また、当時の担当者へのインタビューを通じて情報を掘り下げることも編さんに当たって大切にしているといいます。
同社では、2021年に創業100周年を迎えたことをきっかけに、社史の編さんに取り組みました。
編さんに当たっては、企画が頓挫しないように、企画の立案や紙面の構成に時間をかけて検証することで、インタビューをスムーズに進めることができたといいます。
また、インタビューに当たっては、スケジュールをエクセルの表にまとめて見渡すことができるようにしただけでなく、役員に対して定期的に進捗報告を行い、レビューをうけることで編さん過程を可視化、企画時のイメージと完成品にギャップが出ないように努めたことがポイントとなっています。
同団体では、2022年10月に事業開始から10周年を迎えることをきっかけに、記念誌の編さんに取り組みました。
世代を超えたコミュニケーションを促進できる媒体をコンセプトとして、若手社員でも理解できる内容かどうかを確認しながら進めたり、社内でインタビューを依頼する際には、部署での代表者を選出し、周年事業のワーキンググループを作って行ったりしたことがポイントです。
また、情報収集を通じて、社史を編さんする担当社員が普段は関わる機会が少ない社員からも話を聞くことができ、人脈の拡大や幅広い意見を聞くことができたのが大きなメリットになったといいます。
企画編集方針、編さん過程、情報収集などに関するノウハウやコラムを紹介しています。
■出版文化社「社史編集室」■
https://www.shashi.co.jp/index.html
「社史入門」として社史を編さんしていくための基本的なステップや実際に社史を編さんした会社のノウハウを紹介しています。
■日本ビジネスアート「社史の教科書」■
■日本ビジネスアート「周年の教科書」■
開館当初から65年以上、さまざまな会社の社史を収集しており、経済団体史などを含む社史およそ2万冊を所蔵しています。特色のあるさまざまな社史をウェブサイト「すごい社史」上で公開しています(随時更新)。
■神奈川県立川崎図書館「すごい社史」■
https://www.klnet.pref.kanagawa.jp/find-books/kawasaki/shashi-shiryo/sugoi-shashi/
以上(2024年10月作成)
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今シリーズは、前シリーズの『次世代リーダーに必須のコミュニケーション習慣』の実践編です。
知識やノウハウは分かったけれど、「現場で実践するにはまだハードルが高い」「うまく一歩を踏み出せない」という方のために、毎回実際にありそうなさまざまなシチュエーションを想定して、どんなコミュニケーションを取るのが望ましいかを一緒に考えていきます。
第3回の事例解説はいかがだったでしょうか。今回は課題[事例3]です。以下に再掲しますので、考えた解答を思い出してみてください。まだ考えていなかったという方もぜひ考えてみてください。繰り返しますが、解説だけを読んでいても実行や応用はままなりませんよ。
—————————
Q. 部下のベテランCさんに対して、あなたはこの後、最初にどんな声をかけますか? また、それを考える際に注意するべきポイントを3つほど挙げてください。書かれているさまざまな要素を考慮してみましょう。
[事例3]
〇部下でチーフとして若手2人を任せているベテランのCさんから、悲痛な形相で上司のあなたにクレームのような相談がありました。「若手2人に毎日指示を出して仕事をやらせようとしているんですが、反発や口答えばかりして、ちゃんとやらないんですよ。上司から直接注意してください。私にはもう無理です」。
〇実は最近別のチーフから、Cさんのところの若手2人が会社を辞めたがっているようだとうわさを聞いたばかりです。若手とはいえ大事な戦力、今後への期待も含めて採用した以上、会社としても課としても辞められては困ります。
—————————
ヒントとしては、事例1、2と同様に最初に起こっている事象を整理し、根本的な問題を洗い出してみてください。
今回も事例を読み返して、起こっていることの事象を整理から始めてみましょう。
現実世界の上司としてはCさんに対するふだんからの不満や、若手2人に対して感じていた世代間ギャップから、心の中では「どっちもどっちなんだろうけど……」とため息をついているかもしれませんね。
上司も人間ですから、日ごろからためている感情が反射的に浮かんでしまうこともあるでしょう。ですがここは一旦心の中で止めて、事象の整理から始める練習をしてみましょう。
若手2人のマネジメントや教育を任せているCさんからは、2人がちゃんとやらないので「上司から直接注意してください。私にはもう無理です」という訴えがありました。一方で最近別のチーフから若手2人が会社を辞めたがっているようだとのうわさを聞きました。
現場で起こっていることの可能性を整理しましょう。Cさんについては大きく分けて「a.適切なマネジメントや教育ができている」「b.取り組んでいるが十分でない」「c.取り組めていない」の3つ。若手2人の方は同じく、「ア. Cさんのマネジメントや教育が適切だと思って受け入れている」「イ.適切だと思ってはいるが不満もある」「ウ.適切だと思っていない」です。
a.×ア.であれば、あなたの上司と相談してCさんを昇進させ、もっと多くの人数を任せることを検討すればいいでしょう。会社が成長するためには必要なことです。Cさんが昇進することで、あなたとあなたの上司にとっても、それぞれにさらに上のポジションが見えてくるかもしれません。
しかしながら起こっている事象から、a.×ア.ではなさそうです。Cさんの側にも、若手2人の側にもそれぞれ問題や不満があるのでしょう。
そこで、まずCさんにはb.やc.を想定して、1対1で直接ヒアリングしてみましょう。あなたに訴えている口調から、本人はa.だと信じ込んでいるはず。そこで『新たな3つのコミュニケーション習慣』の「傾聴」と「褒める」の発動です。
あなたが「若手2人を任せるよ」と託してからこれまでに、Cさんがどんなことに取り組んできたのかをじっくり聞いてみましょう。ほとんど何もしていなければc.に当たりますが、恐らくb.の「取り組んでいるが十分でない」可能性が高いのです。
「傾聴」した上で、あなたとしてはb.の「十分ではない」だと思っても、Cさんなりの取り組みを「褒める」ことから始めましょう。意欲を持って取り組んでくれたのであれば、それが十分でなくとも、たとえ間違った方向だったとしても、これまでの取り組みの努力を一旦認めてあげることが肝要です。それでこそ人は素直に自身を振り返り、「よし、次はもっと頑張ろう」と前に進むことができるのです。
この一連のプロセスこそが、あなたがCさんに対して行うべきマネジメントであり教育なのですから。Cさんに最初にかける一言はこんな感じでどうでしょう。
「Cさんなりに一生懸命考えて、若手2人に毎日接してきてくれたのですね、ありがとう」
Cさんの取り組みが不十分だったり、方向性が間違っていたようだと分かれば、あなたのコーチング力の出番です。Cさんがダメなのではなく、あなたのCさんへのマネジメントや教育が足りなかったのです。
Cさんを次のステップに導く上では、できるだけあなたから指示命令するのではなく、Cさん自身に「どうするべきか」を考えてもらいましょう。
まずはCさん自らこれまでの若手2人とのやり取りを振り返り、気付いた点があれば今後はどうしていきたいかを整理しもらいましょう。
ただ具体的に何が不十分で、あるいは間違っていたかを知るには、若手2人の側へのヒアリングが欠かせません。誰がするべきでしょうか。
上司のあなたが若手2人を呼んでヒアリングするという方法もありますが、いつまでもあなたが間に入っていては、今後もCさんと若手2人はあなたを介することを期待し続けてしまうでしょう。それではいつまでたってもCさんの成長はありません。
少しチャレンジではありますが、あなたが学んだ『新たな3つのコミュニケーション習慣』をCさんに伝授した上で、Cさんから若手2人にヒアリングさせてみてはどうでしょう。不安であればあなたも同じ部屋にいて、双方のやりとりを聞いていましょう。理想は最後まで口を挟まないことです。
『新たな3つのコミュニケーション習慣』の伝授ですが、「傾聴」と「褒める」については今まさに、Cさんに対してあなたが実践したことをつまびらかにすればいいのです。やらせではなく、相手を尊重するからこその『新たな3つのコミュニケーション習慣』であると分かれば、相手は嫌な気持ちにならないものです。
自分の思い込みや決めつけ、感情論から入らずに、若手2人の話を“ひたすら”「傾聴」することから始めること。彼らがCさんとのやり取りの中で、どう感じてどのように行動していたのかを確認して、大なり小なり関係なく彼らなりの努力を「褒める」こと。
その上で、Cさん自身と若手2人が今後どうなっていきたいかを話し合い、「前向き発想」でこれまでのやりかたで見直すべき点があれば、具体的に挙げて互いに確認し合うこと。
最初からうまくできないのは、あなたと同じです。あなたが若手2人を想定した相手役となって、Cさんに『新たな3つのコミュニケーション習慣』の練習を何度か繰り返してみてください。相手役になることで、あなた自身の習慣への理解も深まっていくはずです。
Cさん自身が、若手2人に対して『新たな3つのコミュニケーション習慣』を意識したヒアリングが何とかできそうなイメージが湧いたら、あなたからこう声をかけてあげましょう。
「私は若手2人に辞めてほしくないし、Cさんだって本当はそうでしょう。人間ですから合う合わないはあるだろうけれど、2人とも数ある会社の中からこの会社で頑張りたいと入社してくれたのだから、やる気はあると信じてあげてください。今回のことをCさん自身が成長するチャンスだと思って取り組んでほしい。期待していますよ!」
【今回の3つのポイント】
3つ目の習慣「前向き発想」の伝授については、Cさんと若手2人が話し合う場にいればその場で最後に、いなければ話し合いの様子を聞いて相互理解が進んだことを確認した上で個別にアドバイスをしてみましょう。そして最後にはこう添えてはどうでしょう。
「Cさんも若手の2人も、私にとっては同じ大切な仕事仲間です。1人だって欠けてほしくないし、共に頑張っていい仕事をしたい。そのためにどうすればいいかを一緒に考えていきましょう。これからもよろしくお願いしますね!」
次回に向けた [事例4]を紹介します。
—————————
Q. 部下のDさんに対して、あなたはこの後、最初にどんな声をかけますか? また、それを考える際に注意するべきポイントを3つほど挙げてください。書かれているさまざまな要素を考慮してみましょう。
[事例4]
〇あなたの課(部)では、メンバーも入れ替わった今期から新たに毎週月曜夕方に定例ミーティングを設けており、メンバーは基本的に参加が必須となっています。しかし最近、Dさんの欠席率が高いように感じています。
〇始めた当初は全員が開始時間の少し前にはそろっていたのですが、1カ月くらいたった頃から、欠席や大幅な遅刻をするメンバーが毎回のように1人や2人いることも、上司であるあなたは気になっています。
—————————
テーマは「会議」です。これまでの事例と同様に起こっている事象を整理することから始め、現場で起こっていることの可能性を整理してみましょう。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。事例を使ってのシミュレーションがイメージできるようになられたでしょうか。もし日常で近いシーンに出会うことがあれば、ご自身で考えて『新たな3つのコミュニケーション習慣』の実践にトライしてみてください。
次回もお楽しみに。
<ご質問を承ります>
ご質問や疑問点などあれば以下までメールください。※個別のお問合せもこちらまで
Mail to: brightinfo@brightside.co.jp
※武田が以前上梓した書籍『新スペシャリストになろう!』および『なぜ社長の話はわかりにくいのか』(いずれもPHP研究所)が、ディスカヴァー・トゥエンティワンより電子書籍として復刻出版されました。前者はキャリア選択でお悩みの方に、後者はリーダーやトップをめざしている方にお薦めです。
『新スペシャリストになろう!』 https://amzn.asia/d/e8GZwTB
『なぜ社長の話はわかりにくいのか』 https://amzn.asia/d/8YUKdlx
以上(2024年10月作成)
(著作 ブライトサイド株式会社 代表取締役社長 武田斉紀)
https://www.brightside.co.jp/
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夏が終わり、秋風に季節の変わり目を感じさせられますが、一方では、夏の疲れが出てくるときでもあります。疲労は、思考能力や注意力、集中力の低下、イライラ、頭痛、肩こりなど心身に様々な悪影響を及ぼします。安全運転を続けていくためには、できるだけ早く疲労を解消し、心身の調子を整えることが求められます。

疲労とは、心身に過度な負荷がかかって、活動能力が低下している状態をいいます。運動や長時間のデスクワークなど精神的作業を過度に行うと、体のバランスを維持する自律神経が乱れ、神経細胞内に活性酸素が大量に発生することで細胞がダメージを受け、疲労が起こるとされています。
自律神経とは、心臓の活動や体温調節、消化、呼吸などの体内の諸機能を適切に制御し、維持してくれる神経系の一部であり、交感神経と副交感神経の二種類から構成されています。
交感神経と副交感神経は、相反する役割を果たしており、激しい運動や緊張しているときなどは交感神経がよく働き、休憩やリラックスしているときには副交感神経がよく働きます。この両者が状況に応じて交互に働き、身体の状態が最適になるよう調整することによって健全な体調が維持されます。交感神経と副交感神経の働きがバランスを保っていることが重要です。

過度の運動やストレス、寒暖差の身体への影響などにより自律神経が乱れバランスが崩れてしまうと、疲労だけでなく倦怠感や不眠、消化不良、息切れ、動悸、めまいといった身体的な症状が起こりやすく、イライラや不安、無気力などの心的な症状も生じやすくなります。
現代の日常生活においては、活発な行動が求められたり、緊張を強いられることも少なくありません。車の運転もその一つと言えます。その意味では、交感神経の出番が多くなっており、バランスを保つという視点で考えると、リラックスした機会をもっと増やす(副交感神経の出番を増やす)ことが、自律神経の乱れを防ぐ一つの方法といえるかもしれません。
ストレッチとは、筋肉や関節の柔軟性を高めることを目的にした運動を言います。ストレッチには、ゆっくりと一定方向に筋肉を伸ばし、その状態でしばらく静止する「静的ストレッチ」と、ある方向に関節を動かしながら筋肉を縮めたり伸ばしたりする「動的ストレッチ」とに分けられます。
静的ストレッチは、筋肉の張りを緩めるだけでなくリラックス効果もあることから、血圧や心拍数を下げ、副交感神経の働きを活発にします。血の巡りを促すことで、むくみの解消や、肩こり・腰痛の緩和、防止が期待できます。
車の運転は、同じ姿勢で絶えず緊張感を求められるため、疲労や凝りが生じやすく、特に長時間の運転では脚がむくんだりします。そこで、休憩時などに座ったままでできる簡単なストレッチをいくつかご紹介しましょう。
椅子の半分より前に座り、背筋を伸ばします。片方の足を伸ばし、かかとを床につけて、つま先は上に向けます。その状態で、上体を腰から前に倒して、5呼吸程度維持します。片方の足も同様の動作を行います。

椅子に座り、両腕を曲げ指先を肩に置き肘で円を描くようにしながら、腕を後ろに大きく回し、約6秒間で一周します。反対回しも同様に行い、交互の動きを片方5回ずつ繰り返します。

てのひらで頭を押さえて、ゆっくりと首を傾けていき首の筋肉を伸ばし、首から肩にかけて伸びているところで30秒保持します。これを左右2回行います。

以上(2024年10月)
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厚生労働省は今年7月、「令和5年度 個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表しました。個別労働紛争解決制度は、企業と労働者の間の労働トラブルを解決するための公的制度です。労働基準監督署などで行われている総合労働相談、都道府県労働局長による助言・指導などの方法があり、労働者や企業が無料で利用できます。個別労働紛争解決制度の施行状況を分析すると、労働トラブルを防ぐためのポイントが浮かび上がり、大変参考になります。
本稿では、公表資料のポイントを紹介しながら、近年の労働トラブルの傾向と企業が留意すべき点について解説していきます。
令和5年度の総合労働相談は、121万412件に上りました。4年連続で120万件を超え、高止まりしています。この相談は、全国の労働基準監督署などにある「総合労働相談コーナー」で無料で行われています。ケースによっては、相談員が2~3時間かけてじっくり話を聴くこともあり、労働トラブルの身近な駆け込み寺となっています。相談がもととなって、労働基準監督署が企業に調査に入るケースもあり、「たかが無料の相談制度」と甘く見ないほうがよいでしょう。
令和5年度の総合労働相談121万412件の内訳(重複計上あり)は、「法制度の問い合わせ」83万4,829件、「労働基準法等の違反の疑いがあるもの」19万2,961件、「民事上の個別労働関係紛争相談」26万6,162件でした。

※厚生労働省「令和5年度個別労働紛争解決制度の施行状況」より
「法制度の問い合わせ」の中には、賃金、時間外労働、年次有給休暇、休憩などについて、勤務先の対応に不満を持つ労働者が法令の細かい点を質問してくるケースが少なくありません。
「労働基準法等の違反の疑いがあるもの」は、賃金未払い、最低賃金違反、違法な時間外労働などです。企業が刑事責任を問われる可能性もあるので、注意が必要です。
「民事上の個別労働関係紛争相談」は、「いじめ・嫌がらせ」(6万125件)、「自己都合退職」(4万2,472件)、「解雇」(3万2,944件)など、労働トラブルの宝庫であり、企業が気をつけるべきポイントと言えます。
詳しい内訳は、次のようになっています。

※厚生労働省「令和5年度個別労働紛争解決制度の施行状況」より
どのトラブルも民事上の争いなので、訴訟に発展するリスクがあります。特に「いじめ・嫌がらせ」は、事実関係の把握に時間と労力がかかり、企業の本来業務に支障を及ぼしかねません。
上のグラフに記載されたトラブルに注意するだけでも、労務管理上のリスクを大幅に減らすことができます。
平成13年度にスタートした個別労働紛争解決制度は、相談件数の状況を見ても、広く認知されていることが伺えます。これを踏まえると、社内の労働トラブルを放置していると、大きな問題に発展する可能性があると言えるでしょう。企業の健全な運営のためにも、前述の気をつけるべきポイントを今一度確認いただくとともに、判断に迷うことがございましたら、お気軽に弊所にご相談ください。
※本内容は2024年9月10日時点での内容です。
(監修 社会保険労務士法人 中企団総研)
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厚生労働省は今年7月、「令和5年度 個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表しました。個別労働紛争解決制度は、企業と労働者の間の労働トラブルを解決するための公的制度です。労働基準監督署などで行われている総合労働相談、都道府県労働局長による助言・指導などの方法があり、労働者や企業が無料で利用できます。個別労働紛争解決制度の施行状況を分析すると、労働トラブルを防ぐためのポイントが浮かび上がり、大変参考になります。
本稿では、公表資料のポイントを紹介しながら、近年の労働トラブルの傾向と企業が留意すべき点について解説していきます。
本日10月8日、「とくぎんサクセスクラブnavi」(以下「とくさくnavi」)がオープンしました!
とくさくnaviは、とくぎんサクセスクラブの専用メディアです。今回は、オープンを記念して、とくさくnaviの開発に携わった徳島大正銀行 法人推進部のメンバーの声をまとめました。お話ししてくれたのは野上副部長、杉主任、泉さん、窪内さんの4名です。
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野上副部長 皆様のお役に立てる企画・運営を目指し、頑張ります!! |
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杉主任 明るく元気に頑張ります! |
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泉さん とにかく前向き、すこぶる元気。サクセスクラブ会員の皆さまとともに。泉です。 |
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窪内さん 皆さまのお役に立てるよう全力を尽くします! |
―まずは、とくぎんサクセスクラブの歩みについて教えて下さい。
野上:とくぎんサクセスクラブは、1993年(平成5年)に会員の皆さまの発展と経営を支援することを目的に設立された、徳島大正銀行の主要な取引先で構成される会員組織です。31年の歴史を持ち、約2,100社の会員さまが所属されています。経営に関する情報やサービスの提供はもちろん、セミナーや研修、交流会なども行っています。
―30年以上! それは歴史が深いですね。皆さまにとって、とくぎんサクセスクラブはどのような存在なのでしょうか? 具体的なエピソードなどもあれば、ぜひ教えていただきたいです。
野上:当行が「お客さまとの距離が近い、親しみやすい」と評価していただくことがありますが、その大きな理由の一つに、歴史のあるとくぎんサクセスクラブの存在があると思います。また、とくぎんサクセスクラブの恒例の一大イベントとして、毎年年初に「新年互礼会」を開催していますが、1,500名程度の会員さまが参加して下さります。「とくぎんサクセスクラブの新年互礼会に参加して、はじめて年明けする」と仰って下さる会員さまもいて、私たちもお客さまにお会いできることを、毎年楽しみにしています。
杉:そうそう、昔、営業店でお世話になったお客さまが声をかけて下さることもあります。本当に嬉しくて、ありがたいです。とくぎんサクセスクラブの温かみを感じられる、貴重な機会ですよね。
窪内:イベントを開催するたびに、温かいお客さまに恵まれているなぁ、ありがたいなぁ、と実感します。しかも、温かいだけではなくて、アツいんです。皆さまの熱意で、会場の空気がアツい!
泉:新年互礼会の他にも、夏には地区ごとに分けてブロック別セミナーや交流会を開催していますが、セミナーを開催すると、経営豊富な経営者さまも、とても真剣に受講して下さります。向上心を持って学び続ける姿に、「私たちも頑張らなければ!」と、刺激を受けています。
―熱意ある、そして温かい会員さまの雰囲気が、ひしひしと伝わってきます。
窪内:とくぎんサクセスクラブ事務局として、なんとか皆さまに感謝の気持ちを伝えたいし、皆さまのためになりたいという想いを持ち続けています。
杉:はい、皆さま熱意に溢れていて、一行員にも良くして下さっていて。とくぎんサクセスクラブのことを考えたとき、一番に心に浮かんでくるのは感謝の気持ちです。どうにか、力添えしたいし恩返ししたい。いつもお世話になっている皆さまに、何か還元しなければ、と。
―なるほど、恩返しですか。
野上:そうですね。とくぎんサクセスクラブの活動をより活性化するための一つとして、今回「とくさくnavi」を開設することを決めました。
―「とくさくnavi」を立ち上げたきっかけを、もう少し詳しく教えて下さい。
杉:今までもとくぎんサクセスクラブでは、会員さま向けに経営に役立つ情報などを発信してきました。しかし、紙媒体なのでほかの郵便物に紛れてしまったり、タイムリーな情報が届かなかったり……。
窪内:そうなんです。スマートフォンやパソコンなどで情報をご提供できたらいいなと考えていました。
泉:とにかく、いつもお世話になっている会員さまのために、システムを変えたかったんです。
―それで「とくさくnavi」の開設に踏み切ったわけですね。開設にあたって、ご苦労もあったのではないでしょうか。
野上:そうですね、初期はポータルサイト開設の基礎から学び始めて、勉強の日々でした。もちろん中々大変でしたが、「どうしたら会員さまに喜んでいただけるか?」という軸はぶれないように、イチから作り上げていきました。苦労もしましたがとてもやりがいがありました。
―そうした「とくさくnavi」が、いよいよオープンしたのですね。今後、「とくさくnavi」が会員さまにとってどのような存在になってほしい、などはありますでしょうか?
泉:「とくさくnavi」は毎日、ニュース番組やSNSを見るようにお役立ていただけたらな、と思っています。
野上:スマートフォンでの利用もできますし、会員さま1社につき5名さままでID登録もできますので、会社の皆さまの情報収集のお供になれるよう、頑張っていきたいですね。
窪内:会員さま同士で「今日の『とくさくnavi』見た?」のような会話をしていただけるように、会員さまの役に立つ情報をたくさん配信していきたいな、と思っています。とくぎんでサクッと気軽に利用できる「とくさくnavi」になってほしいですね。
杉:「とくさくnavi」でしか手に入らない情報を届けることで、いつもお世話になっている皆さまに少しでも恩返しができましたら幸いです。
―「とくさくnavi」は、会員の皆さまの情報収集に欠かせない存在になってほしいということですね。加えて、未来への展望を教えていただいてもよろしいでしょうか?
野上:そうですね……最初はセミナーの案内やコラムの配信から始まりますが、将来的には、この「とくさくnavi」が会員の皆さまをつなぐ場になればと考えています。
窪内:つなぐ、良いですね! 例えばですが経営者の方だけではなく、経理部門の方、人事部門の方など、会社の皆さま同士も交流できるようになると素敵ですね。
杉:徳島と大阪の2府県に拠点があるのも当行の大きな特徴なので、離れた地域のお客さま同士をつなぐ機会を「とくさくnavi」で創出できたら嬉しいですよね。
泉:加えて、ビジネスの情報だけではなく、釣りや将棋など、趣味が合うお客さま同士でもつながることができる機能なども実現できたら……と思っています。
―皆さんのお話を聞いていると、この「とくさくnavi」の開設は、とくぎんサクセスクラブにとっても、新たな第一歩なのだと伝わってきます。
杉:会員さまのために、日々新しいことをやっていきたい! という気持ちです。そうした活動を通じて、徳島大正銀行のファンがひとりでも増えたら良いなと思います。
泉:「とくさくnavi」は未来のためのファースト・ステップとして、10年後の会員さまや担当者にも恥じないようなサービスであってほしいし、そうしていきたいです。
窪内:10年先、って言葉すごく素敵ですね。とくぎんサクセスクラブらしい、温かみのあるサービスで、10年先も皆さまの応援を続けていけたらと思います。
野上:「とくさくnavi」を通して、会員さまの企業価値の向上、地域の活性化が実現できるサイトになってほしいと思います。
―最後に、会員の皆さまに一言お願いします!
野上:「とくさくnavi」は、これから皆さまと一緒に作り上げていくサイトだと考えております。どんどん新しい企画をしていこうと考えておりますので、よろしくお願いいたします。こんな企画をしてほしい、などの要望も大歓迎です! これからもお力添えさせていただけるよう、私どもも一丸となって頑張ります!
泉:唯一無二のサービスを目指します! 会員の皆さまのお役に立てるよう、皆さまの全力の応援団として、精一杯お力添えしていきます!
窪内:「とくさくnavi」を通して、会員さま同士や会員さまと徳島大正銀行の交流がより濃く、有意義なものになっていけばと考えております。今まで以上に、会員の皆さまの声をお聞きできるようになれば嬉しいです!
杉:「とくさくnavi」で、経営だけではなく日々の「得策(とくさく)」も、会員の皆さまにお伝えしていければと思います。皆でもっと、未来の徳島を元気にしましょう!
徳島大正銀行にとって、
「とくさくnavi」はとくぎんサクセスクラブ会員の皆さまと手を組んで、未来へ踏み出すための第一歩
です。
徳島大正銀行ならびに「とくさくnavi」事務局一同、会員の皆さまにお力添えできますよう、また、10年後の未来においても愛されるサービスでいられるように、この場所で日々、皆さまにとっての「得策」を発信・提供していきます。
今日から、ここから、とくぎんサクセスクラブは新たなスタートを切ります。これからも末永く、よろしくお願いいたします!
以上(2024年10月作成)
印刷して職場に掲載できるポスターです。
今回は、オフィスで地震に遭った際、ケガをしたり忘れ物をしたりしないよう、「地震で避難するときのルール」をまとめました。
こちらからポスターのPDFをダウンロードできます。緊急連絡先の欄に、責任者(所属長など)の連絡先を記入して、職場でご活用ください
以上(2024年9月作成)
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画像:日本情報マート
湯川秀樹氏は、日本人で初めてノーベル賞(物理学賞、1949年)を受賞した物理学者です。この世のあらゆる物質を構成している「原子」が、どのような仕組みで結びついているのかを解明し、後の物理学の発展に大きく貢献しました。
冒頭の言葉は、そんな湯川氏の物理学に対する執念と探究心をよく表したものです。アインシュタインなどと同じ時代に生きた湯川氏は、当時、劇的な進歩の過渡にあった物理学界に身を置き、常に第一線で戦っていました。昨日まで信じていた理論が一晩で覆されるのが普通の世界。湯川氏は何度も辛酸をなめる経験をしますが、諦めることなく、冒頭の言葉の通り前進を続けたのです。
湯川氏と物理学の出会いは、旧制高校のときに出会った、フリッツ=ライへ氏の『量子論』という本でした。幼少期から知的好奇心が強かった湯川氏は「なぜ?」と思ったことを1つずつ探究する物理学の楽しさにのめり込みます。その後、湯川氏は京都帝国大学(現在の京都大学)で物理学を専攻し、研究室の助手になりました。
前述した通り、激動の時代の物理学界に身を置いていた湯川氏は、あるとき、ひときわ衝撃的な出来事に出くわします。湯川氏と同じく「原子がどのように結びついているのか」を研究していたエンリコ・フェルミ氏が、湯川氏の研究よりも完成された理論を発表したのです。
しかし、湯川氏はそこで腐らず、物理学のさらなる深遠へと突き進みます。フェルミ氏の理論は先進的でしたが、不完全だったのです。湯川氏はその不完全な部分に注目して、原子の結びつきに関する新しい理論を研究します。昼夜問わず、布団の中でさえ夢中に考え続け、約8カ月後、湯川氏の「中間子理論」が誕生しました。中間子理論は、「原子を構成する陽子と中性子は、まだ発見されていない『中間子』によって結びつけられている」という理論です。後に宇宙線の観測により中間子が発見されたことでこの説は立証され、湯川氏はノーベル物理学賞を受賞したのです。
競争のように次々と新しい理論が発表されていた当時、湯川氏を含め学者たちは焦りを抱えていたことでしょう。しかし、競争とは「より良いもの」を生み出す過程でもあります。競争相手が出してきた答えから学び、時には疑問を抱き、また自分で「より良いもの」を生み出すために奮起する。これは学問だけではなく、ビジネスにも通じます。当時の物理学者たちがしのぎを削って研究に夢中になっていたように、競争という過程自体を楽しむことで、商品やサービスは本当の意味で磨かれ、やがては業界全体を「より良いもの」へと変えていくのでしょう。
湯川氏はその人生を物理学へと注ぎ、生涯「明日進むべき道」を探究し続けました。彼が導き出した道は、紛れもなく私たちが生きる現代の発展へと続いています。
出典:『[科学感動物語]ノーベル賞―最高の栄誉に輝く科学者』(山村紳一郎ほか(著)、学研教育出版、2013年2月)
以上(2024年11月作成)
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前回、予算と予測の違いを解説しました。今回は実際に予測を作成する時の留意点や活用方法について掘り下げていきたいと思います。
予測は日々刻々と変化していきます。例えば、今日作成する予測と明日作成する予測では数字が変わってきます。なぜかといえば、
ためです。とすると、予測は今日より明日、あるいは翌週作成したほうが価値あるものになるのでしょうか。答えは、否です。予測は数字の精度以上に、スピードこそに本当の価値があります。予測は作成すること以上に、活用することに意味があります。
「活用する」とは、
予測結果を見て、どういう行動を取るかを考え、そして実行する
ことです。この過程を通じて、目標である予算達成に近づくことが可能になるのです。そのためには、行動の内容を考えたり、実際に行動したりする時間が必要になります。多少の正確性は犠牲にしても、予測をある一定の時点でスピード感を持って作成しなければなりません。
具体的には、四半期(3カ月)ごとに予測をすることが有用と考えられます。逆に、月次での予測の作成では予測作成後に次の予測作成がすぐにきてしまい、行動の時間が十分に取れないため、あまり有用とはいえません。
「こうなるだろう」という見込みである予測を作る際には、その時点までの実績と最新情報に基づいて、翌月以降の予測の数値を置いていきます。

図表の中で予測と赤字で書かれているところに、予算の数値を入れてしまってはいけません。あくまで「予測」の数字を入れるのです。なぜ予算の数値を入れてはダメなのでしょうか。
その理由は3つ挙げられます。
1つ目の理由が、
情報のアップデートがされていない
という点です。例えば、半期予測時点のケースで考えてみると、作成から半年もたっていれば、景気などの外部環境にも、経営方針などの内部環境にも大きな変化が起きていてもおかしくありません。このため、売上などの残り半年の見込みも、期首で立てた予算の時とは当然変わってくるはずです。
2つ目の理由は、
予算が「こうなりたい」という目標であり、理想や期待を含めた数値である
という点です。期中で行う予測は、正確な業績見込みをするために現実的な数字を入れないといけません。このため、予算の数字を使うわけにはいかないのです。
3つ目の理由は、
費用の期ズレの問題
です。例えば、8月に開催する予定であった広告イベントが11月に延期になったとします。8月の実際の費用は少なくなり、8月に予算と実績の差(予実差)が生じます。しかし、その事実を反映していない予算の数値のままで11月の予測費用を作成してしまうと、年度の着地見込みを見誤ってしまいます。このように、予算で発生を見込んでいた月と異なる月に計上された費用が、二重計上や計上漏れとならないよう、予算ではなく予測の数値を使わなければならないのです。
中小企業では、予算計画を立てるところまで手が回っていないケースもあり、もしかしたら、「ウチの会社は予算を作っていないから、予測を作っても意味がない?」と考えられる方もいるかもしれません。
いいえ、決してそんなことはありません。実際、中小企業の現場では、月次決算ができるようになった後に、予算よりも先に予測にトライしている会社が多くあります。
どういう場面で使うかというと、
決算の着地見込みをつかむため
です。決算が近づいてくると、業績は良さそうだけど、いったいいくら税金を払わないといけないのだろうかなどと考え始めます。また、決算賞与を出して従業員の頑張りに報いてあげたいけど、どれくらい賞与を払えるだろうかといったことも考えることもあるかもしれません。
この場合に、そこまでの月次決算の数字に、残りの決算期末までの見込みをつなげて、年間の売上、費用、利益を予測するのです。
具体的には、期首から9カ月くらいまでの実績が出た時に、年度の予測をするというのをおすすめします。3月決算であれば、12月の月次が締まった1月中旬ごろに予測するわけです。この時期になれば、残り3カ月の売上の見込みも見えてきます。そして、変動費や固定費も9カ月の実績からかなり正確に見込むことができるはずです。そうすると、年度の売上、費用、利益が正確につかめるはずです。

それをもとに、税金に充てる資金の確保や、従業員への決算賞与の支払いなどのアクションにつなげていきます。
ここでは、9カ月の実績に3カ月の予測を合算して、年度の予測をつかみます。しかし、予算がないので予算と予測を比較して行動を起こすことはありません、しかし、年度の着地見込みが見えることで、決算賞与などの具体的なアクションにつなげていくことができます。
一般的に上場会社では、四半期ごとに予測が行われています。まだ予算の作成をしたことがない会社においては、予測を、期首から9カ月たった頃に行うというところから始めてみてもよいでしょう。

以上(2024年10月作成)
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