無機化学工業製品製造業は、2023年に事業所数約992、従業者約3.8万人と人員は微増したものの、製造品出荷額は約3兆2,697億円(前年比95.2%)と減少し、従業者1人当たりの出荷額も低下。原材料比率が約68.8%と高く、原料高への対応や収益性改善、付加価値向上が喫緊の課題です。
1 業界動向
1)業界全体
2023年の無機化学工業製品製造業の事業所数は992事業所(対前年比100.0%)、従業者数は3万7978人(対前年比102.9%)、製造品出荷額等は3兆2697億1600万円(対前年比95.2%)となっています。
1事業所当たりの従業者数は38人(対前年比102.9%)、現金給与総額は2億2600万円(対前年比105.5%)、原材料使用額等は22億6900万円(対前年比90.6%)、製造品出荷額等は32億9600万円(対前年比95.2%)、付加価値額は8億6100万円(対前年比98.8%)となっています。
従業者1人当たりの現金給与総額は590万円(対前年比102.5%)、製造品出荷額等は8610万円(対前年比92.5%)、付加価値額は2250万円(対前年比96.0%)となっています。
製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は68.8%(対前年比95.1%)、同付加価値額比率は26.1%(対前年比103.8%)、同現金給与総額比率は6.9%(対前年比110.8%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2)ソーダ工業
2023年のソーダ工業の事業所数は24事業所(対前年比100.0%)、従業者数は3165人(対前年比112.4%)、製造品出荷額等は2176億2400万円(対前年比110.0%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3)無機顔料製造業
2023年の無機顔料製造業の事業所数は61事業所(対前年比100.0%)、従業者数は4007人(対前年比102.5%)、製造品出荷額等は3356億4300万円(対前年比104.8%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
4)圧縮ガス・液化ガス製造業
2023年の圧縮ガス・液化ガス製造業の事業所数は301事業所(対前年比99.3%)、従業者数は5605人(対前年比109.2%)、製造品出荷額等は6594億3900万円(対前年比101.2%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
5)塩製造業
2023年の塩製造業の事業所数は72事業所(対前年比100.0%)、従業者数は1821人(対前年比100.0%)、製造品出荷額等は858億8200万円(対前年比118.3%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
6)その他の無機化学工業製品製造業
2023年のその他の無機化学工業製品製造業の事業所数は534事業所(対前年比100.4%)、従業者数は2万3380人(対前年比100.7%)、製造品出荷額等は1兆9711億2800万円(対前年比89.9%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)
品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)は次の通りです。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3 経営指標

(出所:日本政策金融公庫「小企業の経営指標2024」)
(注1)( )内は、調査対象企業数です。
(注2)受取利息を加味できないなど調査項目に限界があるため、「黒字かつ自己資本プラス企業」でも損益分岐点比率が100%を超える場合があります。
以上(2026年3月更新)
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画像:Mariko Mitsuda


















