【中堅社員のスピーチ例】「言いにくいこと」を伝える3つのポイント

【ポイント】

  • 「言いにくいこと」を避け続けると、後々大きな問題につながりかねない
  • 建設的な目的を持ち、Iメッセージで、具体的に伝えることが大切
  • 言いにくいことを伝えるのは、否定ではなく、共に成長していきたい願いの表れ

おはようございます。社内会議やクライアントとの打ち合わせなどで、意見が対立しそうな場面では、多かれ少なかれ「相手に不快な思いをさせたくない」「波風を立てたくない」と考えて、自分の意見を主張しづらくなるときがあります。しかし、そうした「言いにくいこと」を避け続ける状況が続くと、業務の改善が進まなかったり、小さな不満が積もって大きな問題になったりと、後々面倒なことになります。私自身も、過去に「もっと早く伝えていれば……」と後悔した経験があるので、今日は「言いにくいこと」を伝えるときに私なりに意識しているポイントを3つ話します。

1つ目は、「相手を責める」「不満をぶつける」という感情的な目的ではなく、「より良い成果を出すため」「円滑な業務遂行のため」といった建設的な目的を持つことです。「これを言ったら相手に嫌がられるかな……」と考えると消極的になってしまいますが、「これを言うことは相手のためにもなる」というマインドで臨めば、発言する勇気が湧いてくるはずです。

2つ目は、「あなたは~すべきです」ではなく、「私は~だと考えています」というI(アイ)メッセージで伝えることです。「あなたは…」を主語にすると、相手の行動を制限することになるので強い口調になりがちですが、「私」を主語にすると、柔らかい印象になります。

3つ目は、「いつも」「全然」といった曖昧な言葉を避け、「〇月〇日の〇〇の件ですが……」と具体的に伝えることです。せっかく主張をしても、曖昧な言い方では自分と相手の共通認識ができないので、物事が前に進んでいきません。なので、発言はできる限り具体的にしましょう。

これらは、私が若い頃、上司から「君の意見は分かるけれど、もう少し主観ではなく、事実と自分の感情を分けて話してみようか」とアドバイスされて以来、特に意識している点です。「言いにくいこと」を伝えるのは、確かに勇気がいります。しかし、それは決して相手を否定することではありません。むしろ、相手への真剣な関心と、共に成長していきたいという強い願いの表れだと私は考えています。私たちもコミュニケーションの種をまき、互いに高め合い、実り多い秋を迎えられるよう、今日から少しだけ「伝え方」を意識してみましょう。

以上(2025年9月作成)

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画像:Mariko Mitsuda

映画派?漫画派?小説派?経営者が好きなコンテンツ大調査!

1 経営者の好きなコンテンツ決定戦!

好きな物語を語れば、その人の価値観や意外な一面が浮かび上がってきます。それはもちろん、日々会社のために忙しく走り回る経営者も例外ではありません。日々の経営判断や人との向き合い方の背景には、実は幼いころに夢中になった漫画や、心を打たれた映画のワンシーンが息づいていることもあるのではないでしょうか。

そこで、中小企業の経営者214人に「好きなコンテンツ」についてのアンケートを実施し、

  • 映画・ドラマ派ですか? 漫画・アニメ派ですか? 小説派ですか?
  • 特に好きな作品や、心に残っているセリフ・シーンはありますか?
  • 特に好きな作品の好きなセリフやシーンについて教えて下さい

という3つの質問をしたところ、経営者の素顔や価値観が垣間見える結果が集まりました。この記事では、個性豊かな回答をジャンルごとにご紹介します。

アンケートは2025年8月に、インターネットを通じて行いました。回答の中で、明らかに誤字と思われる表記などは修正しています。

2 経営者が熱愛するコンテンツ第1位は一体!?

アンケートの結果

アンケートの結果、

映画・ドラマ派が57.9%

と、圧倒的な人気を見せました! 次点で漫画・アニメ派の19.2%、小説派の13.6%が続きます。「どれも好きではない」と答えた方も9.3%いました。

また、「映画・ドラマ派」「漫画・アニメ派」「小説派」のいずれかを選んだ方のうち、

特に好きな作品や、好きなセリフやシーンなどがある方は52.1%

でした。次章からは、経営者に人気のセリフやシーンを紹介していきます! なお、セリフやシーンは各経営者の回答に基づいており、実際の内容とは必ずしも一致しない場合があります。

3 映画・ドラマ派の経営者たち

映画・ドラマ派

映画・ドラマ派の「好きなセリフ」の中で最も票を集めたのは、

「I’ll be back(また来る)」(映画「ターミネーター」シリーズより)

でした!

その他の回答は次の通りです。数々の印象的な名台詞が揃っています。

  • 「Don’t think, feel(考えるな、感じろ)」(映画「燃えよドラゴン」より)
  • 「男が女を好きになるのは理屈じゃねえんだよ」(映画「男はつらいよ」シリーズより)
  • 「人生はお前が見た映画とは違うんだ。人生はもっと厳しいものだ」(映画「ニュー・シネマ・パラダイス」より)
  • 「天は我々を見放した」(映画「八甲田山」より)
  • 「なめたらいかんぜよ」(映画「鬼龍院花子の生涯」より)
  • 「怖いよ。けど誰かが行くんだよ。だから俺でいいんだよ。」(映画「突入せよ! あさま山荘事件」より)
  • 「誰かが貧乏くじ引かなきゃなんねえんだよ」(映画「ゴジラ-1.0」より)
  • 「待ってるだけじゃ、救えない命があるんです」(ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室」より
  • 「青春は贅沢だ」(ドラマ「ちはやふる めぐり」より)
  • 「たまるかー」「ほいたらね」(ドラマ「あんぱん」より)

また、「好きなシーン」では次のような回答がありました。

  • 映画「キリング・フィールド」……映画でエンディングのあたりでBGMとして流れたジョン・レノンの「イマジン」、まるでこの映画の為に作られたのかと思うほど感動的だった。
  • 映画「道」……冷たく当たっていた女性が亡くなり、掛け替えのない人を失い号泣したアンソニー・クインのシーン
  • 映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」……最後に百合が泣き崩れるところ
  • 映画「卒業」……結婚式場(教会)から花嫁を奪って逃げるシ-ン
  • 映画「タイムライン」……耳のない石像を見て、「It’s me.」と言ったところ
  • 映画「砂の器」……加藤嘉がわが子(加藤剛)を「知らん」と言うシーン

4 漫画・アニメ派の経営者たち

漫画・アニメ派

漫画・アニメ派の「好きなセリフ」の中で最も票を集めたのは、

「お前はもう死んでいる」(漫画「北斗の拳」より)

でした! また、

「地球か……何もかも懐かしい」(アニメ「宇宙戦艦ヤマト」より)

も、複数票を集めています。

その他の回答は次の通りです。

  • 「バルス」(映画「天空の城ラピュタ」より)
  • 「お前にサンを救えるか?」(映画「もののけ姫」より)
  • 「まるでシンクロニシティ!(意味のある偶然)」(漫画「ゴルゴ13」より)
  • 「聖闘士に同じ技は通じない」(漫画「聖闘士星矢」より)
  • 「君のような勘のいいガキは嫌いだよ」(漫画「鋼の錬金術師」より)

中には、「このセリフのここが好き!」を、熱く語ってくれた経営者も。

  • 「あきらめたらそこで試合終了だよ」(漫画「SLAM DUNK」より)……自分を奮い立たせたいときに思い出す
  • 「俺の敵はだいたい俺です」(漫画「宇宙兄弟」より)……何か挑戦しようとするときにためらう自分に対して
  • 「ちょっと勘弁してよォッ!! 法律が許すならオメーらの命なんてどーでもいいけどさあッ あたしに轢き殺させる気ィッ!?」(漫画「ジョジョリオン」より)……セリフを見るに、世の代弁だろうなという印象を見受けられるので

また、「好きなシーン」では以下のような回答が寄せられました!

  • 漫画「ONE PIECE」……魚人島でルフィがナミに麦わら帽子を被せたところ
  • 漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」……両津勘吉のお決まりのシーン

5 小説派の経営者たち

小説派

「小説派」の経営者たちももちろん、好きな気持ちでは負けていません。寄せられた回答は次の通りです。

  • 「大切なものは目に見えない」(「星の王子さま」より)
  • 「皇国の興廃、この一戦にあり」(「坂の上の雲」より)
  • 「遠藤周作作品の、心優しいカトリック(の表現)が好き」
  • 「壬生義士伝のシーンが好き」

以上(2025年9月作成)

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画像:ChatGPT

全事業所が対象!育児・介護休業法改正に係る指針の実務対応のポイント

「仕事と育児の両立」「仕事と介護の両立」を進める雇用環境の整備は、少子高齢化の進行により人手不足が続く中、貴重な人材の定着、新たな人材(特に若年労働者)を呼び込むための重要な経営課題といえます。

この記事は、こちらからお読みいただけます。pdf

農業の初期投資をサポート! 就農準備資金・経営開始資金

1 農業を始めたいけどお金が……そんな悩みを解決!

自然に囲まれて働きたい、自分のペースで仕事がしたい、地元に貢献したいなど、さまざまな理由から農業を始めようとする人は少なくありません。農林水産省によると、2023年の新規就農者数は4万3460人、うち3万9630人が親元での就農または雇用就農、3830人が新規参入者です(農林水産省「令和5年新規就農者調査結果」)。

一方、ネックとなるのが初期投資。全国新規就農相談センターによると、新規参入者が

  • 就農1年目に要した費用は平均896万円(機械・施設等への費用が670万円、必要経費が226万円)
  • それに対し、新たに農業経営を開始した参入者の自己資金は平均278万円

で、農業に必要な費用と自己資金の差額にかなりの開きがあるようです(全国新規就農相談センター「令和6年度新規就農者の就農実態に関する調査結果」)。

つまり、農業を始めたいけどお金が足りない……というのが多くの新規参入者が抱える悩みなわけですが、そんな悩みの解決に役立つ制度があります。それが、

農林水産省が実施している「就農準備資金・経営開始資金」

です。どちらも新規参入であるかどうかを問わず、次世代の農業を担うことを目指す49歳以下の人々に対し、就農準備段階や経営開始時の早期の経営確立を支援するために資金を交付する制度で、40代以下の農業従事者を拡大し、将来の農業経営を担う人材を育成することを目的にしています。

以降でそれぞれの概要を簡単に紹介します。なお、制度についてより詳しく知りたい人は、こちらをご確認ください。

■農林水産省「就農準備資金・経営開始資金」■
https://www.maff.go.jp/j/new_farmer/n_syunou/roudou.html

2 就農準備資金

就農準備資金は、農業技術を習得するための研修期間中の生活を支援することを目的としています。

1)主な交付要件

  • 就農時に49歳以下であること
  • 都道府県等が認めた研修機関で、1年以上かつ年間1200時間以上の研修を受けること
  • 原則として、前年の世帯全体の所得が600万円以下であること。ただし、資金の交付主体が生活費の確保の観点から支援を必要と認める場合は、この限りではない
  • 常勤の雇用契約を締結していないこと
  • 研修中のけがに備え、研修開始前に傷害保険に加入していること
  • 交付期間中に農業経営力向上のための研修を修了すること

2)支給額と交付期間:

  • 月額12.5万円(年間150万円)を交付
  • 交付期間は最長2年間。ただし、国内研修後に海外研修(最長1年間)を行う場合は、最長3年間まで延長が可能

3 経営開始資金

経営開始資金は、就農直後の経営が不安定な時期の生活を支援し、早期の経営確立を促すことを目的としています。

1)主な交付要件

  • 独立・自営で就農する49歳以下の「認定新規就農者」であること(市町村の審査を経て、事業計画の実現可能性が高いと公的に認められた経営者)
  • 経営開始5年後までに農業により生計が成り立つ実現可能な計画を立てていること
  • 経営を継承する場合でも、経営発展に向けた取り組みを行い、新規参入者と同等の経営リスクを負っていると市町村長に認められること
  • 原則として、前年の世帯全体の所得が600万円以下であること
  • 目標地図に位置付けられている農地を利用するか、または農地中間管理機構から農地を借り受けていること

2)支給額と交付期間:

  • 月額12.5万円(年間150万円)を交付
  • 交付期間は最長3年間
  • 夫婦で共同経営を行う場合、資金は年間150万円の1.5倍、つまり225万円を交付

4 申請時に必要な主な書類

資金を申請する際は、地方自治体の農業支援担当窓口に対し、必要書類を提出する必要があります。両資金制度で必要となる主な書類は次の通りです。

主な必要書類

この他、確約書、離職票の原本、経営開始時期の証明書類などが必要になります。

5 申請時の注意点

1)交付停止について

資金の交付は、以下の要件に該当した場合に停止されることがあります。

  • 前年の世帯全体の所得が600万円を超えた場合
  • 適切な研修や経営が行われていないと判断された場合
  • 虚偽の申請や不正な手段で資金を受給したことが判明した場合

特に注意すべきは、交付期間中に世帯所得が600万円を超えた場合に交付が停止されるという規定です。例えば、経営開始資金の受給期間中(最長3年間)に、事業が予想以上に急成長し、農業所得が大きく向上した結果、世帯所得が600万円を超えてしまうケースが想定されます。この場合、その時点で資金の交付は停止されます。

一見喜ばしい成功のようですが、翌年の作柄が悪化したり、市場価格が暴落したりして所得が減少した場合、既に資金は停止しているため、安定した生活基盤を失うリスクを抱えることになります。単に売上を最大化するだけでなく、資金停止後の経営リスクに備え、所得を計画的に管理する必要があるということです。

2)返還請求について

次のいずれかに該当した場合、資金の全額または一部の返還が求められます。

  • 就農準備資金の受給者が、研修終了後1年以内に就農しなかった場合
  • 経営開始資金の受給者が、交付期間終了後、その期間と同期間以上、同程度の営農を継続しなかった場合

これらの規定は、単なる手続き上のルールではなく、就農希望者が抱える2つの潜在的な事業リスクを具現化したものです。

1つ目は「就農失敗リスク」です。研修を終えたにもかかわらず、農地や資金の確保ができずに就農できなかった場合、それまでの受給額を全て返還しなければなりません。

2つ目は「経営失敗リスク」です。経営を開始しても、事業が立ち行かなくなり、義務付けられた営農期間を達成できなかった場合、資金返還の義務が発生し、自己資金と借入金に加えてさらなる負債を抱えることになります。

以上(2025年9月作成)

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画像:SENRYU-Adobe Stock

選択と集中のための「戦略的事業撤退」の考え方

1 事業撤退の要因

1つの事業だけで成長し続けることは難しく、新製品や新規事業へのチャレンジは欠かせません。その一方で、店舗を閉じたり製品の生産をやめたりする「撤退」も大切な経営判断です。そして、撤退には、赤字続きなど後ろ向きの判断の他に、

コア事業を成長させるためにその他の事業からは撤退するという、いわゆる「選択と集中」

もあります。この記事では、こうした「前向きな事業撤退=戦略的な事業撤退」にスポットを当て、その視点に立った事業撤退プロセスの基本を紹介しています。

2 収益性だけで撤退を決めてはいけない

撤退を検討する際、足元の「収益性」だけで判断するのではなく、「この事業が将来の成長に必要かどうか」を考えることが重要です。極端な例ですが、

  • 現在は赤字でも、将来の成長のために必要な事業なら継続する
  • 現在は黒字でも、将来の成長のために不要な事業なら徹底する

といったこともあり得ます。「黒字なのに撤退する」というのは違和感があるでしょうが、自社の将来にとって不要だったり、足枷になったりするのであれば、今、そこにリソースを割いていることの機会損失も考えるべきです。これは、自社開発と受託開発のジレンマに似ています。

受託開発は収益が安定しますが、リソースを割かれる分、本当にやりたい自社開発が滞る

ということです。特に中小企業は単一事業に最適化された組織となり、いざ現在の枠を出ようとしても、経営者の号令だけで組織がついてこられません。こうした事情も想定しつつ、素早く、そして勇気ある判断が経営者に求められることがあります。

3 事業撤退のプロセス

事業撤退を検討する前提は、

自社の「あるべき姿」が明確になっていること

です。その上で、「あるべき姿」を実現するために必要な事業分野を決めます。基本的には、次のようなプロセスで進めます。

事業撤退のプロセス

1.経営理念と経営目標の明確化

「自社は何のために存在するのか」「どんな価値を社会に提供するのか」という企業の存在意義や使命を明確にします。

2.SWOT分析

外部資源の「機会(Opportunities)と脅威(Threats)」、内部資源の「強み(Strengths)と弱み(Weaknesses)」を整理し、どこにチャンスがあるかを把握します。

3.事業ドメイン(事業領域)の設定

自社の強みを活かしながら成長できる領域を検討・決定します。

4.事業戦略の立案

選んだ事業ドメインについて、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の配分やマーケティングなど具体的な戦略を立案します。

5.個別事業戦略の実行

戦略を実行し、定期的に評価・見直しを行います。

4 早期撤退戦略と収穫戦略

1)早期撤退戦略と収穫戦略

撤退を決めた事業への対応は、事業の収支状況などによって異なります。

1.早期撤退戦略

対象の事業が赤字で将来性もない場合、できるだけ早く撤退します。損失を最小限にとどめ、主力事業への集中を早めるためです。

2.収穫戦略

撤退を決めた事業が黒字なら、撤退を決めた事業へのリソース配分を最小限に抑えつつ、そこから得られる利益を成長事業に振り向けます。収穫戦略を実行する場合は、撤退基準として一定の収益水準を事前に決めた上で取り組む必要があります。

2)収穫戦略を検討する際の視点

収穫戦略を検討する際、重要なのが「対象となる事業の収益の予想」です。もし、対象となる事業に競合が多い(競争が激しい)場合、短期間で収益が落ち込む恐れがあります。それを避けるには一定の投資が必要で、そうなると撤退を決めている事業に対し、これまでと同等かそれ以上のリソースを割かなければならなくなります。つまり、簡単な図で示すと、dの事業が最も収穫戦略に向いているということです。

収穫戦略を検討する際の視点

5 事業撤退を検討・実施できる組織

事業撤退は先送りにされがちです。主な理由としては、

  • 他の事業に転用できない工場・機械などの資産の存在
  • その事業に携わっている多くの従業員の存在
  • 経営者や従業員などの心理的抵抗感
  • 取引先などの利害関係者からの反対
  • 業界内などにおける社会的風評

などがあります。これらの中には、経営者として慎重な対応が求められるものがあります。例えば、ある事業から撤退することが他の事業の取引関係にも影響を及ぼす恐れがある場合、事前に十分な説明をして取引先の理解を得なければなりません。一方、合理的な意思決定を妨げる要因もあります。例えば、経営者や従業員などの心理的抵抗感です。特に、自らの手で生み出し、育て上げてきた事業には愛着があり、なかなか撤退を検討できないわけですが、経営者が率先してそうした意識を変革していく必要があります。そこで重要なのが、

事業撤退を検討する基準を明確にし、社内で共有しておくこと

です。例えば、「△年間継続して売上高利益率が○%を下回った場合」「市場シェアが□%以下になった場合」など、定量的な指標を設定しておけば、事業撤退の検討を自分の都合で先送りにすることはなくなるでしょう。そして、基準を作ったら、社内に広く公表します。これは、基準に該当しそうな事業に携わる従業員に対して、事業を立て直す努力をするチャンスを与えるためであり、いざ撤退が決定された場合に納得を得やすくするためです。

以上(2025年9月更新)

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画像:pixabay

【開催終了】2025年11月5日開催!きらやか銀行×GSX サイバーセキュリティセミナーのご案内

2025年11月5日、きらやか銀行と、サイバーセキュリティサービスを提供しているグローバルセキュリティエキスパート(GSX)との共催で、サイバーセキュリティセミナーを開催します。

近年は事業規模、地域を問わずサイバー攻撃の被害が多発しています。自社への被害だけでなく、自社の操業が止まることで取引先にも影響を及ぼすことから、サイバーセキュリティ対策は、すべての経営者が重要課題として取り組んでいくことが求められます。

このページの最後に、サイバーセキュリティ対策に役立つコンテンツも紹介していますので、ぜひご覧ください!


↑クリックで拡大表示↑

お申し込みフォームはこちらから(外部サイトへリンク)(先着順)

お申し込み締め切りは2025年10月29日(水)17:00です。

登壇者

  • 「サイバー空間をめぐる脅威の現状と対策」
    山形県警察本部 生活安全部サイバー犯罪対策課課長 補佐 小野 秀崇 様
  • 「お客様にちょうどいいセキュリティ対策をご提供するGSX 」
    グローバルセキュリティエキスパート 代表取締役社長 青柳 史郎 氏
  • 「事業継続に影響を及ぼすサイバー攻撃の脅威から経営リスクとしてどう取り組むべきか」
    グローバルセキュリティエキスパート 常務取締役 三木 剛 氏

プログラム

  • 15:00-15:30 受付開始
  • 15:30-15:35 開会ご挨拶 きらやか銀行 取締役頭取 西塚 英樹
  • 15:35-15:55 「サイバー空間をめぐる脅威の現状と対策」
    山形県警察本部 生活安全部サイバー犯罪対策課 課長補佐 小野 秀崇様
  • 15:55-16:05 「お客様にちょうどいいセキュリティ対策をご提供するGSX」
    グローバルセキュリティエキスパート 代表取締役社長 青柳 史郎氏
  • 16:05-16:45 「事業継続に影響を及ぼすサイバー攻撃の脅威から経営リスクとしてどう取り組むべきか」
    グローバルセキュリティエキスパート 常務取締役 三木 剛氏
  • 16:45-16:55 質疑応答
  • 16:55-17:00 閉会挨拶
お問合わせ先
きらやか銀行 法人サポート部 担当:福田、金田
電話:023-628-3822(直通)

きらやか情報ステーションでは、サイバーセキュリティ対策に役立つコンテンツも公開しています。ぜひご覧ください!

徳島大正銀行のお取引先企業6社が東京で商談〜『食の魅力』発見商談会2025!!

2025年7月4日(金)、東京都立産業貿易センターで、「『食の魅力』発見商談会2025」が開催されました。来場者数2526名、出展者数156社と大盛況で終わったこの商談会には、「全国の地域食品生産・製造・販売等を行う事業者と首都圏を中心とした食品バイヤーとのマッチング機会の創出」という狙いがあります。2011年にスタートしたこの商談会に、徳島大正銀行は第1回目から参加しています。

1 『食の魅力』発見商談会ってどんな商談会?

1)商談会の主役は地域の食品メーカー

一般的な食の商談会は、出展者の規模やジャンルを問わず、食品に関連する事業者であれば出展ができますが、『食の魅力』発見商談会は、地域の食品メーカーのみ出展ができて、食品容器や資材等を扱う食品関連事業者は出展不可となっています。そうした意味では、選ばれた参加者による「濃い商談会」といえるでしょう。

2)来場者は食品バイヤーのみ(完全B to B)

一般的な食の商談会は、食品バイヤーに限らず、食品メーカーに営業をしたい資材メーカー(食品容器、機械等)、コンサル会社等多くの人が来場できます。『食の魅力』発見商談会は、食品バイヤーに限定しています。来場申込者の属性を確認し、食品バイヤーと認めた人のみが当日来場できるようになっています。こちらも、まさに成果を追求するからこその取り決めです。

他にも、

◆銀行・事務局による万全のサポート体制
◆事前予約制個別商談会
◆出展者×出展者マッチング

などの特徴があります。

2 徳島大正銀行のお取引企業が6社出展!

今回の商談会には当行のお取引先企業6社がご出展されました。

  • 株式会社農家ソムリエーず
  • 株式会社高松製菓
  • 株式会社ニシキランバー
  • 羊HOUSE
  • ヤマク食品株式会社
  • 株式会社ヨシダ

(注)イベントページの紹介順に掲載しています。

各社のご紹介動画はこちらから、ご覧いただけます!
(下の画像をクリックしていただくと、YouTubeに遷移します)


3 うれしい声が続々! お問い合わせも受け付けています!!

会場の風景や参加者からの声をお届けします。

会場の風景1

全国から156社が出展。初出展は58社。来場した食品バイヤーは2526名でした!

会場の風景2

会場では至る所で、商品の説明や試食、名刺交換、個別商談会が行われるなど熱気に溢れていました。

会場の風景3

個別商談会ブースで商談を行う出展者とバイヤー

事務局へ届いた【来場した食品バイヤーからの声】

  • 「普段直接お会いすることが無いメーカーさまと商談ができた」
  • 「地域のこだわりの商品が数多くあり、とても興味深かった」
  • 「出展者の熱意が高く、商品発掘の参考になった」

事務局へ届いた【出展された食品メーカーからの声】

  • 「来場した食品バイヤーの質が高く、確度の高い意見交換ができた」
  • 「出展者同士でも実りある商談・情報交換ができ、学びが多かった」

当行取引先さまブースには、常にたくさんのバイヤーが訪れ、商品の魅力を知っていただくことができました。嬉しいお声を聞くことができ、本商談会に大きな可能性を感じています。また、出展者とバイヤーの真剣な交渉を肌で感じ、本商談会と金融機関支援の必要性を改めて感じる機会となりました。

来場した食品バイヤー

(株)三越伊勢丹、(株)大丸松坂屋百貨店、(株)髙島屋、(株)小田急百貨店、(株)京阪百貨店、(株)明治屋、(株)成城石井、(株)イトーヨーカ堂、イオンリテール(株)、(株)パレスホテル、(株)西武・プリンスホテルズワールドワイド、(株)八芳園、キリンシティ(株)、サントリー(株)、(株)ローソン、三菱食品(株)、伊藤忠食品(株)、三井食品(株)、(株)日本アクセス、(株)カタログハウス、国分グループ本社(株)、(株)G7ジャパンフードサービス、(株)JR東日本商事、(株)JALUX等

「『食の魅力』発見商談会」についてのご相談は、お取引のある営業店にお問合せください。または、とくぎんサクセスクラブnaviのお問合せフォームからご連絡ください。

【事業承継】後継者に読んでほしい。自信を持って理想を追求しよう

1 先代からの授かり物ではなく、未来からの預かり物

後継者は望むと望まざるとに関係なく、先代が築いたさまざまな経営の資産を引き継ぎます。収益や負債、それ以外にも会社の雰囲気のような無形のものまで引き継ぎます。先代が抜群のカリスマ性で組織を率いていたら、後継者は自分にもカリスマ性があるか悩みますし、周囲も先代と後継者を比較します。

そのようなとき、後継者の選択は、

  • 先代のまねをする
  • 自分を出す
  • 最初だけ先代のまねをする

といったものです。例えば、「自分を出す」であれば、

「私は先代のようなカリスマ性はありませんので、全員で知恵を出し合いながら経営をしたいと思います。どうか力を貸してください」

などと宣言します。後継者は後継者であり、自由なのです。

ただし、一つだけ決して忘れてはならないことがあります。それは、

その経営の資産は、先代からの授かり物ではなく、未来からの預かり物である

ことです。先代が残してくれたものは、会社をさらに発展させて未来にバトンをつなぐために使うものなのです。

2 とはいえ、さまざまなプレッシャーが……

1)失敗をしてはいけない?

「自分は自分」と思っていても、会社が積み重ねてきた歴史はやはり重たいものです。老舗のブランド、積み上げてきた利益など、後継者はそれらを守らなければならないというプレッシャーを感じるでしょう。

厳しいようですが、これは後継者の宿命として受け入れるしかありません。また、新しいことにチャレンジしなければ老舗であっても潰れる時代ですから、「ブランドを守りつつ、新しいことにチャレンジする」という難しいかじ取りも求められます。これを実行した結果、一時、収益は落ち込むかもしれませんが、将来の飛躍のための通過点と割り切るくらいのハートの強さを持ってください。

2)この雰囲気を壊してはいけない?

特に中小企業の場合、社長の意向やキャラクターによって会社の雰囲気が決まります。今、先代の雰囲気で会社がうまく回っているとしたら、後継者はそれを壊したくないとプレッシャーを感じるでしょう。事業承継をきっかけに辞める社員が出ているようなら、なおさらです。

しかし、これは一過性のものなので安心してください。後継者は意識しなくても、後継者がそこにいるだけで、自然に後継者の雰囲気が会社になじんでいきます。また、ほんの一部の社員を除けば、社員は後継者が考えているほど過去の雰囲気に固執していませんし、深く考えてもいません。

3)取引を守らなければいけない?

当然ながら、これまでの取引を守らなければならないというプレッシャーを感じるでしょう。しかし、残念なことに、自社との取引を見直したいと考えていた先は、事業承継をきっかけに取引解消や値下げを申し出てくるかもしれません。いきなりタフな交渉となりますが、結果はどうあれ、やられっ放しは駄目なので、つらくても踏ん張って自身の存在感を示してください。

見方によっては、事業承継をしてすぐにタフな交渉に臨むことで、経営者としての胆力も鍛えられるでしょう。それに、事業承継を利用したいのはこちらも同じです。例えば、

先代の時代は人が手作業でやっていたことを、生成AIで代行できないか検討してもらう

など、取引慣習を見直す絶好のチャンスです。

いずれにしても、最初のうちは取引先と交渉する内容について先代に相談するようにしましょう。どういった経緯で現在の取引になっているのかが分かれば交渉を有利に進められます。

3 後継者が自分のために取り組んだほうがよいこと

1)メンターや仲間を持つ

困ったことがあったときに限らず、定期的に話を聞いてくれるメンターを持ちたいものです。全く別の視点からのアドバイスは、後継者にとって厳しくもあり、優しくもあります。メンターはさまざまな出会いの中で見つけます。「この人だ!」という人がいたらメンターになってほしいとお願いすればよいですし、経営者仲間から紹介してもらうこともできるでしょう。

また、よくいわれることですが、経営者は孤独です。それは、経営者の気持ちは経営者しか分からないところがあるからです。そこで、ぜひとも、利害関係のない経営者仲間を持ちたいものです。後継者教育の一環として大学院に通ったのなら、その同窓生は仲間になりやすいです。異業種交流会に参加して、気の合う経営者と仲良くなることもできます。相手も経営者仲間を探しているので、ハードルは高くないです。

2)サボらず勉強する

経営者は多忙ですが、勉強しない人はいません。「本を読む」「人から話を聞く」など、どのような方法でもよいので、ぜひ、最新で多様な情報に触れる機会を必ず持ってください。これを怠ると、本当にあっという間に時代に取り残され、周囲の話についていけなくなります。

なお、勉強するというと専門家のような知識を身に付けることを考えるかもしれませんが、そこまでの必要はありません。肝となる部分さえ押さえておけば大丈夫です。ただし、念のためにお伝えしますと、

本業については他を寄せ付けないほどの専門家

でなければなりません。

以上(2025年8月更新)

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画像:Mariko Mitsuda