2023年の紙製容器製造業は、製造品出荷額が2兆8,266億円(対前年比105.6%)に達し、従業者数8万6,570人と事業所数も微増するなど全体で回復基調にあります。段ボール箱や紙器が牽引し、付加価値や一人当たり生産性も上昇。段ボール箱は約2兆133億円と最大セグメントで、地域別では埼玉・大阪・福岡などが上位です。一方で原材料比率は約65.7%と高く、現金給与比率はやや低下しており、コスト構造の改善と賃金押上げが課題です。
1 業界動向
1)業界全体
2023年の紙製容器製造業の事業所数は3208事業所(対前年比100.3%)、従業者数は8万6570人(対前年比101.1%)、製造品出荷額等は2兆8266億1800万円(対前年比105.6%)となっています。
1事業所当たりの従業者数は27人(対前年比100.8%)、現金給与総額は1億800万円(対前年比101.5%)、原材料使用額等は5億7900万円(対前年比104.6%)、製造品出荷額等は8億8100万円(対前年比105.3%)、付加価値額は2億5900万円(対前年比107.3%)となっています。
従業者1人当たりの現金給与総額は402万円(対前年比100.7%)、製造品出荷額等は3265万円(対前年比104.4%)、付加価値額は959万円(対前年比106.5%)となっています。
製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は65.7%(対前年比99.4%)、同付加価値額比率は29.4%(対前年比102.0%)、同現金給与総額比率は12.3%(対前年比96.4%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2)重包装紙袋製造業
2023年の重包装紙袋製造業の事業所数は117事業所(対前年比100.9%)、従業者数は3568人(対前年比103.0%)、製造品出荷額等は819億8300万円(対前年比104.8%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3)角底紙袋製造業
2023年の角底紙袋製造業の事業所数は90事業所(対前年比100.0%)、従業者数は2980人(対前年比100.8%)、製造品出荷額等は902億2200万円(対前年比100.8%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
4)段ボール箱製造業
2023年の段ボール箱製造業の事業所数は1833事業所(対前年比100.2%)、従業者数は5万1765人(対前年比101.2%)、製造品出荷額等は2兆133億3200万円(対前年比105.3%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
5)紙器製造業
2023年の紙器製造業の事業所数は1168事業所(対前年比100.3%)、従業者数は2万8257人(対前年比100.7%)、製造品出荷額等は6410億8100万円(対前年比107.2%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)
品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)は次の通りです。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3 経営指標

(出所:日本政策金融公庫「小企業の経営指標2024」)
(注1)( )内は、調査対象企業数です。
(注2)受取利息を加味できないなど調査項目に限界があるため、「黒字かつ自己資本プラス企業」でも損益分岐点比率が100%を超える場合があります。
以上(2026年3月更新)
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画像:Mariko Mitsuda




















