製材業・木製品製造業は事業所数・従業者数が横ばいで推移する一方、製造品出荷額が前年比90.0%と減少し、全体として縮小傾向が見られます。特に一般製材業の落ち込み(88.1%)が大きく、木材市況の変動や住宅需要の鈍化が影響したと考えられます。原材料使用額比率は61.3%と上昇し、コスト高による付加価値率の低下(33.4%)が収益性を圧迫しています。一方、特殊製材業は109.8%と伸びを見せ、分野間で明暗が分かれる構造です。総じて、同業界は原材料価格の高止まりや需要変動に直面しつつ、高付加価値製品への転換が求められる局面にあります。
1 業界動向
1)業界全体
2023年の製材業、木製品製造業の事業所数は3101事業所(対前年比99.2%)、従業者数は3万3806人(対前年比100.3%)、製造品出荷額等は9723億5700万円(対前年比90.0%)となっています。
1事業所当たりの従業者数は11人(対前年比101.1%)、現金給与総額は4000万円(対前年比102.4%)、原材料使用額等は1億9200万円(対前年比93.6%)、製造品出荷額等は3億1400万円(対前年比90.7%)、付加価値額は1億500万円(対前年比81.5%)となっています。
従業者1人当たりの現金給与総額は370万円(対前年比101.3%)、製造品出荷額等は2876万円(対前年比89.7%)、付加価値額は961万円(対前年比80.6%)となっています。
製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は61.3%(対前年比103.2%)、同付加価値額比率は33.4%(対前年比89.8%)、同現金給与総額比率は12.9%(対前年比113.0%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2)一般製材業
2023年の一般製材業の事業所数は2390事業所(対前年比99.1%)、従業者数は2万6645人(対前年比100.5%)、製造品出荷額等は7823億7600万円(対前年比88.1%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3)単板(ベニヤ)製造業
2023年の単板(ベニヤ)製造業の事業所数は79事業所(対前年比96.3%)、従業者数は1204人(対前年比92.2%)、製造品出荷額等は267億2700万円(対前年比93.1%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
4)木材チップ製造業
2023年の木材チップ製造業の事業所数は499事業所(対前年比100.0%)、従業者数は4,912人(対前年比101.4%)、製造品出荷額等は1456億500万円(対前年比98.1%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
5)その他の特殊製材業
2023年のその他の特殊製材業の事業所数は133事業所(対前年比99.3%)、従業者数は1045人(対前年比100.1%)、製造品出荷額等は176億4900万円(対前年比109.8%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)
品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)は次の通りです。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3 経営指標

以上(2026年3月更新)
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画像:Mariko Mitsuda












































