ガラス・同製品製造業は事業所数・従業者数が横ばいからやや減少する一方、品目別で動きに差が出ています。板ガラス加工や容器、ガラス繊維は出荷額が増加した反面、ガラス製加工素材などは低迷し付加価値は総じて減少。現金給与は上向くが原材料費比率の高さや採算性改善が課題で、主要な生産地は愛知・滋賀などです。
1 業界動向
1)業界全体
2023年のガラス・同製品製造業の事業所数は934事業所(対前年比98.8%)、従業者数は4万5538人(対前年比99.6%)、製造品出荷額等は1兆5822億6200万円(対前年比100.2%)となっています。
1事業所当たりの従業者数は49人(対前年比100.8%)、現金給与総額は2億6900万円(対前年比103.5%)、原材料使用額等は8億9800万円(対前年比101.2%)、製造品出荷額等は16億9400万円(対前年比101.3%)、付加価値額は6億8800万円(対前年比95.8%)となっています。
従業者1人当たりの現金給与総額は552万円(対前年比102.6%)、製造品出荷額等は3475万円(対前年比100.5%)、付加価値額は1411万円(対前年比95.0%)となっています。
製造品出荷額等に占める原材料使用額等比率は53.0%(対前年比99.8%)、同付加価値額比率は40.6%(対前年比94.5%)、同現金給与総額比率は15.9%(対前年比102.1%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2)板ガラス製造業
2023年の板ガラス製造業の事業所数は10事業所(対前年比100.0%)、従業者数は4159人(対前年比98.1%)、製造品出荷額等は1786億3100万円(対前年比101.5%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3)板ガラス加工業
2023年の板ガラス加工業の事業所数は263事業所(対前年比98.1%)、従業者数は1万2424人(対前年比94.4%)、製造品出荷額等は4022億6500万円(対前年比119.8%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
4)ガラス製加工素材製造業
2023年のガラス製加工素材製造業の事業所数は71事業所(対前年比101.4%)、従業者数は5247人(対前年比98.9%)、製造品出荷額等は1956億800万円(対前年比73.2%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
5)ガラス容器製造業
2023年のガラス容器製造業の事業所数は41事業所(対前年比100.0%)、従業者数は3516人(対前年比101.5%)、製造品出荷額等は1505億2400万円(対前年比112.7%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
6)理化学用・医療用ガラス器具製造業
2023年の理化学用・医療用ガラス器具製造業の事業所数は81事業所(対前年比100.0%)、従業者数は2581人(対前年比106.3%)、製造品出荷額等は473億3000万円(対前年比104.0%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
7)卓上用・ちゅう房用ガラス器具製造業
2023年の卓上用・ちゅう房用ガラス器具製造業の事業所数は45事業所(対前年比100.0%)、従業者数は1290人(対前年比98.8%)、製造品出荷額等は325億3000万円(対前年比104.6%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
8)ガラス繊維・同製品製造業
2023年のガラス繊維・同製品製造業の事業所数は152事業所(対前年比99.3%)、従業者数は6939人(対前年比99.0%)、製造品出荷額等は2499億300万円(対前年比101.8%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
9)その他のガラス・同製品製造業
2023年のその他のガラス・同製品製造業の事業所数は271事業所(対前年比97.8%)、従業者数は9382人(対前年比106.5%)、製造品出荷額等は3254億7100万円(対前年比94.3%)となっています。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
2 品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)
品目別・都道府県別出荷金額ランキング(2023年実績)は次の通りです。

(出所:経済産業省「経済構造実態調査(製造業事業所調査)」を基に作成)
3 経営指標

(出所:日本政策金融公庫「小企業の経営指標2024」)
(注1)( )内は、調査対象企業数です。
(注2)受取利息を加味できないなど調査項目に限界があるため、「黒字かつ自己資本プラス企業」でも損益分岐点比率が100%を超える場合があります。
以上(2026年3月更新)
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画像:Mariko Mitsuda





































