【ポイント】
- 昭和は、「便利さが“当たり前”になるまで」を体験した時代
- “当たり前”は変わる。環境も変わる。だから仕事のやり方も変えられる
- 「来期に残したい“当たり前”」と「来期はやめたい“当たり前”」を1つずつ決めよう
皆さん、おはようございます。2026年は、「昭和」が始まってから100年、いわゆる昭和100年と言われる節目の年です。昭和と聞くと、なんとなく「昔の時代」というイメージで終わってしまいがちですが、昭和って実は、ひと言でまとめられないくらい激しく時代が動いた期間なんですよね。戦前・戦中・戦後の混乱、そこからの復興、そして高度経済成長。社会の空気も、技術も、働き方も、生活も、何度も“前提”がひっくり返っています。
例えば、生活の変化で言えば分かりやすいのが「家の中」です。白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫といった“暮らしを変える道具”が普及して、家事の時間の使い方がガラッと変わった。そこからカラーテレビになり、車が広がり、家族旅行が現実的になっていく。つまり昭和は、「便利さが“当たり前”になるまで」を体験した時代でもあります。
もちろん、何もせずに勝手に時代が変わることはありません。テレビや洗濯機や自動車が出てくる前の暮らしぶりに対し、「これが“当たり前”でいいのか? もっと便利な暮らしを“当たり前”にできないか?」と考え、実際に変えようとしてきた人たちがいたから、時代は動いてきたのです。
私が言いたいのは、「“当たり前”は変わる。環境も変わる。だから仕事のやり方も変えられる」ということです。ちょうど今は年度末です。ここで、皆さんに昭和100年にちなんだお願いを1つだけさせてください。「来期に残したい“当たり前”」と「来期はやめたい“当たり前”」を1つずつ決めてください。残したい“当たり前”は、「安全確認を丁寧にする」「お客様への返信を早くする」「報連相を省かない」など、品質や信頼に直結するものです。やめたい“当たり前”は、「AIでできることを、いまだに人力でやっている」「書面を確認するだけのことを、わざわざ会議でやる」「確認フローが多すぎて、仕事が前に進まない」など、ムダや停滞につながるものです。
昭和が始まってからの100年は、技術が進んだだけじゃなくて、仕事の“やり方”が変わり続けた100年でもありました。私たちも同じで、来期を気持ちよく始めるために、今日から少しずつ“当たり前”を整えていきましょう。昭和100年は、懐かしむ年というより、次の時代の“当たり前”を仕込む年。そう捉えて、今年度の締めを良い形で迎えたいと思います。
以上(2026年3月作成)
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画像:Mariko Mitsuda